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卓球ノート  作者: 誠也
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サーブのテクニック

「徹、サーブを教えてくれ!」

「サーブ?」

「うん、昨日の徹との試合で徹みたいにスゲーサーブを出してみたいと思って。」

「そっか、じゃあ僕の知ってるサーブのテクニックをいくつか。まずはサーブの長さかな。」

「長さ?」

「うん、サーブが相手コートでワンバウンドしかしなかったら相手は攻めようと思ってドライブして来ちゃうでしょ。だから相手コートでツーバウンドするサーブを出すと相手は台上で処理しないといけないから台上処理が上手い人意外は繋ぎの球になりやすいんだ。ピン球ってねバウンドしてから次にバウンドするとき大体3分の2くらいの長さになるんだ。それを計算して出すといいかも。でね僕の感じからいくと下回転系のサーブは自分のコートのネット際に落とすと相手コートでツーバウンドしやすいんだ。今度試してみて。」

「長さか、確かに台から出ちゃうとドライブできちゃうな。」

「次にモーションかな。これもいろいろあるけど、相手を騙す様なものがいいかな?例えば、下回転のサーブを出そうとするときボールの下を切るように擦って出すでしょ。その動作を見て相手は下回転だって判断すると思うんだけど、ボールの下を擦った後フリーになったラケットをあたかも上回転を出したように振り上げるんだ。そうすると相手も一瞬今のサーブは下回転?それとも上回転?と迷うかもしれないんだ。サーブが相手コートに届くのもすぐだから一瞬でも相手を騙せたらチャンスに繋がるんだ。」

「なるほどね。相手を騙してチャンスを作るか、なんとなくわかったよ。」

「もう一つ、今度はモーションを全く同じにして全く違う回転を出すんだ。」

「昨日徹が出したヤツだな。」

「うん、これがちょっと難しくて、僕もできるようになるまで時間がかかったよ。ちょっとバレやすいけど簡単なのが横下回転と横回転の使い分けかな。横下回転のときはボールの斜め下を切るように擦ってその後フリーになったラケットの少し押し出す様にやるんだ。横回転のときはボールの斜め下を切るように見せかけてボールの横を軽く押し出すんだ。これをよりモーションを近づけると相手が何の回転かわからなくなって三球目がチャンスボールになるかもしれないよ。あとバウンドの仕方も同じようにできたらより効果的かな。ある程度のレベルになるとバウンドの仕方でも回転を見分けられちゃうんだ。だからこればっかりは練習して感覚を身に付けるしかないかな。」

「わかった。やってみるよ。」


よし、練習するぞ!

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