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晴れた空

作者: 米田和久

義男が、35歳のとき、荒れた世の中が、治まった。

35歳までに、義男は、病気になっており、国から年金をもらうようになっていた。

35歳まで、義男は、荒れた世の中で、就職できず、映画や音楽のコンサートを、楽しんでいた。

36歳から、義男は、自己啓発をはじめた。

まず、英会話から。それと、PCをはじめた。また、CDラジカセを買って、音楽を引き続き楽しんだ。

映画は、家のケーブル・テレビで。

自己啓発の楽しさを知った義男は、「楽しいボールペン習字」を、購入して、やりはじめた。病気の薬の副作用で、文字が、乱れていたからだ。

この「ボールペン習字」は、有効で、薬で乱れる前の文字を、義男は取戻すことができた。

さらに、「ボールペン習字」の題材になっていた、俳句に興味をもち、「ボールペン習字」のあとは、俳句の初心者講座に、入っていった。

雑誌「俳句」という本を定期購読し、俳句の会にも入った。長年、映画や音楽だったから、自分の芸術をすることに、喜びを覚えていた。俳句の会には、時期を少しずらして、2つ、入った。ほとんど、同時期に、ふたつの俳句の会の会員であった。

俳句の会の次は、大学を出るときに、決めていた、国家資格の道だ。

義男は、今さら、合格するはずないと、わかっていて、講座を申し込んだ。

大学卒業以来、2つの国家試験を、目指したが、その両方を勉強した。

合格を目指してではなかったが、楽しく、受講した。

俳句も続けていたので、受講が終わると、「俳句をたしなむ法律家」になっていた。

もちろん、公式ではないが・・。

義男は、それから、読書をはじめた。

村上春樹の作品だった。

今は、義男は、芥川賞や直木賞の作品を、読むようになり、クラシック音楽をCDで、楽しむ。

それから、テレビずきの母と、テレビを付き合う。

父の料理を食べる。

父や母とは、これから、どのくらい一緒にいられるだろうか。

義男は、町へ出るとき、よく行った、オーケストラのポスターを見てなつかしんだ。

オーケストラは、義男の場合、ふたつあって、それぞれのコンサートの特色を、思い出した。

また、POPSを楽しんだアリーナに、なぜか、近づいたとき、今、POPSに青春している人たちを見た。





みなさん、10年くらい前、日本の世の中は、変わりましたよね。

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