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第82章 ノーベル平和賞の余韻

第82章 ノーベル平和賞の余韻


北欧・オスロでの歴史的なノーベル平和賞授賞式を終えた篠原賢人、古賀副社長、大石専務の三人は、スカンジナビア航空の特別便で羽田空港へと戻ってきた。長旅の疲労を抱えつつも、どこかやり遂げた穏やかな充実感に包まれていた三人だったが、その静寂は機体が日本の土を踏んだ瞬間に破れ去ることとなった。


「篠原CEO、ならびに古賀様、大石様。日本へのお帰り、誠におめでとうございます」


搭乗機が滑走路を旋回し、羽田空港の専用スポットに停止すると同時に、まだ一般客が降機を始めていない機内へと、黒のスーツに身を包んだ外務省および内閣府の高級官僚たちが慌ただしく乗り込んできた。


「……何かあったのですか?」


眉をひそめる大石に対し、官僚は緊張した面持ちで一礼した。


「現在、空港周辺はもとより、日本全国が皆様のノーベル平和賞受賞により大変な騒ぎとなっております。政府としては民間企業初の快挙に対し、国家の総力を挙げて皆様をお迎えする体制を整えております。これより国賓専用ルートにて移動していただきます」


三人が戸惑う間もなく、タラップを降りると、そこには黒塗りの最高級国産センチュリーや警察の先導白バイ隊、警視庁SPの車両がずらりと列をなしていた。手荷物検査も入国審査もすべて特別ルートで一瞬にしてパスし、誘導されたのは空港内にある格式高い「国賓専用貴賓室」であった。


重厚な扉が開かれると、室内に漂う重々しい覇気に三人は息をのんだ。


そこに待機していたのは、外務大臣、財務大臣、国土交通大臣といったそうそうたる政府閣僚たち、そして中央で温かい笑みを浮かべて立つ内閣総理大臣・松田の姿であった。


「篠原CEO、古賀副社長、大石専務! 日本国の、そして全人類の誇りたる皆様のお帰り、心より歓迎いたします!」


松田首相は自ら歩み寄り、篠原の手を両手で力強く握りしめた。


「ウクライナでの地雷除去、ドバイでの海水淡水化プラント建設……皆様が世界で見せた日本の圧倒的な技術力と、平和への熱き情熱。民間企業でありながら、どんな外交交渉よりも深く世界と日本の絆を深め、平和をもたらしてくださった。総理として、一人の日本人として、心からの感謝と敬意を申し上げます」


続いて古賀、大石ともガッチリと握手を交わした松田首相は、付き添いの秘書官に指示を出した。


「これよりの全日程は、国家の威信をかけた特別警護体制で執り行います。まずは皇居へ向かっていただきます。天皇陛下が皆様の功績をお聞きになり、ぜひ直接おねぎらいのお言葉を賜りたいと仰せでございます」


「えっ……陛下が……!?」


現場主義で幾多の修羅場をくぐり抜けてきた古賀副社長も、さすがに言葉を詰まらせ、大石も驚きのあまり眼鏡の位置を直すことすら忘れていた。


国賓専用VIPルームを出ると、数十台の警察車両とSP車両にガードされた黒塗りの車列が、羽田空港から首都高速道路へと滑り出した。高速道路は三人の車列を通すために全線で一般車両が一時通行止めとされるという、まさに「国賓級」の超破格の厳戒態勢であった。沿道の歩道や歩道橋には、日の丸の小旗を手にした大勢の市民や報道陣が鈴なりになっており、車列が通過するたびに「おめでとう!」「ありがとう!」という歓声が響き渡った。


皇居・宮殿へと到着した三人は、緊張で背筋を伸ばしながら鳳凰の間へと案内された。


格式高い空間で三人を温かく迎え入れた天皇陛下は、一人ひとりの目を優しく見つめられ、穏やかなお声でお言葉をかけられた。


「篠原さん、古賀さん、大石さん。世界各地の困難な地へ自ら赴き、人々の命と平和な暮らしを守るために力を尽くされたこと、誠に感銘を受けました。雪国の厳しい環境で培われた皆様の知恵と情熱が、地球の反対側で多くの人々の笑顔となっていることは、我が国の大きな誇りです。どうかこれからも体をご自愛いただき、人々のために歩み続けてください」


「もったいなきお言葉……誠に光栄に存じます」


篠原は静かに深く頭を下げ、古賀と大石も胸に迫る熱い感動を抑えながら平伏した。


その夜、三人は政府が手配した都内の超高級ホテルの最上階VIPスイートに宿泊することとなった。だが、休まる暇はなかった。ホテルの敷地周りには数百人におよぶ内外のメディアやカメラマンが詰めかけ、フラッシュの光が絶え間なくホテルの壁面を照らしていた。


その大群衆の最前列には、かつてガムテープで壊れかけたカメラを補修しながら南越急行の真実を追い続けていた『新形テレビ20』の報道陣の姿もあった。高橋報道局長や井上カメラマンが、誇らしそうに、そしてどこか感慨深そうにマスコミの先頭でマイクを握りしめている姿が、ホテルの窓から見えた。


「おいおい……まるでハリウッドスターか世界の首脳陣にでもなった気分だな」


古賀が苦笑いを浮かべながらカーテンをそっと閉めた。


「世間のノーベル平和賞フィーバーは、こちらの想像を遥かに超えていますね……。我がグループの株価も、連日のストップ高で時価総額が測定不能な領域に達しています」


大石が呆れたように手元の端末を眺め、篠原もまた「ありがたいことだが、少し参ったな」と苦笑いを漏らすのだった。


翌朝、さらに破格の待遇が三人をお待ち受けていた。


ホテルから送迎車で東京駅へと向かった三人は、一般の改札やホームを通ることなく、かつて皇族や海外の元首しか使用を許されなかった東京駅地下の「国賓専用地下通路」および「貴賓室」へと誘導された。


そこから専用エレベーターで上がった上越新幹線の専用ホームには、すでに新潟行きの「とき」が停車していた。


「篠原CEO、本日は皆様のご移動のため、最前部のグリーン車1両を完全に貸し切りとさせていただいております」


JR北日本の東京駅駅長や警視庁SPたちがズラリと居並び、深々と一礼する。後ろからは、進入規制線のロープ越しに、我先にとカメラを回す報道陣の「篠原さん! 一言お願いします!」「ノーベル賞のメダルを見せてください!」という怒号のような取材陣の叫び声が飛び交っていた。


恐縮しながら新幹線のグリーン車へと乗り込んだ三人だったが、車両に入って驚いた。


広々としたグリーン車一両の中にポツンと座る三人と、車両の前後ドアと通路で鋭い視線を光らせる警視庁SPたち数名だけ。乗客は当然、一人もいない。


「……何だか、居心地が悪いな。いつもの『なんなん線』の超高速AI電車に乗っている方が落ち着くよ」


古賀が首をすくめると、大石も珍しく同意した。


「ええ……。我がグループの経理感覚からすれば、この一両分の機会損失と過剰な警備コストが気になって仕方ありません」


「まあまあ二人とも。国としての『感謝の形』なんだ。静かに越後湯澤までの時間を楽しもう」


篠原がそう言って座席に深々と腰掛け、温かいジャスミン茶を口にした。


東京駅を出発した上越新幹線は、関東平野を抜け、長い大清水トンネルへと滑り込んでいった。暗闇を抜けると、そこは一面の銀世界——雪国・新形であった。


新幹線が越後湯澤駅のホームに滑り込むと、そこはもう「地元」の熱狂の渦であった。


ホームに降り立った瞬間、耳に飛び込んできたのは、重厚で美しい管弦楽の調べであった。地元・新形交響楽団が、三人の到着に合わせて「歓喜の歌」を生演奏で奏でていたのである。


改札口へと続くコンコースは、手作りの小旗を持った何千人もの地元住民、沿線の子供たち、そして新形県庁の職員たちで埋め尽くされていた。


「篠原さーん!」「古賀さん!」「大石さん! おめでとうー!」


割れんばかりの歓声と拍手が駅全体を振動させる中、パリッとしたスーツを着た新形県知事が、満面の笑みで三人を出迎えた。


「篠原CEO! 古賀副社長! 大石専務! お帰りなさい! 新形県の、いや日本の誇りです!」


県知事は三人の手を力強く握りしめ、大きな花束を贈呈した。


知事とは、かつて300億円の投資計画や、2兆円の利益確定後の利権争いで、幾度となく激しい火花を散らし、時には密室で怒号を浴びせ合ってきた間柄であった。その知事が、今やノーベル平和賞のフィーバーに乗って完全に破顔し、手放しで三人をもてはしている。


(……定期的に会っている知事だが、こういう形で持ち上げられると、何とも気まずいものだな)


篠原も古賀も大石も、心の中で全く同じことを思いながら、ひたすら引きつった苦笑いを浮かべて花束を受け取るしかなかった。


駅前のパレードのような人波をなんとか抜け出し、一行は専用車で一路、本拠地である六日町の南越急行本社ビルへと向かった。


慣れ親しんだ六日町の街に入ると、ようやく三人の表情に安らぎが戻ってきた。だが、本社ビルの敷地に入った瞬間、再び歓声の嵐が巻き起こった。


本社ビル前の広場には、グループ企業の社員たち——鉄道の現場作業員、南越建設のヘルメット姿の職人たち、南越車輌のエンジニア、南越信託や越後中央銀行のスーツ姿の行員、さらには南越総合病院の医師や看護師、南越総合大学の学生たちに至るまで、数百人におよぶ「身内」が集結していた。


「CEO! おめでとうございます!」「副社長! やりましたね!」「専務ー!」


くす玉が割れ、紙吹雪が舞う中、三人はもみくちゃになりながら社員たちとハイタッチを交わした。外のメディアや政治家の建前的なフィーバーとは違い、自分たちとともに汗と泥にまみれて会社を支えてきた仲間たちの心からの祝福に、三人の胸も熱くなった。


「みんな、ありがとう! ありがとう!

これは私たち3人だけの受賞ではなく、南越急行グループの受賞で、みんなが受賞者だ。」


古賀が声を張り上げ、井上建設社長や村上技師長とガッチリと抱き合った。


周りから歓声が上がる。


ようやく、いかつい警護のSPたちを制し、エレベーターで最上階の社長室へとたどり着いた三人。


重厚な扉が閉まり、静寂が戻った瞬間、三人は申し合わせたように応接セットのソファへとなだれ込み、深いため息をついた。


「……ハァーッ……疲れた……。正真正銘、人生で一番疲れた2日間だったな……」


古賀がネクタイを力なく緩め、ソファに深く身体を沈めた。


「同感です……。ウォール街のハゲタカファンドとのTOB合戦や、ドバイでの流砂掘削交渉の方が、よほど精神的に楽でした……」


大石もメガネを外し、目元を押さえながら呟いた。


篠原もまた、ソファの背もたれに頭をあずけ、フッと笑った。


「ノーベル賞をもらうのも楽じゃないな。……だが、これでようやく『自分たちの時間』に戻れた」


篠原が社長室の大型テレビのスイッチを入れると、画面には『新形テレビ20』のノーベル平和賞受賞特別番組が映し出された。


画面の中では、高橋報道局長が熱っぽく三人の歩みを解説していた。かつて赤字に喘いでいた地方三セク時代から、300億円の決死の株式投資、2兆円の純利益、そして地雷除去やドバイでの地下インフラ建設に至るまでの歴史が、膨大な取材映像とともにドラマチックにまとめられていた。


さらに、画面が切り替わると、ニュースのテロップに目が釘付けになった。


『南越急行・なんなん線および南越急行なんぼく線にて、本日より「ノーベル平和賞受賞記念・ゴールド&スカイブルー特別ラッピングトレイン」が運行開始!』


画面には、煌びやかなゴールドの車体にスカイブルーのラインが走り、ノーベル賞のメダルと「平和への走破」という文字が大きく描かれた最新鋭の「NK3500系」電車が、美しい雪景色の中を爽快に駆け抜けていく映像が映し出されていた。


「おいおい……見ろよ大石、ラッピングトレインだってよ!」


古賀が画面を指差して声をあげた。


「……事前に営業部から申請は来ていましたが、まさかこれほど派手なデザインになるとは。ですが、まあ……今回ばかりは経費として認めざるを得ませんね」


大石が眼鏡をかけ直し、口元を緩めた。


三人はお互いの顔を見合わせ、どっと可笑しそうに苦笑いを漏らし合った。怒濤のような熱狂とフィーバーの中にも、どこか温かい地元の誇りと愛があふれていた。


受賞から数日が経ち、過熱していたメディアや周囲の狂乱的な騒ぎがようやく少しずつ落ち着きを見せ始めた頃。


三人には、何よりも先に果たさなければならない大切な「義務」があった。


降り積もる新雪を踏み締めながら、三人が向かったのは、六日町の郊外に佇む和風の閑静な邸宅であった。


そこは、かつて南越急行の専務として、現場主義の熱い鉄道魂で創業期の苦難を支え、渡辺社長や若い篠原を温かく見守り続けてきた長谷川勝則OBの自宅であった。


今年で御年90歳を超える長谷川は、足腰が不自由となり、車椅子での生活を送っていたが、三人が訪れると聞くや、訪問着を正して玄関でじっと待っていた。


「長谷川専務……! お久しぶりです!」


古賀が真っ先に駆け寄り、車椅子の長谷川の手を握りしめた。


「おお……篠原くん、古賀くん、大石くん……。よう帰ってきてくれたな……」


深くシワの刻まれた長谷川の顔に、温かい涙が伝った。耳は少し遠くなり、おぼつかない声ではあったが、その瞳にはかつて「なんなん線」の現場で陣頭指揮を執っていた頃の、力強く温かな光が確かに宿っていた。


篠原は静かに膝をつき、長谷川の目の前に立った。そして、ポケットからずっしりと重い純金の「ノーベル平和賞メダル」を取り出し、長谷川のシワの刻まれた両手の上に、そっと載せた。


「長谷川さん……受け取ってください。我々がいただいたノーベル賞です」


長谷川は震える手で純金のメダルを撫で、感無量といった様子で何度も深く頷いた。


「すごいなぁ……本当にすごいなぁ……。あの時、15年後に破綻して消えるはずだったうちの会社が……篠原くんの『300億円の賭け』を受け入れて、会社を守り抜いて……今や世界中の人の命を救う会社になったんだなぁ……」


長谷川は涙をボロボロとこぼしながら、篠原の手を強く握り返した。


「渡辺社長も……空の上で泣いて喜んどるよ。篠原くん、古賀くん、大石くん……会社を、みんなの日常を……守ってくれて、本当にありがとうなぁ……」


「いいえ、長谷川さん……」


篠原の瞳から、ついに我慢していた熱い涙があふれ出した。


「長谷川さんが……あの苦しい時代に、現場の情熱を捨てずにいてくれたからです。失敗すれば告発される狂気の賭けに、『守るだけでは何も守れない』と渡辺社長を一緒に説得し、我々を信じてかばい続けてくれた長谷川さんがいたからこそ、今の南越急行があるんです……。すべては、長谷川さんのおかげです……!」


篠原は長谷川の手を抱きしめ、子供のように涙を流した。古賀も大石も、後ろで静かに目元を拭っていた。


雪国の小さな赤字第三セクターの暗闇の中で、消えかけていた情熱の灯火を絶やすことなく繋いできた先人たちの愛と覚悟。その大きな温もりが、三人の胸を優しく満たしていった。


長谷川の邸宅を後にした三人は、そのまま六日町の街を見下ろす高台にある、寺院の静かな墓地へと向かった。


そこには、赤字に喘ぐ会社を全財産担保の個人保証という狂気の決断で守り抜き、篠原たちに未来のすべてを託して旅立っていった伝説の経営者・渡辺元社長(名誉会長)の墓が佇んでいた。


静かな雪が舞い散る中、古賀と大石が墓石の周りの雪を丁寧に払い、清らかな水で磨き上げた。


篠原はポケットから取り出した「ノーベル平和賞の純金メダル」を、墓石の前の台座の上に、静かに捧げ置いた。


金色に輝くメダルが、雪の白さに鮮やかに映える。


続いて大石が、鞄から取り出した一升瓶の蓋を開けた。それは渡辺元社長が存前、何よりも愛していた地元・大沼の清酒であった。


大石は墓石の頭から、清酒を優しく、たっぷりと注ぎかけた。芳醇な酒の香りが、澄み切った雪国の冷気の中に広がっていく。


三人は墓前に並んで立ち、静かに手を合わせた。


舞い散る雪の中、渡辺元社長のあの不屈の笑顔と、豪快な声が聞こえてくるようだった。


『篠原、古賀、大石……。よくやったな。稼いでくれた2兆円も、ノーベル賞も、全部未来を信じる魂だ。言ったろう……線路に終着駅はないんだよ』


手を合わせたまま、古賀がポツリと語りかけた。


「渡辺社長……見えてますか。俺たち、ノーベル賞をもらっちゃいましたよ。……あんたが命がけで守ってくれたこの会社は今、世界中の人の命と暮らしを守る世界一の会社になりました」


大石もメガネを外し、静かに語り継いだ。


「渡辺社長……。あなたの残してくれた『独立自立』の魂は、今も我がグループのすべての判断基準の中に生き続けています。どうか空の上から、我々の攻めの財務と現場を見守っていてください」


そして、篠原賢人が目を開け、墓石に向かってまっすぐな瞳で語りかけた。


「渡辺社長……。あなたから託されたバトンは、今、世界中の友人と次の世代へと確実に引き継がれています。ですが、我々の走破はこれで終わりではありません。どんな時代が来ようとも、どんな難局が立ちはだかろうとも、我々は現場の誇りと先人の情熱を胸に、永遠に走り続けます。……本当に、ありがとうございました」


三人は深く、深く墓前に頭を下げた。


しんと静まり返る雪の墓地に、遠くからパーンという甲高い笛の音が響いてきた。


それは、高架の上を全自動で滑らかに駆け抜けていく「なんなん線」の最新鋭AI電車——ノーベル平和賞受賞記念のゴールド&スカイブルーのラッピングトレインが鳴らした、未来への力強い長笛であった。


先人たちの不滅の情熱を胸に刻み、涙を拭った篠原、古賀、大石の三人は、互いに顔を見合わせ、晴れやかな笑顔を浮かべた。


「さあ、行きましょう。次の未来を創るために」


「ええ、篠原さん! 我々のレールは、どこまでも続いていますからね!」


「帰ったら、さっそく次の地域再生ファンドの立ち上げです」


三人は力強い足取りで雪の坂道を下り、自分たちの愛する会社、そして未来へと続く線路の方角へと歩みを進めていった。


廃線寸前の赤字ローカル線から始まり、巨大な金融・産業・インフラ帝国を築き上げ、ついに世界の平和をも引き寄せた南越急行コンツェルン。


先人の遺志と不滅の情熱を乗せたその黄金のレールは、終着駅のない光り輝く永遠の未来へ向かって、これからも力強く、どこまでも駆け抜けていくのであった。

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