第5話 友達の友達が友達になりました!
「で…何があったんだ、フレンルー!」
わしゃわしゃとシールズさんはフレンルーちゃんの頭を撫でる、フレンルーちゃんは尻尾をブンブンと回して喜びを表現しているように見えた。
「フレンルーはなにもやってない!あいつらが喧嘩ふっかけてきた!」
「そうか、ってことはアホなお前が複雑奇怪な剣術館の利用申請をしたっていうんだな?」
「りようしんせい?」
「まさかやってなかったの!?この子ったら…」
と頭をリュートは悩ませる。
ってことはつまりラトゥールさんが元は借りてて、私たちが勝手に使っていたってこと!?とゆうなの頭の中で合点がいった。
「あ、あわ、謝らなくて大丈夫でしょうか!?」
「いいだろ別に、アイツ最近調子乗ってるからな。多少痛い目見たほうがいいだろう。」
とシールズさんはいう。
それもそっかとさっきのラトゥールさんを見て考え直した。
「っと、新顔だな?私はフランク・シールズだ!こいつの親分と学園の東側を取り仕切ってる者だ。学園の東側なら、私の名前を出せばなんでもしてくれるってもんだ。子分の友達になるってんなら名前を使うぐらいは許してやろう。」
「あっはい!私は静山ゆうなです!」
「東洋のゼポニア人っぽいな。よろしくユウナ、多分ラトゥールはお前も見下すだろうからな。なんかあれば呼んでくれても構わない。」
「はい!そうさせてもらいます!それとお聞きしてもよろしいのかわかりませんがいいですか?」
「なんだ?」
ゆうなはフランクさんとはどのような関係なのか聞く。
「親父の知り合いか…元気だったか?」
「えぇ!元気そうではありました、けど少し寂しそうな感じがしました。」
小声(あの鬼畜親父でも寂しいなんてあるのか…)
「まぁいい…親父のことだ、私がいなくなってせいぜいしてるだろうな!」
とシールズはいう。
何かただならぬ関係性があるんだろうと思いゆうなは深く踏み入ることはしないように決めた。
「そうだみんな、そろそろヤベェんじゃねぇのか?」
と胸ポケットから懐中時計をシールズさんは出す。
「あら!?もうそんな時間ですか!?フレン!ゆうなさん!帰らないと寮長に怒られますわ!」
とリュートがいう。
「俺はこの管理人を連れ戻さなきゃならん、西側陣営の連中は信用ならんからな。まったく、西側に図書館なんか作りやがって。ぶん殴ってやろうかな。」
「あなたには迷惑をかけた…こんどお礼する…」
「私も利用させてもらったんだ。そういうのは無しだぜ。」
といいシールズさんはマーナさんを連れて剣術館から出て行った。
「ほら急ぎますわよ!」
とリュートも後に続き小走りで寮へと向かう。
「待ってよリュートちゃん!」
「ゆうなこそ!オレを置いて行くな!」
【校舎裏】
剣術館から少し離れた場所でラトゥールは1人の取り巻きの少年の胸ぐらを掴んでいた。
「なぁ、シブドゥーラ?お前なんでさっきの管理人の動きを阻止しなかったのですか?お前の魔力ならあんな魔術阻止できただろ?」
ラトゥールは腹を立てすぎていつものお嬢様言葉が崩壊していた。
「ごめんラトゥール…ごめん…」
そうジブドゥーラは謝るがラトゥールに地面に投げられてしまった。
「お前ら蹴れ。」
と他3人の取り巻きに指示を出す。
「ジブドゥーラさんを蹴るなんてオレにはできないっすよ!ラトゥールさん!」
「いいから蹴るんだよ!お前もこうなりたいか!」
「いっ!いえ!蹴ります!」
バシッ!バシッ!バシッ!とジブドゥーラは蹴られる。
「たかが小国の王族風情が、粋がるな。これが合衆国貴族のやり方だ。力で気に入らないものをねじ伏せるんだよ!」
ラトゥールは甲高く笑ったのだった。
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