第2話 学園に入る条件ってなんですか!
ゆうながこの世界に来て数日が経過した。
ゆうなは医者のバァルの元でお手伝いをしながらフランクによる裏工作の成功を待つ。
フランクさんの裏工作とは近くの有名な学園に入学させてくれるということだ。
素性のわからない自分にどうして学園に行かせてくれるんだろうと思いつつ、その好意はそのまま受け取ろうとゆうなは思った
ちなみにバァルの元でどんなお手伝いをしているかというと。
「ユウナ!モルヒネを持ってきてくれないかい!急ぎでだよ!」
「はいっ!ただいま!」
と、オドオドしつつ正確にことをこなしていった。
そしてようやくその日が来る。
チャリンチャリンとドアにつけられたベルが鳴り誰かが入ってくるのがわかる。
「誰だい?こんな時間の大雨の日に。」
「俺だ。」
「フランクじゃないか!来たってことはようやくってことだね。」
「ちと、いらん条件がついたがな。」
「なんだい?そのいらない条件って。」
たったったと足音が聞こえる
「何かありましたか、バァルさん?」
ゆうなが起きてきて同じ部屋に入ってきたのだ。
「起きてたか、二度手間にならなくてよかった。例の件だが、とある条件を飲めばできることになった。」
「で、そのある条件とは、ここリメリア合衆国の特務曹長になることだ。」
ゆうなはキョトンとした。まだ話はあるかと思い話を聞き続けるため無言を貫くが永遠と静寂の時が伸びるだけだった。
「あんた、それはこの子を兵隊にするって意味じゃないかい!」
バァルさんは声を荒げる。
「まぁ落ち着け、特務曹長だ。軍にも考えがあってこの階級にしたんだろう。特務曹長はある程度自由が効く、実質的な権力をもつ一般人だ。戦争に出されるわけじゃない。それに身分を作るには軍に入隊するのが手っ取り早い。」
「噂に聞く特務機関…所長は陸軍大将を兼任する龍人で変人と聞くよ。そこに自分の娘より小さな子供を所属させるのかい?」
「それしか俺には方法がなかった。大丈夫だ、その変人所長とは古馴染みだ、色々と釘を刺しておいたから安心してくれ。」
「あんたがそこまでいうならあとはユウナちゃんの意思次第だよ。」
と、ゆうなに話がふられた。
しかしゆうなにはちんぷんかんぷんでよくわからない話だった。わかったのは兵隊さんになることと、学園に入れることである。
ゆうなはこう選んだ。
「私は全然大丈夫です。いつまでも世話になれませんし、いろいろと調べ物をしないといけませんから。」
「そうかい、嫌になったら戻ってくるんだよ。合衆国陸軍だろうが特務機関だろうが全部バァルがネジ切ってやるからね!」
「頼もしいです、バァルさん!」
ゆうなはバァルのことを改めて信頼できる人だと思った。
「ってことで、俺は返事を変人所長に話してくる。早くて3日後だそうだ。準備しておけよ。」
「わかりました!フランクさん!」
チャリンチャリンとふたたびフランクにより扉が開けられる。
「まぁ、なんだ、がんばれよユウナ。」
そういうとフランクさんは去って行った。
「はい!頑張ります!」
フランクさんに聞こえるかわからないがそう伝えておく。
「じゃあ寝るよユウナ、3日後まではこき使うからね!明日も早いよ!」
「はいっ!」
2人は寝室へと向かってベットで眠りについた。
【外】
ブロロロロロ
軍事車両が一台土砂降りの中止まっている。
その車両の助手席ににフランクが乗り込むとゆっくりと走り始める
「フランクよ、特務機関はなぜあの子を特務曹長に任命したと思う?」
「しらん、ただ俺もあの子に何かひかれるものがあるのがわかる。」
「娘がいるのにそんな趣味があったとは、保安官に突き出すぞ。」
「そういうことじゃねぇよ、クナトリア!事実無根だ。それだったら飲酒運転のお前が1番危ないぞ。」
「いいんだ、軍事車両に第一空挺団だ。緊急走行に軍事作戦中、いくらでも誤魔化せる。」
「お前がクビにならないのが不思議だ。」
「優秀だからな、俺は。」
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