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第1話 ここはどこ!?私は静山ゆうなです!

「ここはどこ?」


静山ゆうなが気を取り戻したとき、その周辺のものは見覚えのないものだった。


静山ゆうなはなんの変哲もないと言えば嘘になる女子小学生で、魔法少女だ。

いま彼女はなぜここにいるのかわからない。


場所は森、知識があれば樹木で大体の場所はわかるだろうが小学生にそんな知識はありはしない。


「生きてるかい〜ゆうな〜僕はもうヘトヘトだ〜だから休眠状態に入るよ。じゃあねぇ〜」


突然口を開き突然休眠状態に入ったのは彼女の相棒で人が魔力を使えるようになるための道具。魔法の杖(?)のフレッドだ。


「フレッド!?寝ないでよ〜私1人で乗り越えれる状況じゃないように見えるよ〜」


そうゆうなは手元のフレッドを振り回すが物言わぬ杖(?)となった。


ゆうなは森を彷徨うことになり数時間後川の近くで足を挫くことになる。


「疲れた〜こんなに歩いたのは遠足ぶりだよ〜フレッドさえ起きてくれれば空だって飛べたのにな〜」


川の水を飲んだりして休憩していると野生生物とエンカウントしてしまった。


熊である。


「くまだぁぁぁ!?」


熊がこちらに気づくと立ち上がり吠える。


ゆうなは物言わぬ杖を構える。


「お願いフレッド!力を貸して!」


杖に魔力が集まり放出される時を待つ。


だがその前に熊は走って距離を縮めてきた。


しかしパァンッ! と銃声が鳴り熊は倒れた。


「大丈夫か、嬢ちゃん!」


男の人がそう聞くがゆうなはそれが聞こえずに安心から力が抜け川に尻餅をつき制服のスカートが濡れる。


男の人が駆け寄ってきた。


「怪我はないか!」


「怪我ですか!?ない…と思います!」


ハッ!と気づいたゆうなは慌ててそう答えた。


「思います…か、痛むところは?」


「川底が石だったのでちょっと腰が痛みます…それよりあなたは?」


「俺はここら辺で猟師をしているフランクというものだ。怪我させたかもしれん。安全なところに案内する、医者の当てもあるから診てもらうといい。」


「いいんですか!?助けていただいたのにそこまで。」


「熊に襲われた被害者が何言ってるんだ。被害者は被害者らしく支援を受けろ。」


「ありがとうございます…」


ゆうなはその40代ほどの外国人のおじさんの世話を受けることにした。ここについては未だわからない。この人から情報収集しても悪くはないだろう。


フランクさんに背負われ森を出るとフランクさんの所有していると思われる作りの簡単な車に乗り小道を走っていく。


そこからしばらくして小屋が見えてきた。


小屋に着くまで会話はなく少し気まずい空間だったが雰囲気から悪い人ではないとわかる。静山ゆうなの人を見る目はいいから間違いはないだろう。


小屋の前には1人またおじさんが座っている。おじさんは酒を片手に木製の手作りだろうベンチに座っていた。


「よぉ、フランク、獲物は獲れたか?」


「いや、今日も何も取れなかった。それより診てほしい人がいる。」


「俺は空挺屋だぜ?フランクさんよ、銃傷しかみれねぇよ。」


「冗談だよ。」


「ガハッハッ!見た感じ森で襲われてるところを拾われたな。ややこしい冗談をするなよ。この子に俺が医者だと思われちまう。」


「本物の医者は中にいる、ついてこい」


「早く行きな!頭打ってたりしたら後から来たりするからな!」


今のはフランクさんなりの緊張をほぐす方法だろうか?小屋の中に案内されるとベットが一つポツンと置いてあり、側には白衣を着た女性が座っていた。


「外の酔っ払いをどうにかしてくれないか?フランク。」


「いいじゃないか、平和の証だろう?」


「酒臭くて病人も逃げてくっての…って病人かい?」


私を指さしながらそういう。


「病人ではなく怪我人かもですが、川で転んでしまって…」


「熊に襲われてたところを拾ったんだ。怪我してないか見てもらいたい。」


「はいよ、ここ座んな!凄腕のお医者さんが診てやんよ!」


「はい!」


ゆうなはベットに座り目の前に白衣を着た女性が立つと私に手を翳した。


「え?」


「おや?魔法を見るのは初めてかい?そうなら変わった子だねぇ、まぁ手品みたいなもんだ、見ておきな!」


モゴモゴと白衣を着た女性が何か唱えると翳している手に魔法陣が浮かび上がる。


徐々に青白い光が強くなりやがてパッと消えた。


「大丈夫、何も怪我はないよ!それとあんたどこから来たんだい?魔法に困惑しちまうなんてさ!」


「私は…その…直近の記憶がなくて…ここがどこかも見当がつかないんですよ…」


「なるほどわけありってわけかい?フランクどうするんだい?首突っ込んだ以上は最後まで責任持ちなさいよ。」


「おっさんに何ができるっていうんだよ。」


「あんた一応娘いたじゃないか。」


「もう三年会ってないがな、それに他人だ、あんたの家で住まわせてやれ。」


「家に住まわせる?冗談言うんじゃないよ、無料で住まわせるほどうちは裕福じゃないんだ。働くってんなら話は別だがね。」


「軽作業なら…手伝えますよ?」


静山ゆうなはチャンスと思いそれに乗ることにした。

場所も時代もなにもわからない以上言葉のわかる彼らについて学ぶしか道はないと思った。


「決まりだな、まぁ長くは置けないだろうから俺の方から色々手回ししよう」


「そうしてくれると助かるよ、まぁアタシとしてもこんなおっさんとこの子を一緒に住まわせたくないからね。短い間か、長い間かわからないけどよろしくね!」


「はい!がんばります!」


「自己紹介がまだだったね。アタシはバァルあいつはフランク、外の酔っ払いはクナトリアだ。あんたはなんて名前だい?」

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