表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/85

アルドノア村 3

「このアイラ。一生あなたのために尽くします。主人様」


 あ、主人様って。というかアイラを奴隷として買ってないのにいいのか?金はちゃんと払わないと。信頼関係を一番壊すのは金だよ?


「大丈夫ですよライ様。アイラは自分からあなたに従うと言っています。それにアイラを買っていた男は死にましたから」


 アサコが殺したんだけどね。ま、いいか。


「じゃアサコ。改めて案内してくれ」

「かしこまりました。アイラもついてきなさい」


 アサコはアイラに言うとアイラはゆっくりと近づいてくる。思ったより歩くのが遅いな。さっきのクライツだったかな?あのおじさんに蹴られているのがきいているのかな。


「アイラ大丈夫か?もしさっきの傷が痛むならゆっくり歩いても」

「だ、大丈夫です。主人様。私はちゃんとついていきますから」

「そんなのはだめだ。お前の人生はもう俺のものなんだ。こんなところでお前に何かあれば俺が得をしないじゃないか」


 俺はアイラに言うとアイラはなぜか赤面していた。ん?俺何かおかしいこと言ったか?


「流石はライ様。私ライ様に一生ついていきます」

「アサコ。変なこと言ってないでアイラを背負え。わかったな?」

「かしこまりましたライ様」


 アサコはアイラを背負うと目的地に向かう。

目的地は入り口付近とは違いやたらと綺麗で金持ちが好きそうな村だった。なんだ?さっきの場所とは大違いだな。本当にここはアルドノア村なのか?


「見ての通りでございますライ様。正面入り口から入ろうとすればこのように嫌なものが目に入ります」


 確かにこの光景はあまり好かないな。高そうな金持ち連中が笑いながら話あってる。別にそれくらいならたいしたことではないだろう。だが奴らは奴隷を連れたり、檻にいれられている奴隷をぶっしょくしながら話あっていた。


「いやはやあれはどうですかな?ご婦人」

「おほほ!あんな元気がないのうちは買いませんわ。買ってもペットの餌かストレス発散にしか使わなくてよ」


 耳障りな喋りだ。だんだんイラついてきた。


「アサコ。この村をとりしまってるやつのとこまで案内してくれ」

「もちろんです。それでは行きましょう」


 アサコは村の中にある一番豪華な屋敷に向かうと屋敷の入り口を守っている兵士に喋りかけた後、屋敷の入り口を兵士が開けた。


「それでは行きましょう。ライ様」


 屋敷の中にはアルドノア村をとりしまってるやつが。そいつはまともかどうか。もしヤバい奴なら、いやこんな村にしてる時点でじゅうぶんヤバい奴か。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ