解放
俺はコウヂ村の人たちをバルストリアの遺体のある場所にまで案内する。
「こ、これはあなたがやってくれたんですか!」
「ああ。俺がやった」
俺は青年に言った後青年の後ろにいたたくさんの人達が喜びだす。
「ありがとうございます。あなたはこの村の恩人だ。お名前をお聞きしたいのですが」
「俺か?俺はライ・ファム。このランドル領の新しい領主だ」
ファムという名前を出した瞬間、青年と青年の後ろにいた人達の俺を見る目が変わる。こう、なんで言えばいいかわからないけど憎い奴?恨みとかある奴を見るような目だ。この世界に転生する前にもなんかみたことあるなー。あんな目で俺を迫害してきた奴ら。
「なんで俺をそんな目で見るんだ?俺と君らは初対面のはずだが?」
「そうですね。初対面ですしバルストリアを殺してくれたことに関してもお礼しかありません。ですが僕を含めサムル村、コウヂ村の人達はファム家が領主になってから酷いめにしかあっていませんから。ウビアを野放しにしていたと思えばあなたの両親は既にこのランドル領から出て行っていますし」
ランドル領にいないのか父さんと母さん。しかしこれだとこういう目でみられるのもよくわかるな。これは仕方ない。でも俺は悪の領主を目指してるしな。
「俺がおさめるからにはちゃんとした生活は保障してやる。だからお前らも俺のために尽くせ。それでいやなら反乱でもなんでも起こすといい。受けてたってやる」
俺はコウヂ村の奴らに言うと俺と喋っていた青年が
「ならば僕はあなたを見定めるためにあなたの屋敷で働かせてもらっても構わないでしょうか?」
「好きにするといい。他にも屋敷で働きたい奴がいるなら後日、屋敷に面接に来るといい。うちの優秀なメイドがお前たちを見てくれるからな」
俺は青年含め周りの奴らに行った後コウヂ村を出ると青年は俺についてきて他の奴らはその場で話しあっていた。
「そう言えば君名前は?」
「僕はラインスと言います。これからよろしくお願いします」
「そうか。まぁ大変だと思うけどがんばりな。俺もランドル領を一つの村にするつもりだ。四つの村とか面倒だしな」
これからは好き放題やってやる。俺はやっとちゃんと領主になれたんだ。だから好きにやってやる!
「一つの村にですか。それ良きことだと思うよ。その方が村人達も暮らしやすいだろうし」
暮らしやすいならいいな。その方がみな労働力として働いてくれるだろうし俺はまさにウハウハだ!まずは借金をどうにかしないとなんだがな。




