思わぬ助っ人
「真っ先に足を狙うなんて。逃す気はないみたいだね」
「それはそうだよ。君を今ここで逃せばボスはかんかんだからね。それじゃ腕を」
僕はナガルの攻撃を防ごうとした瞬間、ナガルを真横から誰かが剣でついていた。
「っ!」
「悪人!断罪しにきたわよ!部下の仇はとらせてもらうわ!」
僕の前に現れたのは金髪で綺麗な女の人だった。誰だこの人?
「スーサイヤ王国の騎士か。君の腕もいずれは斬り落とそうと思ってたんだ。来てくれてその手間が省けたってもんだよ」
「渡すわけないでしょ私の腕を。私はあなたみたいな悪人を殺して、姫を見つけてスーサイヤ王国で姫の護衛としてずっと生きるのだから」
金髪の女の人はナガルに言った後ナガルに剣を突きにかかる。
「はぁぁぁぁぁ!」
「勢いはいいけどその速さではまだ私にはおいつけないし当たらない」
ナガルは金髪の女騎士に言うと女騎士は
「私は姫様の騎士。このマリステリアがお前のような悪人を殺せないようじゃ姫様にあわせる顔がない。だからウォーミングアップはこれくらいにするわ」
マリステリアと名乗った金髪の女騎士はまたナガルの体を剣で突き、ナガルはマリステリアの突きを避けたようにみえたがマリステリアの突きはナガルの腹部に浅く刺さっていた。
「へぇ。やっぱりいいね君。私に攻撃を当てるなんて」
「避けたつもりでしょうけど無駄ですよ。私は閃光の騎士とも呼ばれていますから。私の突きは目にもとまらぬ速さ。だからこそあなたは私の攻撃を避けきれない」
マリステリアがナガルに言うとナガルは自分の顔に手を当てながら急に笑いだす。
「ははは。いやはや。前に会った時から思っていたけどやっぱり君は最高だな。君の腕は斬って本当に飾りたいくらいさ。でもね」
ナガルは笑いながら言った後、急にマリステリアに接近し、マリステリアの体に斬りかかる。
「!?」
「あまり調子にのるのは良くない。わかるかな?私は全然本気なんかだしていないんだ。だって敵を綺麗に殺すには本気をださず、そこそこの本気でないと勢いで醜い姿にして殺してしまうかもだから」
「良く回る口ですね。悪人には勿体無い。その口も今私の剣で黙らせてあげます」
マリステリアはナガルに言うとナガルはまた剣をかまえる。
「では私も少しは本気を出してあげよう。そうでないと君が可哀想になってきたからね」
「悪人のじょうとうくというやつね。私はそんなこけおどしにはひっかからないから安心しなさい」
マリステリアとナガルは互いに剣を向けあい、お互いに同時にスタートをきった。




