長剣のダンキ 2
「ぐふっ!」
なんだ?確かに手応えはあったけどでも浅い。僕はダンキの腹部を見るとダンキの腹部からはあまり血が出ていないしきれているのは服の一部だった。
「あぶないあぶない。よく腹は斬られるから念入りに仕込んどいてよかったよ」
ダンキは片手で腹部に挟んでいたものを僕に投げつけてくる。これは、鉄のプレートか?
「やはり斬りあいは腹部を狙われやすいからな。こいつは経験ってやつよ。いつもはばくちとかで適当に仕込んでおいたんだよ。だが最初は胸部をやられるとは思わなくてな。胸部には何も入れてなかったんよ」
ダンキは僕に言った後また僕に突っ込んできて
「片手をとられた分君のどこかも削がないとな。それじゃ行くよ」
ダンキはさっきとは違って高速で僕をついてくる。さっきより早い!片手がなくなっているのに。
「片手を斬ってやったのに攻撃の速さが衰えるどころかましているじゃないか。ドMなのか?」
「そんなわけないだろ。私が斬られた分君のどこかを斬ってやらないと私がかわいそうだろ!」
ダンキの突きははやい。今はなんとかさばいてるけどさすがにさばききれないな。だが僕は別にどれだけ傷ついてもいい。勝てばいいんだから。だが剣を握るにも腕は必要だからやられたくない。だから
「これくらいならくれてやるよ」
僕は脇腹をわざと狙わせてダンキの突きをくらう。
っ!覚悟はしていたがなかなか痛いもんだな!
「脇腹はやった!次は」
「お前に次はねぇよ」
僕はダンキに言った後ダンキの首をすぐに斬り落とす。
「かっ」
「僕は剣じゃ最強なんだ。その僕がお前の一撃をくらってやったんだから冥土の土産にはちょうどいいだろ」
「か、っは。こ、んな、とこ、ろで」
こわ。首斬り落としたのにまだ喋れるとかこわ。とりあえずこまぎれにしておくか。
僕はダンキの死体をバラバラにした後、顔もバラバラにし、そのまま放置してサムル村の中に入った。さ、みんなと合流だ。
俺、ライ・ファムはタナンタを置いて他の四人と先にサムル村に入ったわけなんだけど。
「なんだこれは」
サムル村の中はあまりにも酷かった。人が人として扱われていない。まさに労働力のように人間が動いていた。
「ラ。これは酷すぎるな。ガも見ていて胸糞が悪い」
ガルズは俺に近づいて言った後、俺たちのところにボロい服を着ている子供が走ってきた。
「た、助けて!助けてお兄ちゃん達!」
「てめぇクソガキ!逃げるんじゃねぇ!ぶち殺すぞ!」




