タナンタの剣
「タナンタはアサコの師匠ということか?」
「はい。今の私の剣技は我流ですがもとはタナンタに教わったものです」
アサコは俺にいう。なるほど。なんかアサコの剣技に似ていると思ったんだけどタナンタがアサコに剣を教えたからか。完全に一致してるとまでは思わなかったけど我流だからか。
「タナンタ殿が剣を持った時驚いたでしょう?私も教わっている時はかなり泣かされたものでしたから」
あれは確かに教わる時にはスパルタになりそうだ。
「タナンタ殿が私達に力を貸してくれるのであれば心強いというものですが力を貸してくれるんですか?」
「ああ。とりあえず明日からタナンタと弟子二人が来る予定だからよろしく頼む」
俺はアサコに言った後ミランクがなんかにやけながら
「弟くんの弟子ということは更に僕の弟分が増えるわけか」
なんかにやけながらキモイこと言ってるけどまぁいいや。平常運転だと思えば。
「ライ様。お疲れでしょうからお部屋でお休みください。マキスは書類が溜まってるからある程度こなしてください。アイラも少し休んだら屋敷の掃除を手伝って」
アサコは俺に言った後、マキスとアイラにもそれぞれやることを伝える。俺領主なのに甘やかされてる気がするなぁ。普通はマキスがすることは俺がしないとだめな気がするんだが。
「しゃーないな。休みたいところだけど後にするともっと大変だしな」
マキスは俺たちに言った後屋敷に入り、アイラもマキスについていく。
「それじゃ俺も部屋に戻るわ」
「はい。私もここの掃除が終わった後少し体を動かしてから休みます。タナンタ殿に無様な姿を見せるわけにはいきませんから」
無様な姿って戦う前提かよ。俺も今日はもう休むか。疲れたし。
部屋に戻ってベッドに倒れ込むと俺はそのまま眠ってしまっていた。
ライ達が屋敷に着いた頃、コウヂ村では大盗賊バルストリア、そしてその配下達四人が集まっていた。
「あっしの集めた精鋭達。これからあっしらはこのランドル領を手に入れるために動く。お前さんらにも頑張ってもらうぞ」
バルストリアが言った後、ナガルが
「もちろん頑張りますよ。はむかってくる勢力の美しい腕をきりとり私のコレクションにするためにもね」
ナガルが興奮した顔で言った後、隣にいたオルッシュが
「ふん。どうせ我に勝てるものなどおらん。我の前ではことごとく星となるからな。余興と思って楽しんでやろう」
オルッシュが言った後バルストリアは二人に笑いかけた後、一人の配下を見下すような目でみていた。




