タナンタ・トロ
「試合開始の合図とかないのかよ!」
「そんなものはないよ。剣をとりむきあえば命のとりあいさ」
俺はタナンタに言うとタナンタは自信満々に俺に言う。あれ?なんか性格変わってね?めっちゃ強気じゃないか。
タナンタは俺にすごい勢いで剣をふるってくる。まさに怒涛の勢いだ。俺は木刀でなんとか受け続ける。これはやっぱり強いな。
「ははは!楽しいなぁ!領主!」
「楽しいかどうかは知らないけどお前は強いなタナンタ!」
俺は隙をついてタナンタの方に攻撃をしたがタナンタも俺の攻撃をうけとめる。
うけとめてくるなら木刀をはじくのみ!
「おりゃ!」
「むっ!」
俺はタナンタの木刀を持つ部分を狙うがタナンタはその攻撃を避け、逆に俺の手を狙う。
「はぁぁ!」
俺はタナンタの木刀をはじくとタナンタは笑いながら
「いい!実にいいですよ!こんなに楽しいのは久々です!」
タナンタは俺に対し剣速をさらに上げてくる。純粋に剣だけでここまで強いとは。これほどのやつはなかなかいないぞ!
「俺も楽しくなってきたよタナンタ。君はすごいな」
「領主のほうこそ!最高だよ!」
俺とタナンタは数時間、木刀で戦い満足した後お互いに木刀をおろし
「いい汗かいた!な。領主」
「そうだね。なかなか強かったよ君は」
俺は木刀を腰につけた後、同じようにタナンタも腰につけ、木刀から手を離すと瞬時に俺の前で土下座してきた。
「も、申し訳ありません領主様!どうか!どうか命だけは!」
え?何なに?俺なんかしたか?
「すまないなラ。師匠はこういう人なんだ。武器を話すと卑屈になるんだ。持ってる時はかなり強気なんだけど」
確かに性格変わってたけど差が激しすぎだろ。いきなり土下座してきたからびっくりしたぞ。
「ラが困ってるぞ師匠。頭をあげた方がいい」
「だ、だめだガルズ。僕は領主様に対し、敬語で話さないでしかもあんなごりっごりに言葉をぶつけてしまった!きっと僕は追放されるんだ」
追放、追放か。それはいいな。でも追放するべきはタナンタじゃない。むしろタナンタのような人材は欲しいくらいだしな。追放するなら大盗賊バルストリアにくみする奴らだな。でもそれしたら悪っぽくないよなぁ。しかしバルストリア達が出ていかないと俺ちゃんとした領主にならないしな。
俺は追放という言葉を聞いた後に考えているとタナンタはマジで泣きそうな顔で俺を見ていた。
「大丈夫だよ。君みたいな貴重な戦力を追放とかしないからさ。それにミランクの紹介で来てもらっているわけだからね」




