大盗賊
「まずはいきなりぶっ込むけどウビアが死んだ」
ウビアが死んだ。ウビアが死んだ、ね。ん?
「いやいや待て待て。ウビアが死んだから俺はもうランドル領の完全な領主じゃ」
「話は最後まで聞くもんだぜライ。ウビアは確かに死んだ。だがウビアが雇っていた大盗賊バルストリアが動き出した。あいつがこの領地をいただくと宣言していたよ」
今度はバルストリアが相手になるのか。極悪の六人の一人が相手となると確かに戦力は必要だな。
「後もう一つ、吉報か朗報かどちらかは言えないが星のオルッシュがバルストリア側についた」
巨悪五星の最強格と言われてるやつもバルストリアについたのか。これはしんどいなぁ。ますます戦力が欲しいくらいだ。
「けど奴らが動き出す様子はまだない。それにアルドノア村もマリステリアさんがいれば多分大丈夫だ。だから今攻め込んだ方が好機だと思うよ」
ミランクは俺に言った後、俺はアサコに目線を送るとアサコは笑顔で俺に目線をかえしてきた。何で笑顔でかえしてくるんだよ。
「ミランク。よくわかっていますね。ライ様も今が好機と考えてます」
考えてないよ。むしろもう少し戦力補充しようよ。圧倒的に足りないって。
「マクス村には腕に覚えがあるやつはいないのか?」
俺はアサコに聞くとアサコはなぜか泣く。何で泣いた?なんか変なこと言ったか俺。
「ライ様は何とお優しいんでしょう。私がもとはウビアの配下だったことを気にせず私をそばに置いてくれたり、村の人にチャンスを与えようなんて。私は嬉しくて涙が溢れてきます」
そういうこんたんで言ったんじゃないんだけどなぁ。戦力ほしいだけだし。悪をなすにも自分の力だけじゃなく村の人の力も利用しないとな!俺は悪を目指してるんだから。
「マキス。どうですか?村の中に戦えそうな子はいますか?」
アサコはマキスに聞くとマキスは頭をかきながら
「そこも俺に頼むのかよ。ったく。ほんと人使いが荒いぜ。ま、二日くらいは時間くれ。金策と並行しながら探すから」
.....,ほんとに頭が上がらないな。マキスに聞いたら借金もだいぶなくなってきたみたいだし。
「じゃマキスに選別は任せるとしましてライ様。二日間どうなされますか?」
そうだなぁ。二日間、どうしようか。
「とりあえず俺は領主の仕事をするさ。アサコはいつも通りで頼む」
アサコは「かしこまりました」というと領主の部屋での話あいはいったん終わり、俺も部屋へと戻った。




