次の方針 2
「どんなやつ、といわれましてもどう答えればいいか」
俺の質問に対しカリューはどうかえすか悩んでいた。え?そんな悩むようなことなのか?
「アズムルはそうですね。同じ先生に教えてもらっているものとしては先生の大事なお時間をさいてまで稽古をつけてくれているのにいつもだるそうにしてるのをみてるとイライラはしますね。でもいざ私と模擬戦をすると私にあわせてやっているような感覚にも感じるんですよね」
カリューのレベルにあわせていると。やっぱりあいつはかなり強いのか?
「でも確かに今思えば不思議に感じることもありますね。他人に言われてやっと気づくような感じましたね。私と先生だとただの手間のかかる男としか思いませんでしたが」
カリューは考えながら言うと俺はカリューに
「何がおかしいんだ?言ってみてくれ」
「いや実は何ですけど本当は関係ないかもですよ?あくまで噂ですから。それにそこまでアズムルが強いとは考えにくいですし」
ええい!まどろっこしいな!早く言わないか!
「早く言わないとマリステリアに変なことをするよ」
多分こう言った方がはやいだろ。実際マリステリアには変なことはしないけどね!
「そ、そんな!先生に変なことしようだなんて見損ないましたよ!ライ様!」
実際しないよ。ほんとよ。
「仕方ありません。先生を人質にとられたんじゃ言うしかありませんね。実はスーサイヤ王国には影の騎士と呼ばれている騎士がいたんです。噂ですけどね。」
影の騎士。そんなやつがいたのか。強いのならぜひ戦ってみたいものだ。そして仕えそうならうちで雇いたいものだ。スーサイヤ王国の最強格かもしれない騎士を奪う。うん!実にいい!マリステリアをスーサイヤ王国から奪うのもいいかもだけどあいつ実力はあってもあの正義心がめんどくさそうだしな。
「それでその影の騎士ってのがアズムルだと?」
「あくまでそうかもしれないというだけです。いつも影の騎士があらわれた時にはアズムルが一緒にいませんでしたから。でもわりとすぐに合流していたので別の用事かと考えていたんです」
それは確かにまだ可能性としてしか感じないな。まぁじきにわかることアズムルが強いかどうかは。俺たち二人はアズムルについて話しているとマクス村に帰ってきた。
マクス村についた瞬間、屋敷に戻るとアイラとアサコの二人が俺に近づいてきた。
「ライ様!おかえりなさいませ!」
「ライ様おかえり!」
二人は俺に言ったあとアイラは俺に抱きついてきてアサコはほほえましそうにみていた。




