キンケ
「か、活路は、せ、拙者がひらく。だ、だから。に、げるんだ。ウビア」
「ばか!お前もいくんだよ!キンケ」
ウビアはキンケにいうとキンケはにやけながら
「せ、拙者はその、言葉だけで、十分。だから、早く、逃げる、んだ」
キンケはウビアに言った後、ウビアはキンケを置いて逃げていく。ここであいつを狙えば悪っぽいけどそんな安っぽい悪のために俺は動きたくない。それに仲間を庇ったこいつをこのまま死なせてしまうのも可哀想だ。
「ウビアは逃がしてやる。どうせもう何もできんだろうしな」
「は、はは。わかって、ないな。ウビアは、凄いんだ。頭が、いいから、どれだけ、絶望、的でも、たてなお、せるん、だよ。なんせ、完成、された、悪人、とかいう、よくわから、ごふっ!」
キンケはまたも地面に大量の血を吐くと震えた子シカのようにプルプルしながら立つ。
「そんな状態で何ができる?大人しくしていればどうだ?」
「ふ、ふふ。甘いな。拙者、ただで死ぬわけにはいかん。せめてライ、貴様を道連れ、に」
キンケが俺に言った後、キンケの前に速攻で接近したマリステリアが何発もキンケの体を刺す。
「ぐふっ!」
「悪に与する奴に手加減など不要!さっきはおくれをとりましたがこれで終わりです」
「ふ、ふ、ふ。こ、こまで、か。まさか、騎士さんが、こんな、弱って」
キンケはそこまで言った後マリステリアは刺していた剣を抜き、キンケは力なく地面に倒れた。
「マリステリアってけっこう攻撃が早いんだな。見えなかったぞ」
本当に攻撃速度が見えなかったというか少し気を抜いていたから見えなかったのかどっちかはよくわからないが。
「私はこれでも騎士団では閃光の騎士と呼ばれていましたから。素早さには自信がありますよ」
マリステリアが言った後カリューは拍手をし
「先生の攻撃の速さはいつ見ても惚れ惚れします!私もあれだけ早く動ければ先生達の役に立てるのに」
カリューが言った後俺はマリステリアとカリューがいるのにアズムルが近くにいないことに気づく。
「あれ?アズムルはどこに行った?」
「いつものことだから気にしなくていいですよ。ライ殿」
いつものこと?というかいなくなったら探さないのか普通?
「探さなくていいのか?弟子なんだろ」
「探さなくても大丈夫ですよ。弟子とはいえ大人なんですから。それにアズムルはよくわからないですけどいなくはなりますけど死んで帰ってくることはないと思うんですよ。根拠はないですけど」
心配してるのかしてないのかよくわからんなそれ。




