巨悪五星
「星のオルッシュ。こいつは本当にやばいぞ。僕の調べるかぎり一番極悪の六人に近い」
そんなにやばいのか?星のオルッシュってやつは。
「星のオルッシュというやつは私も聞いたことがありません。ミランクは知ってるんですか?名前以外にも」
「他の四人のことは情報があったからよかったけど星のオルッシュに関してだけは情報がない。やつと戦ったやつは生き残れない。その情報だけあるから実力は未知数だ。下手をすれば大盗賊よりも強いかもしれん」
ミランクはアサコに言うが領主の部屋で聞いていたマキスが
「大盗賊より強い?それはないと思うぜ。極悪の六人は本当に強い。本物を見ればわかると思うぜ」
「本物を見る?バカを言え。僕はむざむざ死にに行くつもりはない。僕は逃げるのは上手くても戦いが上手いわけじゃない」
ミランクはマキスに言うとマキスは軽く笑い
「俺だって強くはないさ。ただあいつは交渉の場には必ず本人で現れる。それにその時やつは商品を売りつけるわけだから必ずしたからくる。それだけだ」
「交渉の時はしたからねぇ。確かにその情報は交渉とかしたやつしかわからんだろうさ。あの男は遠めから見てもやばいやつだと僕は思ったし」
ミランクはまたマキスに言うと俺は一旦手を叩き
「今はその話はやめようか。まずはアルドノア村だ」
俺は二人に言うとミランクが
「何を言う悪人。最悪のケースを考えて大盗賊がいるとも仮定しておかないと」
そう簡単にいるもんかねぇ。ナガルってこの前来た強そうな配下がいるならまずはそいつを使うと思うんだが。
「最悪のケース以前にナガルとかいうやつもいるだろ」
「そいつはマリステリアが殺すから大丈夫だと思うが。ま、確かにアルドノア村の奪還は先決だとは思うよ。でもマクス村を手薄にするのも行けないから妹ちゃんはここにいよ」
ミランクは俺に言った後、アサコは軽くため息をつき
「仕方ありません。本当なら私もライ様と行きたいところですがマクス村をウビア達にとられるわけには行きませんから」
え、まじか。俺も行く前提か。領主としてそうした方がいいかもしれないけど村を手薄にするわけにもいかないからな。
「わかった。じゃ俺はマリステリア達とアルドノア村に行くから留守を頼むよ。アサコとマキス」
「了解です。必ず屋敷と村は守ってみせます」
アサコが言ったあとマキスは頭をかきながら
「仕方ないな。この村がなくなると困るし、お前が領主の方が俺は少し楽だから引き受けてやるよ」




