腕集めのナガル
男は騎士の腕に頬擦りをした後、速攻で地面に叩きつける。
「なんだこの腕は!美しい友情の中にこんな腕があったなど私は認めん!貴様はその場所に入らん!」
男は腰に装備していたノコギリで騎士の首をぎこぎこと斬り落とす。
「ぎーこぎこぎこ。醜いものは醜くきれていればいいんだよ」
男は殺した一人の騎士の死体を蹴りつけた後に言う。
「大事なお仲間なのに助けなくてよかったのかい?その行為は美しくないなぁ。負けるとわかっていても仲間を庇う。それが美しき友情というものじゃないのかい?」
「あなたはだれ?なんでこんなむごい殺しをするの?悪人」
マリステリアは急に現れ一人の騎士を殺した男に言う。男の見ためは顔は普通、首に赤いスカーフをまきくちもとを隠しており、腰には少し長い剣とノコギリを一本ずつ装備していた。
「私ですか?名乗るのが遅れましたね。私はナガル。大盗賊バルストリア様の配下です」
ナガルは一礼した後に言うと残っていた騎士の二人がマリステリア、カリュー、アズムルの前に立ち
「ここは僕達が時間を稼ぎます。ですから村の人達の避難をお願いします」
「馬鹿者!そんなものこの私が認めるわけ」
マリステリアは騎士二人に言うと騎士は
「あなた様は生きなければなりません!スーサイヤ王国にはあなたが必要だ。それにカリューもアズムルも僕達よりは強くなる。だからこれは未来への投資さ」
「......絶対に後からくると誓いなさい。わかりましたか」
マリステリアは騎士二人に言うと笑いながら
「せいぜい頑張りますよ。マリステリア様もカリューとアズムル、アルドノア村の方々を任せましたよ」
マリステリアはカリューとアズムルに指示を出し、アルドノア村の人の避難を始める。
「実に美しい!勝てないとわかるや否や君たち平凡な騎士が私の前に立つとは。いやはや素晴らしい友情だ。君達の腕はさぞいい触り心地に匂いがするのだろうね」
「勘違いはやめてほしいかな。僕らは何も負けると思っているからマリステリア様達を戦わせないようにしたんじゃない。他の人がいると集中できないからマリステリア様にはお前とは別の機会に戦ってもらう。ただそれだけだ」
騎士は剣を構えながら言うとナガルも笑い
「そうかそうか。なめられるのは別にいい。君たちが美しくさえ散れば問題ないからね!」
ナガルは剣でまず騎士の片腕に斬りかかり、ナガルが攻撃した瞬間マリステリアが騎士二人に
「必ずマクス村にまで生きて帰ってきなさい!私達は一度マクス村に村の人達を避難させてくるから!」




