刺客
俺とアサコはアイラに暴れているという場所にまで案内をさせるとそこには背中に長い太刀を背負う黒髪で片目に一本線が入った男が立っていた。
「来たか。あの人の言うとおりだったな。騒ぎを起こせば領主がくると」
男は俺たちに言った後、背中の太刀は抜かず腰から細い剣を抜く。
「お前は誰だ?何をしにせめてきた?」
「我が名はハオル。マクス村の顔役、ひいてはランドル領の領主、ライ・ファムをきりすてに来た」
ハオルと名乗った男は細い剣で斬りかかると俺はハオルの剣を俺が装備していた剣でうけとめる。
「ほう。我が剣をうけとめるとは。少しはできるらしいな」
「それはどうも!」
俺はハオルの剣をはじいたあと腹部に向かって剣をふりおろす。
「おっと!」
ハオルは俺の剣をかわしたつもりだろうが奴の腹部に少し剣でえぐっだ傷が残る。
「やるなぁ!かわしたつもりだったのによ」
「俺は当てた気でいたからな。当たるのが普通なんだよ」
俺はハオルに言うとハオルは急に笑いだす。何だ?何がおかしい。
「いやはや領主なんてざこだと思っていたから今回の任務はあまり気乗りしなかったんだ。でもな。我の剣を対等にうけきれるならこの任務受けてよかったと心から思えるからな」
ハオルは剣をかまえると俺に接近し斬りかかる。
「残念だけどその程度じゃ俺には勝てない」
こいつと斬りあってよくわかった。アサコが強いことはわかっていたつもりだったけどアサコの稽古を受けたからこそわかる。こいつは、ハオルでは俺には勝てん。慢心とかはしてない。
「言ってくれるね。領主で戦士としてはまだまだなガキが。あまり大人をなめるなよ!」
「俺は10歳だがあんたみたいな奴に対してなめる、とかないな。慢心としていない。お前は弱い。それだけだ」
俺はハオルの剣をはじいた後、ハオルに斬りかかり、ハオルは俺の攻撃を避けようとした。だが俺は当てる前にとめる。
「なっ」
「残念だけど俺は剣士、ではあるが魔法も使えるんだ」
俺はハオルの体に火魔法、ファイアボールを腹部に当てるとハオルは自分の剣を落とし、慌てて腹部に当たった火を消そうとする。
「くっ!あっつい!ファイアボールごときでこんな」
「お前みたいな雑魚に用はないからはやくお前をここに向かわせた奴のことを聞かせろ。そうしたら楽に殺してやる」
俺はハオルにゆっくり近づき、剣を奴の首に当てる。
「殺すなら殺せ。我は所詮使い捨て。我より強きものがすぐに」
ハオルはそこまで言うと急にハオルの体に穴が空いた。




