領主としてすべきこと
「それではお願いします。ミランク」
「はい!妹ちゃんに頼られました!よしきた!」
一人で盛り上がりながらミランクが言ったあと一度息を整えて
「まずはコウヂ村の顔役、キンケ。こいつはかなり頭がきてる。めちゃくちゃ賢い。こいつのおかげでコウヂ村が平穏であれると言ってもいい。まぁやってることは嫌いだが」
ミランクは吐き捨てるように言ったあと俺はミランクにキンケについて聞く。
「キンケのどこが嫌いなんだ?」
「あ?簡単だよそんなん。あいつの村には上納金があってない。それさえちゃんとしていれば平穏に過ごせる。だが払えない場合はそいつの家族は全て殺されるか奴隷にされる。これによって村は平穏に保たれている。形上な。内心は普通なら揉め事がすごいとは思うさ。だがやつはある男を雇ってそうさせないようにしている。それが」
「大盗賊のバルストリアですね」
ミランクが言う前にアサコが言うとミランクは笑顔で
「流石妹ちゃん!大正解!今コウヂ村はあの二人がおさめているといってもいい。サムル村の方はキンケとバルストリアさえどうにかしてしまえば問題ない」
ミランクは俺たちにキンケとバルストリアの情報を言ったあとアサコとミランク、領主の部屋で作業していたマキスが俺の方を見る。そうか。俺は領主だから次にどうするかを決めないとダメなんだな。あとはアサコ達の意見を聞こう。
「それじゃコウヂ村に攻め込もう。そしてランドル領の完全な領主になる」
「よくいいなされましたライ様。このアサコ。一生ついていきます」
アサコは俺の前で言ったあとマキスは作業をしながら
「ま、今回協力すれば今の立ち位置にずっといれそうだしここは居心地も悪くねぇ。顔役の自由とは違うがこっちの自由の方が生きやすいから俺も協力するよ」
マキスが言ったあとミランクは気にくわない顔で
「協力したくはないけど妹ちゃんの為に協力してやる。僕は他のこともやらないといけないんだけどな。本拠地的にはスーサイヤ王国だし、それにアルドノア村も」
アルドノア村の管理は今はミランクに任せている。ミランクの知り合いに村のことを任せられるやつがいるらしくそいつが四年間うまいことしてくれていたらしい。俺たちが今後の方針を決めたあと領主の部屋の扉を誰かがノックする。
「ライ様。お客様が来ていますが」
アイラが扉越しに言う。お客様?俺にはそんな奴いないけど。言ってて悲しくもなるけど四年間ずっと稽古してたんだし仕方ないだろ。
アイラに「入れていい」と言ったあと入ってきたのは確かに俺の知り合いだった。客人と呼べるかはわからないけど




