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ランドル領の顔役

「わ、わかった。妹ちゃんを使うとはクソ領主め。お前のことは死んだら必ず恨んでやる」


 好きにしろよ。恨まれたところでお前くらいなら大丈夫そうだし。

 俺がミランクに言ったあとアサコは笑いながら


「お二人仲が良くなって私は嬉しいですよ」

「妹ちゃん。仲良くなってないよ?僕こいつのことマジで憎んでるからね。妹ちゃんに何するかわからないようなこいつのこと」


 ミランクは俺を指さしながら言うとアサコはまた笑っていた。




 ライ達が屋敷でミランクと話している頃、ランドル領にあるコウヂ村、サムル村の真ん中付近にある一軒家で二人の男が話あっていた。一人は背丈が180cmくらいある巨漢の男、もう一人は眼鏡をかけた頭の良さそうな男だった。


「おいキンケ。マキスの野郎が裏切りやがったぞ」


 背丈が180cmくらいある男が言うと眼鏡をかけている男は眼鏡を指でくいっとあげながら


「落ち着けウビア。これくらいのこと予想していただろう。マキスはバカなんだからな。ところでマキスって誰だっけ」

「やっぱりお前と喋ってると頭痛くなるわキンケ。頭悪いくせにメガネかけて誤魔かそうとするしよ」

「は、はぁ?拙者バカじゃないし!バカとか言う奴の方がバカだし!」


 眼鏡をなん度も指でくいくいっとあげながらキンケは言う。


「その眼鏡何回もくいっくいってやめろ。いい加減目障りだ」

「うるさいうるさい!これをする方が落ちつくんだ!」


 呆れながらウビアはキンケに言ったあと


「キンケ。俺たちはこれからどう動くかだが」

「は?決まってるだろ?拙者達でランドル領の領主を斬りすてる。こうバサバサっと!」


 キンケは腰に装備していた刀を振るうとウビアは


「おちつけバカ。確かにランドル領の領主はどうにかするが今はまだその時じゃない。気を待つんだよ。地道にコツコツとな」

「拙者はその地道にってのはどうも苦手だ。やると決めたならズバズバってやるのが一番だろう」


 キンケは刀をおろしてウビアに言うとウビアはキンケに


「まぁ待て。いつも通り俺が段取りするからお前は村でいつも通りにしていろ。動く時に俺がお前の村に行くから。仕込みが長くなりそうだから何年かかかる。それまでお前はマキスの二の舞にはならないようにしておけ」

「承知した!ようは村にこもっていればいいんだな!」


 キンケはウビアに言うとウビアは「まぁそれでいいわ」と呆れながら言った。こうしてこの二人はライをランドル領の領主からおとすため淡々と準備をしていた。

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