ギルス・トリア
「いいねぇ!いきなり片目潰しにくるたぁクソ気に入ったぜクソ姉ちゃん」
「お褒めに預かりどうも。ですがそこに意識を集中させておくと他がおるすになりますよ」
アサコはギルスに言った後、ギルスは急に口から血を吹き出す。
「がっ、なん、だと!?」
ギルスは血を吐いた後、後ろに少し後退し、アサコはその隙をつき、距離を詰めて片腕に暗器を刺す。
「っぐ!」
「さて。私も急いでいますので大至急で終わらせましょう。あの男、マキスとは違いあなたは殺していいですからやりやすくて仕方ありませんね」
アサコは軽く笑いながら言うとギルスも笑いながら
「面白い。クソ面白いぞ!こんなクソくだらねぇおつかいにきたから気分はクソ下がってたけどお前みたいなクソ強い奴に会えるとはなぁ!クソ楽しくていいぜ!」
ギルスは一旦アサコから距離をとるとアサコに火魔法を放つ。
「ファイアボール!」
「その程度私には効きません」
アサコは指をパチンと鳴らすとギルスの放った魔法は消滅する。
「は、はは!クソおもしれぇな!俺の脇腹クソえぐったり、魔法をクソ消滅させるとか。すげぇクソ固有魔法の使いてだな!」
「そうですね。確かに私は固有魔法を使います。あなたごときにはどんなものかわからないと思いますが」
アサコはまた距離をつめ、ギルスのもう片腕に暗器を刺そうとしたがギルスは後ろに後退し
「今日のところはクソ撤退してやる。今日のクソ借りはいずれかえしてやる。じゃあな」
ギルスは逃げるところをアサコがおおうとしたが俺が
「アサコ。追わなくていい!」
「承知いたしました」
アサコは暗器をしまい、俺のいるところにまでくる。
「大丈夫だったか?」
「はい。問題ありません。確かに強いといえば強いかもしれませんが私からすればまだ全然勝てる方です」
アサコってめっちゃ強いな。メイドになる前は何をしてたんだ?
「それじゃ今度こそマクス村に戻ろうか。アルドノア村の奴隷達は」
俺は辺りを見渡して店にいる服屋を経営していた男に声をかける。
「そこのお前。しばらくアルドノア村の奴隷達を管理しておいてくれないか?」
「わ、私がですか?私はしがない服屋ですよ!?」
服屋の店主は驚くが俺は任せる。
「お前金髪のおんなに服をあげたろ?」
「は、はぁ?なんでそのことを?」
服屋の店主は驚きながら聞くが多分そいつはマリステリアだと思うし上げた時点で信頼に値する、と思う。直接見てないからわからんけど
「まぁ後から誰かよこすからそれまでは頼む。間違っても売るんじゃないぞ」
「は、はぁ。わかりました」