マキス・ウルナ
「くっくっく。そうか。なめてるなぁ。アサコ。俺はなめられんのが一番嫌いなんだよ。わかってんだよなぁ!」
「わかっていますよ。器の小さい男だとも」
アサコはマキスに言うとマキスは大笑いした後にアサコを睨みつけ
「わかったわかったよ。よーくわかったよ。お前らが俺をなめているということはな。そんなに俺の、アルドノア村のたいせいを変えたいならよ、俺を殺せばいい。三歳児に俺を殺せるとは思えんがな!」
今の俺じゃ確かに殺せん。だけどアサコなら
「アサコ。頼ってしまって申し訳ないけど頼むよ」
「お任せください。私があの不届きものを始末します」
不届きものって。アサコの知り合いだし一応この村の顔役でもあるから。
「不届きものとは酷いいいぐさだな。俺も悪だがそんな言われ方はしたくはないぞ」
「私からすればライ様に逆らうやつは悪。そう自覚していますから。ですからあなたは悪です」
「だから悪だってわかってんだよ!」
マキスはアサコを睨みつけるがアサコはマキスと目をあわせないようにマキスに近づく。マキスの固有魔法ってまさか目があわないとつかえないのか?
「なんで俺の固有魔法の弱点が」
「残念ですが私も固有魔法が使えるんです。どんなものかはいいませんがあなた程度なら簡単に殺せます」
アサコは速攻で近づき、マキスの首に暗器を当てるとマキスは両手を上げ
「わ、わかった。あんたらのいうとおりにしてやるよ。俺も命が惜しいからな」
「......本当に?ライ様に降伏するのね?」
アサコはマキスに聞くと一瞬止まった隙を狙い、マキスはアサコを睨もうとしたがマキスの攻撃を避け、アサコはマキスをくみ伏せる。
「うぐっ!」
「この状態ならあなたにも圧力の影響がきますよ。あなたにはきかずとも私にかけた圧力がそのままあなたにくわわりますから」
「さかしい奴め。わかったわかった。従えばいいんだろ。従えば」
アサコはマキスの首に軽く暗器を当てた後
「本当に従うんですね?ライ様を裏切れば」
「わかったわかったって!領主様に従えばいいんだろ。全く。それで?領主様の言うとおりこの村が平等になるようにすればいいのか?」
マキスはアサコにくみふせられた状態で俺に聞く。
「いやこの村はこれから俺が管理する。だからお前は俺の配下につけ」
「は、はぁ!?なんでだよ!俺がこの村を管理するに決まってんだろ!誰のおかげでこの村に利益が出たと思ってるんだ!俺が汚ねぇ金持ちどもを利用したから」
マキスがそこまで言うとアサコがマキスを気絶させた。