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介護士の小話

介護施設であったヤバい習慣

作者: HOT-T

その1.朝の挨拶


他の業種でもあるでしょうが今まで私が働いて来た施設であったのは『朝に必ず偉い人の部屋へ行き挨拶をする』でしたね。


着替えたら理事長と副理事長の部屋を訪問して『〇〇部署の△△です。今日も働かせていただきありがとうございます。今日の目標は××です。今日も一日よろしくお願いします』と大声であいさつしてからタイムカードを押しに行きます。

いやもうねぇ、いつの時代だっていうか今思えば色々終わってるなぁって。

時間の無駄だし、職員達も『あれマジでだるいわぁ』ってぼやいてました。


その2.無駄に長い朝礼


同じ施設ですが朝礼が長い。

他部署の申し送りも聞くし、理念斉唱もあるし、理事長のお話とかあって30分くらい現場に戻れません。内容はスカスカです。

理念を覚えるのはまあ、いい事だとしても毎日斉唱はマジで要らない。

その時間をご利用者の為に使わせてほしいものですね。



その3.正月は全員出勤

同じ施設です。

いや、そんなの休ませろよ!

正月だけ子どもが帰ってきて会えるって職員もいるだろうが!

もう職員であふれかえってるしみんな目が死んでます。

しかも、昼食終了まで男性はスーツで介助。女性は振袖でお酌。

それでトイレ介助しないといけないしクリーニング代だって出してはもらえません。

本当に何の意味があったのでしょうか。未だに理解に苦しみます。



その4.農園管理のサービス残業


これは私の知り合いの施設ですが利用者と水やりをしていた農園があったんですね。

ところが最近は利用者のレベル低下に伴い職員が単独で水やりをすることに。

しかも担当は……その日の『非番者』がサービス残業で30分から1時間かけて行います。

いや、十分業務だと思うんだけど残業代払うか日勤者に振れよ。それが出来ないなら廃止しろ!!ですよね。でも働いている方も『利用者さんの為にも』と言っていました。

いや、肝心の利用者様が関われないならもういりませんよ?



その5.葬式に参加


利用者様が無くなった際、所属長などが香典を持って行ったりするという事はあります。

ただ、前の施設は『一般職員』が『あくまで個人的感情』という体でで参列するという暗黙の了解があって2年目くらいまでは続いていました。

私は自宅でする方の通夜に行かされ、その後発表。『いい経験をしたね』と言われるまでがセットですが今思うとこれ、限りなくアウトなんですよね。

介護福祉士の職業倫理として『個人的感情による自宅訪問』はNGと定められていますが、これってそれに近いんですよね。

葬式をする側になってわかりましたが来られてもマジで戸惑います。そっとしていてほしい。


その6.始業30分前には申し送りを受け万全の態勢で仕事に臨む


何か社会人として当たり前の心構えみたいに言われる事がありますが普通にアウトです。

だってその時間は労働をしているはずなのに無給ですから。

だけど古い職員は「私達はこうしてきた」とか言うんですよね。そういう人に限って申し送りがだらだら長い。何だかんだで把握していないしサービス残業しがちです。

ちなみに私も早めに職場にはいますがそれは遅刻が嫌なので早めに来ているだけです。

普通に休憩室でエナドリ飲んでますね。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通にブラック企業ですw
[良い点] 自分も介護員だった(今も業界には居ます)ので、その独特な雰囲気分かります。 [気になる点] さすがに正月の話は引く。 [一言] 今後も、我らが異常な業界のことを世に知らしめて欲しい。
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