8話 スーパーに行った
ちょっち納得いかないけどこれ以上何か思いつく訳でもないから出しちゃう。
8話 スーパーに行った
「ソリット、調味料ちょうだい」
「ソリットくん、私もいい?」
私とすいせいちゃんはソリットに調味料をたまにもらってる。ソリットの持ってる調味料はすごくおいしくて使いやすいからである。
「わかった、用意するね」
と言うわけで私とすいせいちゃんはソリットにねだる。
「う〜ん…あ!」
その時ソリットが何かを閃いた。
「ねえルナ、すいせい。スーパー行かない?」
「すーぱー?」
「スーパーなんてあるの?」
「厳密には今から作るんだけど」
「作る?」
「そう、魔法空間で作れるからいけるかなって」
「じゃあ行ってみる?」
「待って待って待って待って」
「え、なに?」
「そんなトントン拍子で話進んでも私何も何も分かってないよ」
「あぁそっか」
「で…そのすーぱーって何?」
「スーパーマーケット、いろんな食品とかがあるお店のこと」
「野菜とかお肉とか?」
「うん、よほど変なもの求めなければ大丈夫だと思う」
その時、私の頭に家族みんなで楽しく買い物をする姿が浮かんだ。
「ソリット、みんな連れて行っていい?」
「うんいいよ、広いから結構きても大丈夫」
家族全員を引き連れてソリットに転送してもらった。
「おぉ!」
「すご!」
「広い!」
「再現度高い!」
眼前に広がるのは大量の食品が並んだ場所。
「すごいでしょ。じゃあみんなそれぞれ好きなところ行って大丈夫だから。お金は…一応もらう。多分日本基準の原価結構下回ってるけどお金払わないと気が済まない人たちばっかりだから」
「…ありがとね」
「帰りたかったら後ろにあるドアを通ったら戻るから」
「うん、わかった。ありがとう」
「よし、じゃあ僕あっちいく」
「私はソリットくんについて行こうかな?」
「それなら私たちはみんなで行こうか」
「はーい!」
と言うわけで私のほうは家族全員で、もう片方は親の顔より見たソリットとすいせいちゃんのペアで見ていく。
「カゴとカート、すごいねこれ」
「広い場所で長時間、色々なものを買うのに便利な道具だな。発想力がすばらしいな」
「このスーパーっていう場所だからこそって感じするよね」
「周り見ても…見たことないのいっぱい」
ん、あそこに店員?マネキン?がいるな。1人で突っ立てるけど何してるんだろう。
「んんん…」
その時クルスが足を止めて眉間にシワを寄せている。
「ん?どしたの?」
「いや…読めない…」
「どれどれ…?」
『 鰹 』
「…ねえゼール、問題」
私は笑顔でゼールに近づく。
「何?母さん」
「あれは何て読むでしょう」
「かつお」
「ソウ、セイカーイ。スゴイ!」
((誤魔化した))
「ねえ母さん鰹節って何?」
「う〜ん何だろうね…買ってみよっか」
「そんな感じで買っていいのか…」
「まあ安いしいいんじゃない?」
「ねぇママ!あっち行こう!」
「うん、じゃあ次行こうね」
「上にカテゴリーが書いてあるからいいわね。わかりやすい」
「まあもっともそのせいで逆に知らない単語が出てくることが多々あるけどな」
「ねぇママ!早く行こう!」
「わかった、行こ」
「さてとまぁすいせいは見慣れた感じかな?」
ソリットくんが聞く。
「うん、まあ特に。それよりもその…ソリットくんは大丈夫なの?その…色々と」
ソリットくんは日本で何か辛いことがあったというのを私は知っている。
「それで言ったらすいせいも…まあ思い出さないわけじゃないけど…すいせいと……みんなといるとちょっと紛らわすことができるから」
「……」
なんか…調子狂わされるな…まぁいい意味で…
「ま、それはいいから。調味料とか、あれなら食材も買っていく?」
「じゃあ、そうする」
そう言って中を見て回ってる時に遠くにルナお姉ちゃんが見えた。
「ん、ルナのカゴ…鰹節入ってる。何に使うんだろう…」
「ルナお姉ちゃんだから知らないものだから何となくとかで買ってるかも」
「じゃあ…たこ焼きとか作る?」
「お!粉物食べれるの?」
「ぉぉ…食いつきがいいな…じゃあそれで行こ」
ソリットくんが笑顔で聞いてくる。
「やったー」
「一旦先に調味料いく?」
「うん、そうする」
「とすると…醤油、味噌、砂糖とかもあるといいかも…後は醬系とか?」
「豆板醤とか?辛いのはいいかな…」
「ok、じゃあ…今言ったの取りに行こっか」
数分後
「よし、こんな感じで大丈夫?」
「うん、ありがとう」
「後は…たこ焼きかぁ…たこ焼き粉と天かすと…まあどうにかなるか」
「タコ以外も入れる?」
「…じゃあ入れよっか」
「チーズ、ウインナー…ウインナーってある?」
「ある」
「じゃあそれで」
ウインナーがあるとこに向かっている途中にソリットくんが足を止めた。
「ん、お肉。いる?」
「お、何肉?」
「何でもあるよ。鳥豚牛」
「じゃあ豚バラと、鶏もも…鶏むねは使いこなせる自信がないな…」
「わかった」
ソリットくんがカゴに入れてくれた。
「あとは、ウインナー」
「あそこにチーズある」
「うん、取りに行こう」
その2つをカゴに入れた。
「野菜も欲しい?」
「うん、欲しい」
「じゃあ最初のところにあるからそっち行こっか」
小話を少々挟みながら野菜コーナーに移動する。
「え〜っとにんじん、玉ねぎじゃがいも〜…キャベツぐらいかな…1人で使い切れる自信ないし…」
「野菜って冷凍できるのかな…」
「いける想像つかないからやめておいた方がいいかな…」
「じゃあ、こんなもんでやめておこう」
「ふ〜結局食材も結構買っちゃったな〜…あ!ソリット、すいせいちゃん」
と、その時ルナお姉ちゃんたちと合流した。
「ん、ルナ。鰹節って何に使う?」
「いや、何となく買おうかなって」
「お、すいせいビンゴ。じゃあそれ使う料理していい?」
「いいの?じゃあよろしく」
「それじゃあ…会計したら帰ろうか」
会計後帰ってきた。
とりあえず私とすいせいちゃんとソリットで試しに作ることにした。
娘妹をヴェルカに任している。みんなの面倒を見るのを苦だと思ったことはないが一時的にフリーの時間ができるのは単純に楽。
「さてと、どうやって作るかな…」
「プランあるの?」
「ない…ま、どうにかするか…」
そう言ってソリットは変ななにかを出した。
「ねえソリット何作るの?」
「たこ焼きっていうすごい美味しいやつ」
「すごいふんわりした回答が帰ってきた気がする」
「まあ見ててよ」
そう言ってソリットは手際良く作っていく。
「おぉ…私たち必要ない」
「2人とも味見したい?」
「「うん!」」
揃った。
「はいはい、今出すからちょっと待ってて」
何というかお兄ちゃんって感じ。13歳なのに。
※13歳なのに。
「…失礼なこと考えた?」
「ソンナコトナイヨ」
「ほんとにぃ…?はい、たこ焼き」
「おぉ…美味しそう…」
「久しぶりに見た」
「熱いから気をつけてね」
「うん!美味しい!」
「懐かしい感じ!おいしい!すごいじゃん!」
「…ん」
「…ん?」
「……ありがと」
あれ?ちょっと泣いてる……?
「…泣いてない!」
「まだ私何も言ってないんだけど…」
「え?いや…」
「うん、すごいよ〜…ソリットくん頑張ってる」
そう言いながらソリットの頭を撫でるすいせいちゃん。
手慣れてるな…というかそんな褒められたことないみたいなことされても…
「………」
効果はあったようだ、ソリットが泣き出してしまった。
「大丈夫?ソリット…」
「……」
泣きながらソリットくんは何かを振り払うように首を左右に振った。
「ありがと、みんなお腹空かせてると思うからそろそろ作るね」
「本当に?大丈夫?」
「うん、大丈夫」
その意思は全く動かないと悟った私は早々に折れておく。
「…分かった。じゃあみんな呼んでくるね」
「おぉ!すごい」
「これ、何?」
「たこ焼き」
「たこ焼き?」
「そう、たこ焼き」
「タコどこ?」
「中にタコが入ってるの。チーズとかもあるよ」
「ほんと!食べる食べる!」
「あぁメナー…熱いから気をつけて」
「うん、ありがと」
「ど?」
「うん、あいがと…」
もう口に運んでいる。
「ん!熱い!おいひい!」
「水」
「ん…ママ!ありがと!」
「む…」
「ヴェルカも水」
「ん’’ん’’…悪い、感謝する」
「よくルナわかったね」
「ソリットくん、人のこと言えないよ…」
「ぇぇ…そんなことのないよ」
そう言いながらソリットはたこ焼きを作りながら、クルスの飲み物を入れ、ゼールがソースを欲しがっているのを察知しソースを渡し、すいせいちゃんの機嫌を確認しながら、全員と話してる。これを完全に脊髄反射でやっているのである。
そんな人に視野が広いと言われても何も響かない。
「いや…ルナお姉ちゃん、この状態のソリットくんに何言っても揺るがないから」
「あぁそっか。わかった」
「なんか諦められた…」
そういうことなら仕方がない。
「あ!そのたこ焼きメナーが欲しかったやつ!」
「ん!これは私のよ!」
「あぁ…ほら、メナー」
「やったぁ!ありがとうヴェルカお兄ちゃん!」
なかなかにお兄ちゃんしてるな。
「様になってきたね、ヴェルカも」
「ま、まあ頑張っているからな!」
なんとあのヴェルカが照れている。
「ヴェルカが照れるの珍しいね」
「ソリットは毎日照れてるんじゃないのか?」
「そんなこと……な…い?!!」
隣ですいせいちゃんがたこ焼きを食べてと言わんとばかりに差し出してくる。
「何だ、ソリット。いらないのか?」
「いや…そうじゃないけど…」
「え、いらない…の?そっ…かぁ……」
「あぁごめん……あむ」
「どう?美味しい?」
「うん……」
「……」
「……」
「………///」
「今は照れたな」
「今は照れたね」
「……うるさいやい」
…付き合っちゃえよ
「すいせいちゃん満足した?」
「うん、満足した。とっても満足した!」
「…………」
ソリットが声にならない声を出して隣にいるすいせいちゃんに体を寄せる。
「ぁあぁあごめんね…?」
そう言いながらすいせいちゃんはソリットの頭を撫でる。
「うん、ありがとう」
やっぱり付き合っちゃえよ!これあれか。2人ともこれが少しずつこのいちゃつきが日常になってきてなんか付き合ってる、付き合ってないみたいな感覚がなくなってるかもしれない。
…そんなことないか。冷静に考えてそんなことないや。
その時、みんなの視線が2人に集中する。
「え…ちょっと、みんなそんなに見ないでよ…」
「2人とも熱々ですね」
「これが恋愛…」
「ちょっと、そんなにはっきりと言わないで…ってソリットくん!」
「え?あ!」
しまった!完全に目を離してたら、めっちゃ焦げてる!
「ちょっと!焦げてる焦げてる!!」
「あ!えっと…とりあえず救出して……」
と、そんなこんなで、今日のたこ焼きパーティーはお開きとなった。
「メナー、ゼール。スーパーどうだった?」
ソリットが2人に聞く。
「楽しかった!」
「また行きたい」
「じゃあ月に1回ママに連れて行ってもらって」
「どうやって連れていけばいいの?」
「えぇっと…こう…そ…えー…いい感じに」
「ソリットくん結構無責任…」
「…冗談だよ。はいこれ」
(ソリットが冗談を言ってる!珍しい!)
すいせいちゃんはなんで興奮しているんだ…?
「魔法陣?これでいけるってこと?」
「そ、すいせいも」
「ありがとう、これが月1回いけるってこと?」
「そ、別に深夜だろうが早朝だろうが大丈夫だから。あぁあともう一つ。レジの近くに謎のマネキンあったでしょ」
「あ!そういえば!」
「それに言えばオーダーメイドでいろんな物作ってくれるから」
「たとえば何?」
「あー…なんだろう…ごめん思いつかない」
「まあないものはそのマネキンに頼めば作ってくれるってことね
「そ、だからガンガン使って」
「うん、ありがと」
「ありがとう、じゃあまたねソリットくん、ルナお姉ちゃん」
「うん、またね」
「またね」
8話 終了
これ展開がどうのとか、戦闘の描写なんかよりごくごく普通の日常会話書くのが1番難しい説がある。
後誤字脱字は知らん。できる限りは直した。




