6話 ドラゴンと戦った
きーぼーどつかった。とってもかきやすかった
6話 噂を調べた
「ハッ!」
「ママ!がんばれ~!」
ガキン!
「う...ありがとうございました」
今は炎日内の兵士と訓練をしていた。ソリットに少しでも追い付きたいからである。ちなみに少し前戦ってみたが、私と同じステータスというハンデつきでも剣技で圧倒された。私2人分ぐらいの手数があった。
「ママ!最近訓練頑張ってるけどあんまり体壊さないでね!」
「母さん、無理しすぎないでね」
「うん。メナー、ゼールありがとう」
やはり気配りが出来る娘がいる安心出来るな。
「ああ、そうだ。ルナさん。これは噂なのでわからないんですが氷聖の隣にある森に特殊な魔物がいるらしいんですよ。何でも氷聖の冒険者を2回ほど送ったそうだが討伐できず。みんな口を揃えて化け物がいると言っているとかなんとか。討伐できた人にはしょうき...国から10万円ほどお金がもらえるそうですよ」
氷聖とはここ炎日の北にある国だ。そして各国のまわりには森やその地域の特色のある区域がある。氷聖の近くの森だから、雪に覆われている可能性があるな。
「私は別にそういうのに興味はないし、私は兄妹や娘と平和に暮らしたいんだけどな~」
「熟練の冒険者を送っても勝てない状況だから、遅かれ早かれ依頼が来ると思いますよ」
マジか...前の森林調査のトラウマが~
「母さん?すごい疲れてるように見えるけど大丈夫?」
「ああ、うん。大丈夫。ありがとゼール...」
にしてもそんなに危険な森が今まで国内最強と言われているの私の耳に入らなかったのも不思議だな...
考えても仕方がないので城内の訓練室をでて足早に家に帰った
家に帰った私はクルスとピーウがチラシを見ていた。
「お姉ちゃん!何か面白そうなイベントが開催してるよ!」
「ん~と?強者募集中!森林の強い魔物に挑戦!勝てば賞金10万円!場所は氷聖隣の森か」
内容薄っ!にしてもなんかさっきも似た内容のことを聞いたような...
「ママ!これさっき兵士さんが言ってたやつじゃないの?面白そう!」
それか!てことは私が強いらって攻略させようとしてたってことか。正直めんどくさそうだけど娘や妹がすごく興味津々だからな~...結局いくしかないか
「じゃあ明日行ってみようか」
そう言って装備を整えてその日はすぐに寝た。
次の日会場に行って見ると兵士らしい人が居た。
「あれ?ルナさんではないですか!氷聖でも顔は知られてますよ、すごく強い女性兵士がいるって。挑戦されますか?」
「はい挑戦します」
「わかりました。ではルールを説明します。森の中にいる魔物を連戦で勝ち抜くそれだけです。それでは頑張って下さい!」
説明みじか!
とりあえず入ると最初にハイハイエナエナが数体居た。
「せい!」
だが私たちは言い方はあれかもしれないが武闘派家族だ妹に任せても別に問題なく倒せる。
次にでてきたのは頭がワニ、体が鶏、足がウサギの魔物だった。
「うわ!お姉ちゃん!これどうなってるの?」
「うげ!気持ち悪い!ゼ、ゼール。これ何!?」
私達の気持ちを置き去りに娘2人はなぜか興奮していた。
「これ!姉さん伝説のキメラNo:001だよね」
「だよね!ゼール!これは研究しがいがあるよ!」
「一応言っとくけど飼うのはダメだからね...」
そう言うと娘2人はそのキメラを生きる程度に攻撃して血を取っていた。その時、
「ほほう、今度の挑戦者は女ばかりか...これでは私の目的が果たせそうにないな」
そんな声がし、その方向に向くとなんとドラゴンが居た。
「何してるの?」
「我は強者を探しているのだだから弱者には興味な...何!?」
何か発言にムカついたので圧をかけてみる。
「我と同じドラゴンの能力者か、面白い!勝負ぐらいしてやろう!我に挑んだことを後悔するがy」
「ハッ!」
「グハッ!ふ、不意打ちとは卑怯な!」
「いやなんか長そうだったから...」
「しゃべってる時に攻撃してはダメだろう!」
「そういうの気にするタイプなのね...」
「まあ良い。では正々堂々勝負だ」
まずはドラゴンの突撃。ちゃんと強者探しをしてるだけあって速い。
「ほう、この突進を避けるとは。今までの者とは違うようだな」
「じゃあ今度はこっちから行くよ!」
ブオオオォォン
私は瞬間移動から連撃を出した。
「瞬間移動からの流れるような連撃!面白いではないか!」
だがこのドラゴンちゃんと防ぎながらカウンターも打ってくる。
ブフォオオォォ
隙を見てドラゴンブレス!しかも氷!
ブオオオォォン
「ほう、これまで避ける人間は3人目だ...珍しい、ならば私も本気を出そう!」
そう言って連撃を繰り出してきた、がさっきより遅い。
ドゴン!!
違う、重いのか。当たったらほんとにまずいな
だったら私は手数で押しきる!
(この女さっきよりスピードが上がっている。手数に切り替えただけではない。もっと根本的にステータスが変わっている?まさか...)
「戦闘中に考え事?余裕あるわね!」
私は渾身のパンチを繰り出した。
「グアアァァァ」
「おお!ママ凄い!」
ボフッ!!
その時辺りに煙が出た。そして煙が晴れるとなんとそこにはドラゴンは消えており代わりに私より1歳年上ぐらいの見た目の男性が立っていた。
「えっと...誰?」
「見事だ。我はさっき戦ったドラゴンだ。この姿になるのは久方ぶりでな、分かりにくいかもしれんがこれからはこの姿で頼む」
「これからはってどういう?」
「我を倒した者、お前はスキル、[スターレッドセクト]ではないか?」
ドラゴンさんが言うと全員固まった。
「な、なんでその事を...もしかしてストーカー...」
「そんなことあるわけないだろう。自己紹介が遅れたな。私のステータスはこうだ」
ヴェルカ
レベル:96
スキル:フリーズドラゴン(10)
体力:763
攻撃力:749
スピード:799
防御力:741
知力:1209
不老
「なるほど...」
「知力1200...」
「不老ね。人魚界でもまれにだけど見るわよ」
「そう、見てわかる通り我は不老だ。だからこそ様々な時代を知っている。魔王の時代や人間の時代、人魚の時代もあったな」
「じゃなんで母さんのスキルを知ってるの?」
「我はなここの隣の国にある図書室に入ったことがある現代の人間には解読できん文字を我はすべて解読した翻訳魔法を使ってな」
「それでどうなったの?」
「長かったので要約するが簡単に言えば魔王復活の時それと同時に勇者の力を持つ者をこの世界に送るとな」
待って。魔王ってソリットの世界で倒さなかったっけ...
「ん?どうしたのだ?」
「...ダーノっていう魔王だったりする?」
「なぜそれがわかったんだ?」
「パラレルワールドでそいつ倒したんだけど...」
「...この話には続きがあってな、時空の歪み、別世界への連動が起こるという訳のわからん事が書いてあるのだが、たぶんそれだろう」
つまり私はソリットのおかげで楽できたってことか。
「勇者の力を持つもののスキルはスターレッドセクトと書いてあったのだ。そしてこれ本を見た目もの、勇者のサポートを頼むとも書いてあった。だからお前と旅にでないかと言おうとしたが、我の役目も魔王がいない今なくなってしまったな」
「じゃあ私達と一緒に暮らさない?」
「ん?我はまた強さを求めるため旅に出るつもりだが...」
「私と一緒に修行してほしいし、私もたまには年上に甘えたい!」
「...ママ、本音漏れてる」
「お姉ちゃんそんな願望あったの?」
「ま、まあそういうことだからどう?」
ヴェルカは悩んでいるようだった。
「...まあよかろう」
「やった!私はルナでこっちからメナー、ゼール、クルス、ピーウね!」
「竜族、興味深い...」
「長寿仲間が増えたからありがたいわ」
みんなもとくに問題はないらしい。
料理スキルを試すために夕食はヴェルカに任せてみた。ちゃんと町に行ってレシピを聞いてきたらしい。
ちなみに料理できる?って聞いたら、
「これでも1000年は生きてる料理ぐらい任せておけ!」
と言っていたので大丈夫だろう。
ちなみに今はクルスと一緒に本を読んでいる
「母さん、ちょっと良い?」
ゼールが珍しく疑問があるような顔をしてきた。
「どうしたの?答えられる範囲では答えるけど」
「いまヴェルカ兄さんがご飯作ってるんだよね」
「そうだけど...それがどうかしたの」
そういうとゼールは竜族に関する本を見せてきた。
「なになに...竜族は人族の12倍の食料が必要になる...」
そう私が読み上げたときその場にいた全員一緒に固まった。
「これ、まずい?」
「そ、そうかもしれない...」
そんなことを言っていたら料理人が戻ってきた。
「よしできたぞ。町に行ってレシピを聞いてきたオムライスとやらを作ってみたぞ。分量は少し変えたがな」
その少しが怖すぎる!
「...とりあえずみんなを呼んでこようか」
「わ、わかったお姉ちゃん」
そうして全員がリビング兼食卓に集まった。
「持ってくるから待ってるが良い」
机の上にゼールが持ってきた本が放置してあったのでみんな事情は リビングにきて三秒で理解した。
みんなドキドキしているとヴェルカが料理を持ってきた
「我特製のオムライスだ」
「こ、これは!」
なんとそこには...
「おお!美味しそう!!」
「量もちょうどいい...」
めちゃくちゃ美味しそうなオムライスがあった。そして娘達には好評のようだ。妹達はどうだろうか。
「美味しそう...」
「竜族もやるじゃない!」
好評のようだ。
「さあ食べるがよい!!」
「「「いただきます!!」」」
トロトロの卵にケチャップの甘味と酸味、完璧な配分だ...
そんな調子でみんなすぐに食べ終わってしまった。
「どうだ我も料理が出きるのだぞ」
「凄いよヴェルカ!にしても竜族はいっぱい食べなきゃいけないって聞いたけど大丈夫なの?」
「人の姿になるとエネルギーを多く取らなくてよくなり感覚も合わせれるようになるのだ。我のように人語を理解し、長寿だからこそできる芸当だ」
なるほどだから量の調整もきいたわけか。
その後はみんな順番にお風呂に入って家の部屋を案内した。
「ヴェルカはここの部屋ね。よほど変なことしなければ自由に物とかおいて良いから」
「うむ、わかった」
「じゃあおやすみお兄ちゃん!」
「だれがお兄ちゃんだ!」
そう言って自分の部屋に戻るとつかれていたのかすぐに寝てしまった。
私は夜遅くに起きた。寝たのが午後9時半なのだが起きたのが朝の2時に起きてしまった。もう一回寝るまで布団でゴロゴロしてるか~
ガキン!ガキン!
...なんだ?空耳か?
だが私は眠気に負け確かめには行かなかった
私は起きた。時刻は6時半ぐらいだ。ゆっくり布団から起き上がって部屋をでてリビングに行くとピーウが朝食を作っていた。
「おはようピーウ...」
「おはようルナ、そう言えば朝からこの剣が置いてあったんだけどしらない?」
そこには見たことのない剣がおいてあった。
「さあ誰のだろうね」
...
「え!?ほんとに誰の!?」
と言うのも装備はそれ用の倉庫があり私が全部管理しているのだ。しかも炎日の武具店はほぼ網羅しているので見たことのない剣はここ周辺ではないはずなのだ。
そんなことを言っていたらヴェルカがやってきた。
「ヴェルカ、この剣誰のか知ってる?」
「ああ、それは我のだ」
「...あれ?」
「今なんて言った?」
「だからそれは我のだ」
「ちなみにそれどこで手にいれたの?」
「我専用、特注で作ってもらったのだ」
「家に侵入者かなにか来たかと思ったじゃん...」
「うむ、それは申し訳なかった」
「夜に金属音がしたんだけど、もしかしてそれも?」
「ああそうだ、修行をしていたのでな」
そう言うことか!いま思うと結構離れていた感じだったとは言え怖かったな。
「とりあえず!これは私が預かっておく、良いね!!」
「な!ちょっとそれだけはやめてくれ!」
「ママ達楽しそうだね!」
「あれは楽しいのか..な....?」
「たのむから返してくれー!!」
6話 終了
もうつかれたこれからどうしよう