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詩の目次

寒くてどこにも行けない

作者: 冬野三月

僕の部屋は隙間風が入り込んできて

風が吹くとガタガタ揺れる

窓の外はあいかわらず冬

寒くてどこにも行けない


窓から覗く寒々しい景色

子供たちは無邪気に駆け回る

裸の木に積もった真白い雪

真っ直ぐ前だけを見て歩く大人たち

申し訳程度の陽のぬくもり

窓から扉から入り込む隙間風から逃げるように

僕は布団にくるまる


寒くてどこにも行けない

僕は一人言い訳を愚痴って

ぐずる子供のように体を丸める

暖かな記憶は遠くおぼろげ

薄い布団の冷たさを感じながら

夢の世界に逃げ込んだ

けれど寒くてすぐに目が覚めた

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