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おはよう 湯元さん  作者: るい
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協定

眠くて間違えて洗濯機に温泉の素を入れてしまいました

そこから思いついたお話です

おはよう湯元さん


今日から僕が働くことになった事務所

こじんまりとした事務所で

常時いるのは

パートのおばちゃんと

ほんわり女子湯元さんと

主任はいつもバタバタ出たり入ったりして

入ってくるたび僕の机に書類を乗せる

僕はそれをパソコンに打ち込む

そんな流れ


パソコンに向かっていると

そっと湯元さんがお茶を差し入れてくれる

この人が来ると本当にじんわり癒される

なんだろう

旅館の温泉に浸かってるような〜


ほんわり湯元さんを眺めていたら

パートのおばちゃんに

引っ張られて

外に連れ出された

「なっ なんですか!」

「あんた 湯元さんみてたでしょ」

「あっ、それは!!」

「いいのいいの

それでなんだけどさ

あんた、気づいた?

湯元さんの秘密」

「秘密?」

「香り」

「香り!?」

「あたしさぁ

冗談で

湯元さんに

新しい柔軟剤だって言って

温泉の入浴剤セット

あげたんだよね〜

そしたら

本当に柔軟剤で使ってくれて〜

で、さぁ

それが似合うのよ!

彼女のそばにいると癒されちゃって

だから

本人に気づかれないように

秘密ね

これからも

彼女には温泉の素を

柔軟剤として使って欲しいの

バレないように協力してね」

「え、、」

ひどい話だと思った

けど

たしかに、、

たしかに癒される!!

この癒しがなくなるのは寂しい気がする、、、もう少しいいかな」

「…はい わかりました 協力します」

こうして パートのおばちゃんと

僕との温泉協定が結ばれた


さてどうしよう

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