人物紹介と用語その8
山内信一郎やまうちしんいちろう/シンイチロウ=ヤマウチ
46歳(ただし、見た目は31歳)
無職→メスリル伯爵家使用人
実は異世界転移してきた中年男。元は民自党所属の千葉8区の2世国会議員だった。管理者アマテラスの指令を解決しない限り、元の世界へと帰れない。
メスリル伯爵家をクビになってから首都から少し離れた森で野宿していたが、そこで出会った昭美の家に居候することとなった。そして、エリスとの決闘を終えて再びメスリル伯爵家の使用人に戻った。
エレノア=アリス=チェリー=ラ=メスリル伯爵令嬢
シンイチロウの命の恩人。シンイチロウが異世界から来た事や指令を解決すれば帰還する事を知っている。シンイチロウと再会した。昭美に似て物騒な一面を持っている。ちなみにド〇ターXの大門未〇子の格好はいまいち似合っていないらしい。
クライム侯爵令嬢アング/中井昭美
クライム侯爵令嬢だったが行方不明となり、森で暮らしていた。シンイチロウとはそこで出会う。物騒な一面を持っており、エリスのようなブリッ子に対して厳しい事を言う。
実は中井昭美という、日本で暮らしていた享年20(1999~2020)の女性であった。
《メスリル伯爵家》
伯爵夫妻
シンイチロウが辞めてからはどうしようと嘆いてばかりいたらしい。
ポーター
エレノアの弟、11歳。ヘンリーに取り憑かれていた。
セイラ
エレノアとポーターの妹で学園の初等科生。シンイチロウになついていて、彼が久しぶりにやって来た時は元気にしていた。
アリサ
働き者の使用人。基本的にエリスに対してはシンイチロウ寄りだが中立的な立場を取っている。
シャウムヒルデ
使用人。いつもおどおどしているが、エリスに無理していないかと心配する声をかけることも……。
エリス
伯爵家の使用人で、シンイチロウが辞めさせられるきっかけを作った元凶。ショボい勝負に負けて伯爵家の面々にこれまでの事を告白した。
養女であるため、家庭で疎外感を感じておりその部分はシンイチロウに共感された。
《その他》
ヘンリー=ベアドブーク
ポーターに取り憑いている幽霊。日本に居た幽霊からニセ情報をもたらされ、西〇警察の大門の格好をしたり、勝負の内容を考えていなかったりと情けない面がある。
エリスの義両親と義妹
悪い人ではない、だがエリスに対して後ろめたい何かを持っていた。
《神々》
ミラーナ
この世界の管理者。今回は特に何もすることなく見守っていた。湖から噛ませ犬が新たな動きをしているのを見た。
ヘンドリック
ミラーナの眷属で元人間。特に何もすることなくミラーナと共に見守っていた。
《用語》
『瞳を閉じて、恋の学園』
乙女ゲーム。舞台はマルチウス帝国で、攻略対象はジョージア=チャーチ=アップル=ル=ドーファン=ド=マルチウス(俺様皇太子)、オリン=ベアード=ミニスター(ダンディー執事)、ヨルド=ビズ=フィールド(優しいほんわか系の幼馴染)、ミロ=サスナ=レッドヒート(熱血系の学園教師)、ルイ=L=ドレリアン(ブリザード少年)の5人。“王の集い”の陰謀がストーリー上に登場する。
人気作品だったためか、アニメ化や漫画化がされていた。
『恋する幸福な国で』
2016年発売、人気はこれまでのシリーズに比べるとイマイチで舞台は『瞳を閉じて、恋の学園』よりも30年ほど前のレミゼ王国。攻略対象は王太子アルベルト、トール=ドレリアン、レオン=バルベシュタイン、ジスト=メルサイユ、シャルル=ダルテンと隠れ攻略キャラのナクガア王国の王子であるイチヤ王子。ちなみにアベルが悪役で、息子のフェルナンド様がサポートキャラだった。
マルチウス帝国
大陸西端の大帝国。モデルはヴィクトリア朝期のイギリス。首都はランディマーク。大陸暦という暦が使われている。
秘密通路
その名の通り秘密の通路。ゲームでも登場していてヒロインも使用していたようだ。今回は首都から出るために使った。
帝国ができた当初の領土全土に渡って張り巡らされている。一部の王侯貴族かシリーズを知っている転移・転生者のみしか存在を知らない。宮殿や“王の集い”の秘密の館へも繋がっている。




