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大凶を引き当てた男は異世界転移する  作者: かりんとう
7章:転移人と転生人の談笑
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人物紹介と用語その7


山内信一郎(やまうちしんいちろう)/シンイチロウ=ヤマウチ

46歳(ただし、見た目は30歳)

無職

実は異世界転移してきた中年男。元は民自党所属の千葉8区の2世国会議員だった。管理者アマテラスの指令を解決しない限り、元の世界へと帰れない。

メスリル伯爵家をクビになってから首都から少し離れた森で野宿していたが、そこで出会った昭美の家に居候することとなった。

趣味は、ドラマの時代考証や小物の矛盾を探す事。やや変な角度からドラマを楽しむ。家族は妻と娘。


エレノア=アリス=チェリー=ラ=メスリル伯爵令嬢

シンイチロウの命の恩人。シンイチロウが異世界から来た事や指令を解決すれば帰還する事を知っている。


クライム侯爵令嬢アング/中井昭美(なかいあきみ)

行方不明になった筈だが、生きており村で生活していた。現在は住む人が居なくなってタダ同然で買い取った家でシンイチロウと共に生活している。ハプスブルク家の肖像画のような顔だと例えられた。

実は中井昭美という、享年二十(1999~2020)の女性であった。シンイチロウに民自党が政権奪取した事などやゲームの新情報、そして彼が行方不明のままであるという情報を伝えた。


《マルチウス帝国の人々》


クロハ

マナセイン伯爵令嬢。関西弁らしき言葉遣いで話す。


オリン=ベアード=ミニスター

ゲーム攻略対象。元はクライム侯爵家に仕えていたが現在は、マナセイン伯爵家の使用人となっている。


ポーター

エレノアの弟でメスリル伯爵家の跡取り。現在、幽霊のヘンリーに身体を乗っ取られている。


アリサ

メスリル伯爵家の使用人。

真面目と評判だったらしい。シンイチロウの努力していた面を認めており、エリスに『シンイチロウさんは貴女と違ってちゃんと仕事をしていた』と言った。


エリス

シンイチロウがクビになる理由を作った張本人。シンイチロウの立場を乗っ取ったまではよかったがそこから計画に狂いが見えてイライラしている。


ヘンリー=ベアドブーク

幽霊。エリスからポーターを守る為に取り憑いている。元はレミゼ王国の公爵で外務大臣をしていた。


カマセ=イヌ=オシエ=ル=アクヤク

シンイチロウが北の地で少し因縁のあった元司教、捕まっていた筈だが脱獄した。


《元の世界の人々》


後藤倫太郎(ごとうりんたろう)

山内の秘書。子供の頃から信一郎に振り回されていた。信一郎の父山内誠一郎の秘書も務めていた。家族に、祖父と妹が居る。


桜島豊太郎(さくらじまとよたろう)

信一郎と当選同期の議員、昨夏の衆院選では比例当選したゾンビ議員。刑事ドラマが好きでいつもは信一郎の聞き役だが、年末だけはその立場が逆転する。


《天上世界の方々》


ミラーナ

エレノア達が居る世界の管理者。かつて、世界に干渉して酷い事をしてしまった事がある。その事で反省した彼はシンイチロウを利用して贖罪しようとしているのではと他の管理者に心配されている。


オティアス

別の世界の管理者。青髪の少年の姿をしていて、しょっちゅうミラーナの所に遊びに来る。


アマテラス

シンイチロウや昭美が居た世界の管理者。信一郎の暮らす町にある古びた神社、冬神神社で暮らしている。


ヘンドリック=オンリバーン

ミラーナの眷属。ようやく呪いが解けて天上へと帰ってきた。元人間でレミゼ王国出身の貴族だった。


メルヴィーナ

クール系美女の審判者。全ての世界の魂を裁く役目を持っている。だが、あまりのオーバーワークにややキレ気味である。昭美を転生させた張本人。



《用語》


『瞳を閉じて、恋の学園』

乙女ゲーム。舞台はマルチウス帝国で、攻略対象はジョージア=チャーチ=アップル=ル=ドーファン=ド=マルチウス(俺様皇太子)、オリン=ベアード=ミニスター(ダンディー執事)、ヨルド=ビズ=フィールド(優しいほんわか系の幼馴染)、ミロ=サスナ=レッドヒート(熱血系の学園教師)、ルイ=L=ドレリアン(ブリザード少年)の5人。“王の集い(KINGCLUB)”の陰謀がストーリー上に登場する。

人気作品だったためか、アニメ化や漫画化がされていた。


『恋する幸福な国で』

2016年発売、人気はこれまでのシリーズに比べるとイマイチで舞台はレミゼ王国。攻略対象は王太子アルベルト、トール=ドレリアン、レオン=バルベシュタイン、ジスト=メルサイユ、シャルル=ダルテンと隠れ攻略キャラのナクガア王国の王子であるイチヤ王子。ちなみにアベルが悪役で、息子のフェルナンド様がサポートキャラだった。


管理者

天上世界からそれぞれの世界を治める方々。時と場合によって人々から神と呼ばれたり、悪魔と呼ばれたりする存在。


審判者

天上世界のエリート。それぞれの世界からやって来た魂に審判を下すのが仕事だが、メルヴィーナ曰く『魂が多すぎてオーバーワーク』らしい。

管理者が好き勝手転生させるのを抑制する目的で新設されたという裏話があるが、シンイチロウの例やミラーナの世界がゲームと同一ではないとはいえシンイチロウが来た時点でズレが見られることを見たら分かる通り、ほとんど機能していないのが現状のようである。


マルチウス帝国

大陸西端の大帝国。モデルはヴィクトリア朝期のイギリス。首都はランディマーク。大陸暦という暦が使われている。


レミゼ王国

ヘンリーやヘンドリックの出身国で『恋する幸福な国で』の舞台となっていた。“迷花草(めいかそう)”の原産地である。


ナクガア王国

北の雪国で、現在はイチヤ王によって治められている。政治方針の1つに麻薬撲滅がある。


アナトリアン公国

大陸中央部にある小国。砂漠地帯が多く、麻薬栽培に適している。








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