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MAIN TRAFFIC4  作者: 浜北の「ひかり」
Hikari Episode:3
79/102

440列車 梓萌3

「へぇ、光君に料理教えてるんだ。」

(あずさ)は感心したように言った。

「ウチも手伝ってくれないかな・・・。陽君とかは手伝ってくれないだろうけど、せめて晴夏ちゃんと彩萌(もえ)ちゃんはなぁ・・・。」

「手伝ってくれないの。」

「・・・うん。ていうかそれは私も悪いんだけどね・・・。私って結構いろいろ料理作るのよ。」

「うん、知ってる。大希(だいき)君のため二でしょ。(あずさ)大希(だいき)君のこと大好きなのは知ってるよ。」

そういうと、(あずさ)は顔を赤くして、肩をすぼめた。

「そ・・・そう言う(もえ)だってナガシィ君のこと大好きでしょ。出なきゃ早々に乗り換えてるわよね。」

「・・・そうかもね・・・フフフ。」

「・・・もう、恥ずかしいこと言わないでよね。・・・えーっと、ああ。料理の話か。私って結構いろいろ作るんだけど、そのときって全部一人で作っちゃうんだよ。だから、「手伝いたい」とか言われても、「大丈夫」って返しちゃうの。」

「「ダイジョバナイ」とは言わないの。」

「すっごい懐かしい言い回しね・・・。ポ○モンダ○パ終わって以来見てないなぁ・・・。」

「・・・ベ○トウ○ッシュはともかく、X○は見たでしょ。」

「・・・○Yはね・・・って話変わってる。」

「話変えたのは(あずさ)でしょ。」

「ああ、ごめん。」

「それにしても、(あずさ)って料理になるとスイッチでも入るの。手伝って貰えばいいじゃん。」

「ああ、何かねぇ手出して欲しくないって思うのよ。私はみんなにおいしいって言って貰いたいから・・・。」

と言うとすぐさま、

大希(だいき)君にでしょ。」

と言い換えてきた。

「さすがに4人の母親にまでなってそういうことは言わないわよ。」

「でも本音は。」

「・・・大希(だいき)においしいって行って貰いたいです、はい。」

「素直でよろしい。」

「うっ・・・。」

(あずさ)のことなんとなく分かった気がした。ようは手伝って貰うのはいいけど、それで大希(だいき)君のための料理が魔法の料理にされるのは自分の気が許せないって事でしょ。」

「・・・そうね・・・そうよ。」

「・・・別に魔法の料理にはされないと思うけど。塩と砂糖間違えられそうになったら全力で止めればいいじゃん。(あずさ)ももうちょっと自分の子供信じてみたら。」

「・・・うん・・・分かっちゃいるんだけど・・・。」

「・・・あっ、そうだ。(あずさ)お菓子食べる。」

「私はいいわ。」

「そう・・・。体型気になるの。」

「・・・体型と言うよりは自分の健康かな・・・。大希(だいき)も私が病気とかになったら家事してくれるけど、家事してる間にいろいろと大きい音が聞こえてくるから、おちおち寝てもいられないからね。だったら私が全部できるように健康でいなくちゃね。」

「ハハハ・・・。それはウチも同じね。ていうか、ナガシィの場合は家事がほとんどできないんだけど。」

(もえ)病気になったらどうするのよ。」

「んー・・・。まぁなんとかなるでしょ。っていってるから本当になんとかなるんじゃない。」

「ハハハ・・・。(もえ)、病気になったら私がこのうちの家事手伝おうか。ていうかやろうか。」

「ありがとう、でも(あずさ)にまで迷惑かけられないよ。(あずさ)は自分の家で大希(だいき)君の帰りをゆっくり待ってたら。」

「・・・。」


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