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8/21

ワルツは好きよ。

王はマリーナをみて頭をかかえた。

自国の踊りは、パーティーなどでするものとは違い、披露するためだけにある。

そのため、皆が踊れる必要がなく、教養のある女性のみが習う、難易度の高い踊りであった。

音楽が流れても踊り出さないマリーナをみて、他国の者は皆一様に首を傾げた。

特にルシシアンの姫は眉をひそめた。

姫はソフィアと知り合いであった。

直接会ったことはなかったが、交流のある国の女性の代表として手紙のやりとりをしていた。

もちろん、ソフィアが婚約破棄されたことも手紙で知っていた。

姫はマリーナを横目に、後ろに控える護衛に指示を出した。


マリーナは、

(いつ王子が来てくれるの?)

と不思議に思っていた。

マリーナの中では、踊りは王子とするもので、一人の踊りがあることを知らなかった。

他国の姫の踊りを見ても、パートナーがいなくてかわいそう、としか思っていなかった。


そんなマリーナをみて、さすがの観客も違和感に気づく。

曲も終わり、会場は静まり返った。

王と王妃は顔面蒼白だった。

大国の前でこんな失態をおかした。

我が国の消滅ばかりが頭をよぎった。


伝統の踊りって以外と踊れる人いなかったりしますよね。

日本舞踊みたいな...

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