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7/21

バレエ歴八年。

一方マリーナは準備に追われていた。

昨日急いで作られた割には、マリーナの衣装はよくできていた。

マリーナも、綺麗に着飾った自分に酔いしれていた。

「マリーナ様、足をお上げください。」

マリーナは靴をはかされた。

「なあに?これ。」

マリーナは自分の履いた靴を見て、不思議そうは顔をした。

使用人はギョッとした。

この国伝統の踊りは、この靴をはいて踊るものだ。

それを知らないとなると、踊れないということになる。

使用人は慌てて王に伝えようとしたが、王族は目立つ場所に座っており、使用人ごときが近寄れるような場所ではなかった。

使用人がおろおろしている内に、マリーナの出番がきた。

マリーナは初めてはいたくつで上手く歩けないのか、ペンギンのような歩きかたをしていた。



ソフィアはマリーナの様子をみて首を傾げた。

ソフィアにはマリーナの格好に見覚えがあったからだ。

その衣装や靴は、ソフィアが前世で習っていたバレエのものにそっくりだった。

ソフィアは懐かしい気持ちになった。

あれだけ大変でやめたいと思っていたバレエでも、本当にやらなくなると恋しくなるものだと気づいた。


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