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大体モデルがバレる。

一番手のルシシアンの姫は、いつものように舞を舞った。

身体の線を見せないその衣装は、姫のミステリアスな雰囲気にぴったりだった。

ソフィアの知っている曲だった。

ソフィアは懐かしい曲を聞き、涙がこぼれそうになった。

姫の優雅なその動きは、見るもの全てを引きつけた。

王子も例外でなく、姫に魅せられていた。

それをよく思わなかったのはマリーナである。

「一人で踊っちゃって。かわいそうに、相手がいないのね。」

舞台から一番近い席で言ったマリーナに、王子も王妃もギョッとした。

(この娘はなにを言っているんだ...?)

王はなにか嫌な予感がしていた。



二番手はハウエイ国王子の婚約者だった。

ハウエイ国伝統の踊りは拙いフラダンスのようだった。

三番手のバチサン国はあまり大したものではなかった。


それらを間近でみたソフィアは、催し物を楽しんでいた。

ソフィアにとっては初めてのことで、大国がこの国に訪れるのもおよそ10年ぶりだった。

前回行われたときはまだ子供で、踊りを見るのも初めてだったのだ。


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