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4/21

注意 お姫さま脳

その後すぐ、マリーナは王に呼ばれた。

実際はきちんと婚約者として認められていなかったマリーナは、

(とうとうその日がきたわ!)

と喜びを隠しきれなかった。

初めて対面した王は、マリーナをみてため息をついた。

「マリーナとやら、踊りはできるのか?」

「はい、もちろん!」

王の質問にも元気よく答えた。

マリーナは王子と踊るのが好きだった。

特にワルツを王子と踊っているときは、自分が一番素敵な自信があった。

「明日、大国や小国の王族が訪れる。そこで踊りを披露するのだが、頼めるか?」

踊りの文化が盛んな大国の姫には勝てずとも、他の小国に負けるわけにはいかなかった。

マリーナは人前で王子と踊ることを楽しみにして、眠りについた。


短すぎたこの回。

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