優等、劣等、フラストレーション
『やり残した事がある。
そう思った事はないかい?
僕はある。
仕事が終わってないとか言う重要な事から、
あのCDを聴いていないとかのごくつまらない事まで。
数え上げるとキリがないくらいには、ある。
だけどさ、やっぱり、
諦めなきゃいけない時って、あると思うんだ。
例えば、今の僕みたいに。
正直、まだここにいたいとは思ってるけどさ、
きちんと、区切りはつけないとね。
どうせ、僕じゃなきゃ出来ないなんて事もないし、
僕以外の誰かがすればいい事なんだ。
ちょっと、責任転嫁みたいで心地悪いな。
でもまぁ、時間だし。
さぁさ、終わりだ、最期の零時。
全部、放って、逝こうじゃないか。
神様、次でもよろしくお願いします』
「人任せってのも、嫌いじゃないぜ? 俺は」