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スヴェンの場合


 奇術師は、朝ごはんの頃に起きる。それは、エアツェールングの宿屋に長期滞在するようになってからの習慣だ。階段や廊下をパタパタと走る足音が心地よい。


 扉の外のかごを覗くと、夜出した洗濯物が回収されていた。1ヶ月以上の長期滞在で契約して部屋を貰うと、食事や風呂に加えて、洗濯をお願いできる。お願いしたいものだけを備え付けのかごに入れて扉の前に置けば、朝には店主が回収して洗濯し、次の朝になれば綺麗になった衣類がかごに置かれている。昼食と夕食の料金は別になっており、利用する時だけお金を払う。なので2食を余所で済ませた場合でも、長期滞在料金で損はしない。

 唯一料金に込みになっている朝食は、朝食時間内に起きられず、食べ損ねた場合部屋まで運ばれる。よって、それも損はしないのだが、それではあまりにも店主に悪いので、スヴェンは朝は時間通り朝食に顔を出す。


 窓を開けると、朝日が輝いている。


「うん、良い朝だね」


 スヴェンにとっての太陽とは。

 ここに来て初めて知った朝日の眩しさ。



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