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性別って大事だよね!

突然だがこのディヴァイスオンラインの服の耐久値の説明をしよう。鎧などの装備と布の装備は見た目で耐久値を確認できるようになってしまったら、もうその装備は修復することが出来ないレベルだ。では、どうやって確認するのか? もちろん、毎回毎回の戦いが終わってから町に戻って修復するのも良いがこれはいくらお金があっても足りない。

 確認する方法はいたって単純だ。それは装備の臭いをかぐことだ。かいでも臭くなければ耐久値はへいきだし、臭うならば武器屋や鍛冶屋に装備を修復してもらえばいい。これを知ったときはかなりショックだった。夢にまで見たファンタジーの世界が変にリアルなのはどうかと思った。


だが、そんなことは今このパティーに入って吹っ飛んでいった。そう、女の人の汗の臭いがくんかくんか出来るのである。うん、さいっこーダゼ☆ このゲームをして俺の性癖がどんどん強化されていくような気がするな~


「あの~、パーティーメンバーの紹介するからいいかな……?」


おっと、あまりの幸福な思いで、記憶がふっ飛んでいたみたいだな。エメラルドグリーンの髪のお姉さんに俺は広場の噴水の前にてれてこられた。そこには、水色のボブカットのCカップぐらいの魔法使いと金髪のいかにも勇者っぽいイケ面に暑苦しそうなスキンヘッドのまっちょがいた。


「この、水色の娘はすーちゃん。駆け出しのメイジよ。火属性の魔法が使えるわ!」

「えっと、よろしく!」


ひ弱そうな娘だな。ドッジっ子には興味ないです。軽く会釈をする


「そして、この男の子は剣士見習いのワタルよ。奥義[スラッシュ]が使えるよ!」

「ワタルだ。よろしく」


うわ、俺にホストスマイルしてきやがった。イケ面は地獄に落ちろよ。俺たち非リア充に女を分け与えろよ、ホント爆発しロ。会釈する


「そして、タンカーの愛すべき馬鹿さん。かなり、面白い人だよ!」

「おう、よろしくな」


とくになし。あえて言うなら暑苦しそうな人だということ。っていうか愛すべき馬鹿って……ネーミングセンスないな。スマイル会釈


「そして最後にエルメスだよ! ワタルと同じ剣士見習いだよ! このパーティーリーダーを務めているよ! よろしくね!」

「うい、よろしく」


うーん可愛いな。エルメスちゃんの汗の臭いはどんなのかな?

ぐへへへへへへへへへへへへへへ


「白鶺鴒だ。職業は冒険者見習い、魔法は風魔法を使える。奥義はまだ使えない」

「へー、風魔法が使えるんだー……………。剣持ってるから奥義が使えると思ってたよ!」

「すまんな、俺も早く使いたいんだが……」


なかなか、使えないんだよな~。ニッケルめ使えるようになったら覚えてろよ……


「お前、本当に風魔法が使えるのか? 信じられないな……」


ワタルが俺の自己紹介が終わってからやけに鋭い視線を送っているからどうしたのかと考えていたら向こうから言ってきたよ。


「エルメス、アンタどうしたんだよ。何時もの堅実なアンタらしくないぞ」

「えっと……」


エルメスちゃんが困った顔をしていた。その顔もかわいいよ。はあはあはあ……


「しかも、まだ冒険者見習いだぞ。明らかにチュートリアルも終わらせていない素人をこのパーティーに入れるのはどうかとおもうぞ」

「おい、言い過ぎだぞワタル! 俺らもチュートリアル終わったばかりじゃないか!」


愛すべき馬鹿さんが止めてくれたが俺は今の発言にカチンときた。エルメスちゃんをいじめるとどうなるなか分ってんのか?ほー、ほー、お威張りさんですか………。こいつ、そのプライドをぶっ壊してやろうか?


ん? 誰かからのチャットが来てるな……

(【愛すべき馬鹿】すまん、奴は自分がエルメスよりうえのレベルなのにリーダーに成れないことに苛立ってるんだ……)


すーちゃんはオロオロしてるし…………

ふん、くだらないな。俺が灸をすえてやろう。


「おい、ワタル。そんなに俺が気に食わないなら俺と決闘しようぜ……」

「あん、そんなことをして僕になんの利益があるんだよ!」

「決闘の勝利報酬に16500Gを払おう。それでいいだろう?」


そう、普通はこんな決闘は受けない。だが、最初のスタートダッシュで手に入る大量の金が報酬が手に入るなら話は別だろう。なぜなら、オンラインゲーム内の金はどんなにあっても足りない。ポーション、装備、セーブのための宿代ぜんぜん足りないはずだ。もしここでこんな大金が手に入ったら装備をかえて別のパーティーに入ることも出来る


「へへ、良いのかよ」

「ああ、構わないさ。俺が勝つからな」


【ワタル】にデュエルを申請されました受けますか?

赤いデュエルと書かれた文字を見て笑う

YESボタンを押す

バトルフィールドに移動する


「へへ、いくぜ」


ワタルが先に動いた。速い、流石だ……

(でも、ニッケルよりは遅い!)


『始めの凪を歩む力よ』

俺は自分の足元にウインド=カッターを放った。このゲームの魔法にはある特性がある。それは、術者が放った魔法で術者がダメージを食らうことはないという特性だ。この特性を生かせばワタルの攻撃を防ぐことが出来る。


「なっ、何だよこれ?」


驚いてるところ悪いけど、お前の剣壊すぜ!


『始めの凪を歩む力よ』

ワタルの剣に向かってウインド=カッターを放つ!

さっきのウインド=カッターの防除と今の攻撃で奴の剣にひびが入った


「くっそ……てめぇ!」


奴はやけくそに剣を捨ててアイテムボックスから別の武器を装備してる

(よし! いまだああああぁぁぁぁぁぁ)

俺は、奴の捨てた剣を拾う


「おい、お前何してんノ? そいつはもう使えないんだよ!」

「そいつはどうかな? 『失いし物今ここに!』」


身体が光りだす


「てめぇ、奥義は使えないんじゃ…くそっ『初めの道を歩む者、此処にその尊き心に誓い放とう』」


奴の剣が光り出す。

『始めの凪を歩む力よ」


どてっぱらにウインド=カッターを一発!

そして~今直した剣を止めとして振り下ろす!


YOU WIN!

うし、これで大金持ちだ!


勝って一番最初に思ったかとがそれだった。


この、戦いは公平のようで実は公平ではなかったのだ。それは回復にかんして公平ではなかったのだ。このバトルフィールドではポーションが使えない。だが、魔法は使える。そして、回復魔法はなかなか会得できない。普通は、大抵デュエルをするとき回復魔法を使ってはいけないというルールをもうけるのだがこの馬鹿はそれをしなかった。油断もあったのだろうが………


だが、俺は鬼ではない。頭を冷やす時間を俺は与えていた。

それは赤く書かれたデュエルの文字だ。これは対戦者のどちらかの所持金が掛け金以下になる現象だ。俺はもちろん有り金のすべてだったから俺ではない。つまり、ワタルのほうだ。


所持金が掛け金以下で負けた後は自動的に借金になる。そしてその借金が恐ろしいのだ。このゲームでは借金の利息がつく。そして、その利息は十日で一割だ。つまり、トイチである。


借金地獄に苦しむと良いわ、馬鹿め!


バトルフィールドから出るとエルメスちゃんが声をかけてきた


「ねえ、白鶺鴒。最後のほうに使った魔法はなんなんだい?」

「ただの、光魔法さ」

「光魔法!!!」


驚く、エルメスちゃんの顔も良いな~。SSで取りたいぐらいだよ。


「そっ、それはつまり回復魔法ってこと? 光魔法は魔法学校に行かないと覚えられないって言われてるのに……」

スーちゃんが言った



「う、うえぇぇぇぇぇん。ま、負けちやったよ〜!」


うん、ワタルが急に女の…………女の子?


「あっ、そうだ白鶺鴒。言い忘れてたよワタルは女の子なんだ!」


…………マジでか

次の投稿は24日です


ちょっとした、ネタバレ


武器屋のおっちゃんの名前は『変態』をもとに作られている


ポイント評価つけてくれると嬉しいです


24日の投稿について


すいません、プロットがまとまらなくてかなり遅れます。リアルの方も4月の準備に忙しくなりますので今日から一週間は投稿できません。すいません

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