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城郭の調香師 第1部 赤い月の呪いと調香師と紫の炎  作者: 悠 聖藍


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第1部 第24話 手紙その1

 その後、リチャードさんはコンペを応援していると言い、屋敷を後にした。


「……これだから、公権力側の人間は嫌いだ…」


 僕はついそんな事をつぶやいてしまった。


「いったい何があったのジョン。公権力側の人たちにひどい事でもされたの?」


 アイナは心配そうに僕の顔を覗き込んだ。


「ああ、いやごめん。なんでもない」


「…嘘!」


 アイナに詰め寄られるが、師匠はパンパンと手を叩いた。


「さあ、この件に関してはいったんおあずけだ。我々が考えたって今はどうにも出来ない。まずは目の前に迫っているメゾン・ド・リュミエレル社に提出しないといけないリップスティックの調香をもう一度、新しく作り直すよ!!あと3日しか無いが、妥協はしないよ!!」


 そうだった、もうあと3日しかないんだった。


「爺、アイナ、悪いが君たちにも手伝ってもらうよ」


「わかりました」

「もちろんです、若!」


 そう言って、僕と師匠は工房の調香室で一から調香レシピを作り直し、シェーンさんとアイナは、合間に食事やお茶などを持ってきてくれて、なにかヒントになるようなものなども持ってきてくれた。


 仮眠を取りながら師匠と二人で試作を重ねているうちに、気づいたら朝になっていた。

僕は急いで起き上がると、師匠は昨日受け取ったジュリアンからの手紙に目を通していた。

僕は師匠に、静かに尋ねた。


「師匠、おはようございます」


「やあ、ジョン。おはよう」


「…ジュリアンは、手紙でなんて書いてあったんですか?」


 師匠は、そっと手紙を僕に渡してくれた。

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