太陽と月
屋上で飛び降りて死のうとしてた僕
飛び降りる瞬間手を掴んでいたのは君だった。
「っ…どうして……止めるんだよ⋯」
君は困ったように微笑んで言った
「なんで、死のうとしてたの?」
ひどく優しい声で…
「僕に生きて…っ…いる価値なんて…一つもないから…」
「じゃあ、私が君に生きている価値を作ってあげる。だから…もう死のうとなんて、しないで…?」
「…そんなのただの同情だろ…?ほんとは僕に生きてほしいなんて思ってないくせに…」
君は悲しそうな顔をしていった。そして、ちょっと、怒った顔をしていった
「同情かもしれないね。でも、何もしてないのに決めつけないで!」
「わかったよ…」
どうせ最後に裏切られんだろう…
まあ、どうせなら…最後に⋯騙されてもいいか…
もう、今更……あの、約束も結局は……
一度信じてみよう…
そう思って
僕は頷いたのだった。
ー君目線ー
私はいつもいる、屋上に向かっていた、
落ち着ける場所だったから
いつもいる私の場所
もうすぐ私は死んでしまうから
心を落ち着かせるためにここにいた
そこにいたのが君(僕)だった。
君は死のうとしていた
私は死にたくなくても、
死んでしまう
なのに、君は生きられるのに
その生命を無駄にしている
そこにとてつもない憎悪がわいた。
知らない人にここまで夢中になれたのが不思議だった
思わず、手を掴んで
死のうとしていた理由を聞いた
自分で思ったよりも優しい落ち着いた声が出た
気づけば君を私は助けていた
知らないし私は興味がなかったはずなのに
惹かれていたのだろうか
どっちにしろ、私にはわかんない。
ただ、このなんとも言えない感情が渦巻くだけだった
初挑戦してみた辛いような切ないような恋愛物語…
名前は後ほど登場しますっ!




