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家族と転生理由

神様も融通が利くな。

~~約26344時間11分後~~


「いっつ…」

「おはようございます。お嬢様。」

「あぁうん、おはよう。」

あれ、転生して3年もたってんのか。

これは、脳が小さくて情報の処理に時間がかかったとかだったんかな。

「今日はカルデリオス伯爵家のお嬢様と会うんですから急いでください。」

「そうでしたね。」

多分今日会うのが転生の理由だろうな。


「急ぎますよ、リスタ。」

「はい。お母様。」

クァルス・ヴァリクスタ。

私、リスタ・ヴァリクスタの母親。

確か父親は、ヴァイズ・ヴァリクスタ。

厳格な人で今まで数える程度しかあったことがないな。

今もいないけど。


知恵も回らぬ子供には何も成せないだろうし、

思い出していこう。

確かこの星はファルヤチェルス。

この星に大陸は6つあり、

この大陸はガリウネクス大陸、

ほかの大陸は、今はいいか。

でこの国はヴァレヴィネルス王国。大陸1の国で、

ほかに関係のある国は、

カルバンネ共和国、シッカルネ皇国、だったはず。

我が家、ヴァリクスタ家は子爵に当たり、

今から会いに行くカルデリオス伯爵家は、

我が父の友人の家らしい。


「あの家の子供に取り入ることができれば…」

おっと、どうやら母は父の友人の家と見てはいないようだ。

『ガタンッ』

予想はしてたけど馬車は腰によくない。

外でも見るか…

「あれは.…」

『ぼわっ』

おそらく魔法とやらだろう。

神様曰く魔法は相当に難しいようだった。

神様の配慮の結果だろうか。

私は記憶を思い出す前から魔法に触れていた。

魔法はつまり、化学だ。


魔法というのは原子の分解と化合を無理やり起こす技だ。

故に、魔という言葉が使われるらしい。

空気中の酸素原子と水素原子を分解・化合し、

酸素を無理に保つことで空気中に水を発生させる。

それが水魔法と呼ばれるものの正体のようだ。

だがいろいろと予想外のこともある。

原子の考え方だ。

水魔法を使うとき、水素原子や酸素原子のほかにも

認識しなくてはならないものがある。

詳しくは面倒なので省略するが、

そのほかにも魔法には陣が必要なようだ。

面倒極まりない。

ただ、一度作ってしまえば使うのは簡単なようで、

魔法を使うと体内の水分を消費するらしいが、

この世界の魔法は、【組み立てるという行動】を

引き起こすものなので、

組み立ててしまえば保持するのは環境であるのだ。

この世界の魔法はどちらかといえば、

魔道具を起動するものと考えるほうが楽だな。


「こんにちは。」

「……。」

気まずい。

だってこの子めっちゃ容姿端麗なんだもん。

まるで姪子みたいだ。

「もう、何か言いなさいな!」

わかりましたよ、しゃべればいいんでしょう。

「…私は、リスタ・ヴァリクスタ。」

そうだ、一応聞いておこ。

「あなたは、座布団って知ってる?」

「え?」

おお母よ、そんな名にこいつみたいな顔しないで。こわいです。

「しってるわよ。」

「そう。」

転生者で合ってるっぽいな。

「「…。」」

つらいな。

話はすぐ合流する!

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