表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

小暑

「ここどこだよ────」


引っ越し先はとてつもない田舎だった。

聞いたこともない街、いや町か。


「一通りやることやったし町でも見に行くか」


そういって家を出ると畑、畑、畑、家。

なにもない光景が広がっていた。

街を歩くとあるのは学校というには小さすぎる建物や無人販売所、川など典型的な田舎であった。


「あと駄菓子やっていつの時代だよ────」


思わずツッコんでしまった。


「行ってみるか、」


そう言って駄菓子屋に向かった。



駄菓子屋の中には大量の駄菓子があった。そりゃ駄菓子屋だからな。

あとはおばあちゃんがひとり座っていた。


「ラムネってありますか?───」

「外に冷えてるのがあるよ。」

「お兄さんこの町の人じゃないやね、親戚さんとかなのかな?」

「あ、いや、引っ越してきたんですよ~」


いつになっても初対面の人と話すのは苦手だ。

いつになっても、昔から。


「おばあちゃーーーーーーーーーーーーん!!!!」


馬鹿みたいにでかい声が聞こえたと同時に

黒い髪でセーラー服をきた子がやってきた。

とても目がきれいだ

青くきれいな瞳をしている

まるでビー玉のような。


「ラムネ一つ!」


その子はまたもや馬鹿みたいにでかい声でそう言った。


「百円だよー」


そういわれると少女は制服のポケットから百円を渡した。


「じゃあこれで」

そういって俺も百円を渡した。


「お兄さんこの町の人じゃないよねーー?」

「引っ越してきたんだってさ」

「こんな田舎によく引っ越そうと思ったよねーー」


これ次から会う人のたびにこのくだりやるんだろな。

果てしない時間のかかることとやら。



ラムネがぬるくなっちまうよ




















第二話 小暑 いかがだったでしょうか。

ついに田舎に引っ越しをしというところです。

この少女は誰なのか、などまだまだ気になるところはあると思いますが今回はここで終わりです。

まだまだ話は続きますので今後ともよろしくお願いいたします。


すい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ