えっ?これ今日2時間しか寝れなくね?マジつれー!
〜あらすじ
そして鬼ギャル先輩女神様の根城へと着いた…
〜
「適当に寛いでなさい。逃げようとしたら殺すわ」
好き勝手言いやがって、いくら俺が童貞じゃないとは言え、女の言い分にそんなハイハイと従うと思うなよ。
鬼ギャル先輩女神様の仲間に勧誘された俺は最高女神様を助ける条件で仕方なくついて行くことになった。
渋っていた俺が「セックスさせてあげる」と言われてホイホイついて行ったわけでは決してない。
だが女神様三人(ゾンビ含む)の中では圧倒的に童貞に敬語で優しい手解きをしてくれそうな肌白金髪な最高女神様が推しメンな俺は、最高女神様に恩を打って女神の恩返しセックスをして貰うために今は捕まったフリをしているだけだ。
隙を見て逃げ出してやる!
そしたら最高女神様が筆おろししてくれるって言った!(言ってない)
「服が汚れてしまったわね。着替えないと」
鬼ギャル先輩女神様はそう言うと、身につけたドレスを脱いで下着姿になる。女神様達(ゾンビ含む)の衣装は西洋風なドレスだったためそのボディラインははっきりとは確認できなかった。
露わになった女神様の艶かしい肢体に童貞がビックリするほどなんか透けてる下着姿に鬼ギャル先輩女神様のわがまま豊満褐色ボディ。
「これ洗濯しといてくれるかしら?」
「ハイヨロコンデー」
しかし鬼ギャル先輩女神様は本当に世界を滅ぼそうとしているのだろうか?こんなにエロいのに悪いわけがない。
真偽を確かめるためここは鬼ギャル先輩女神様の命令に従おう。心臓を掲げよう。
「と、ところで…あの…その…や、約束のことなんですけどぉ…」
ここで絶賛発情中の俺は鬼ギャル先輩女神様との約束の履行を掲げた。
それに下着姿となれば最早それはセックスの合図と偉い人が言っていたし。
「あら?約束?何のことかしら?」
こうやって女がすっとぼけるのもトラッシュトークなんだと偉い人が言っていた。
マイクを渡された俺は続け様に相手を煽る。見ていろ俺のマイクパフォーマンスぅ!セックス手形の焦げ付きは絶対許さないぞぉ!
「せ、せっくすさせてくれるって言った!せっくすさせてくれるって言った!せ、せ、せ、せっくす!セックス!ぜっぐずッ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁああ!」
マイクを放り投げ一直線に片足タックルだ!
「落ち着きなさい」
鬼ギャル先輩女神様の膝蹴りが正中線を貫く。
クソ…所詮こういうことか。美人局だったってか!童貞の心を弄びやがって!やっぱりこの女神悪い女神!世界征服を企む悪い女神様だッ!へっ!騙されたッ!
「セックスはさせてあげるわ。女神たるものそんなくだらない事で一々嘘をつかないのよ?だから落ち着きなさい」
心頭滅却すれば火もまた涼し。
「全く、急に襲ってくるなんて、つい反射的に膝を入れてしまったわ。大丈夫かしら?」
俺の凹んだ鼻先を優しくさする彼女はとても神々しい姿だった。
「んっ」
そして鼻先にそっとキスされる。
俺は童貞だ。俺はそう言う男だ。
鬼ギャル先輩女神様は慣れた手つきで無造作にブラジャーを外した。
ふぁー
俺は童貞だ。しかし童貞だったと今後言わざるを得ない。えっ?これ今日2時間しか寝れなくね?マジつれー!
たしかにこの時の俺は舞い上がってた。
鼻先にキス。無造作に脱がれたブラジャー。
何処かで見たシーンだと思った。
しかしこの時俺はブラジャーの中身が知りたくて…
パイパイつんつん男だった。
もしここで冷静に頭を働かせれていたら…この後の悲劇は生まれなかったかもしれない。