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幕間
―――これはきっと、夢の中なのだ。
そう理解したのはついさっき起きてから。だって現実じゃあり得ないから。
―――あれは一体、どこなのだろうか。
それはわからない。少なくとも学校、ではないと思うんだけど…。とにかく洋風でキャラメル色で…あれ、あの機械の名前はなんだっけ。
―――そもそもどうしてあんなところにいたのだろう。
夢だから。だから変なところに居たのでしょう。だってあんなところ現実には存在しない。
―――ならばなぜこの夢を見たの?
知らない。こうして思い出そうとしても、もうほとんど思い出せないもの。ただキラキラしてキャラメル色で、それで純白ちゃんが喋ってた。それしかもうおぼえてないもの―――