第三話(ODA視点)
待たせたな!
拙い文章ではありますが楽しんでいってくだされば光栄でございまする
|ω・`)
いつもとは違う道。いつとは違う時間。いつもとは違う景色。そんな中ODAはスマホに表示された専用ハザードマップを見ながらも焦燥感を抑えきれずにいた。
『変質者の目撃情報』
先ほどの交番で聞いたことが脳裏で木霊する。
最近はODAのストーキング行為により同属への牽制とともに、不審者の抑制をしていた。しかし、その間を縫うようにして起こったこの事件。ODA贖罪の気持ちで胸が張り裂けそうだった。
ーーーーもしも365日欠かさずストーキング行為を行なっていれば・・・
悔やんでも悔やみきれない。だが、だからこそ血眼で目を皿のようにして処すべき変態野郎を探しているのである。
その時。
「ーーーッ‼︎」
今、確かにODAには聞こえた。常人では到底聞こえない微かな音。そう、皆さん御察し?の通り少女の『・・・ッ⁉︎』の音である。
ーーーー前方340.29 m 現在向かい風で、微かに香るこのみずみずしいこの香り。確実に小学生の女の子・・・。
思考は加速する。
ーーーー落ち着け俺。今はミッションの途中だ。ここでいつもの様にストーキング行為をして良いのか。ここは周囲の警戒をするべきでは無いのか。
そんな思考とは裏腹にODAの体は自然と駆け出していた。
ーーーー逆に考えるんだ「(ストーキング行為を)やっちゃってもいいさ」と考えるんだ。
己を弁明する。
ーーーー今までもそうだったじゃ無いか。こうやって(ストーキング行為)町を(少女&幼女)を護って来たじゃ無いか。
やるべき事が分かった今。ODAはさながらアスリートの如く住宅街を駆けていた。
しかし、この道五年であるODAには何かが引っ掛かった。先ほど聞いた少女の声。まるで何かに怯えている様な・・・。
残り200mその疑問は確信へと変わる。
先ほどまでは、まるで熟していない青い果実の様などこかあどけない香りだったにも関わらず、現在は酸味を帯びた爽やかな香りになったのである。(ODA調べ)
ーーーー何かに怯えている?まさか・・・。
そうそのまさかである。おda・・・
「オ☆バ☆ケか!」
お☆ま☆え☆だ
ーーーーまぁ、確かに小さい頃はオバケは苦手な娘は多いから、しょうがないね。
思案顔で腕を組み、道のど真ん中で頷いている変人がそこには居た。
後方からは
「ママー変な人がいるー」
「見ちゃいけません!」
と何やらラノベで一度は聞いた事のあるテンプレが繰り広げられているが、ODAにとってはいつもの事である。
「それにしても・・・」と、ODAは口ずさむ
ーーーーこの酸味を帯びた爽やかな香りも堪らないな!確かにいつものあどけないあの鼻腔をくすぐる香りもいいが、たまにはこの香りも堪能すべきだろう!
そんな愚考をしている間にも着実に少女との距離を詰めていく。
残り100m
次第に少女の心音がODAの耳に入る。
トクン トクン トクン トクン
小さい体から奏でられるその音色は何処か儚く、触れれば消えて無くなりそうなそんな危うさを醸し出していた。
だがそれも、ODAにとっては『少女or幼女の』と文字が付くだけで満足できるのだ。流石我らが変態紳士である。皆さんも彼を見習って、人生をしくじらない様にしましょう。
心音をBGMにODAは走る。
残り50m
ここで事態は一変する。
ロリコンearには少女の悲鳴とともに「痛たた・・・」という声が入ってくる。一瞬転倒してしまったのかと思い、懐の救急セット(少女専用)を取り出そうとする。しかし、ここで異変に気付く。
ーーーーなぜ悲鳴が若干こもって聞こえるんだ?まるで狭い場所にいる様な・・・。だがまて、確かにあの辺りには狭い裏路地が存在するが、入る理由がない。ましてや恐怖を感じてる時に・・・。まさか・・・ッ‼︎
少女の匂いの痕跡と、脳内の地図を頼りに少女を救出せんとODAは大地を蹴る。
残り0m
ODAの視界に飛び込んで来たのは尻餅をついている少女と襲いかかるキモンスターであった。
ーーーーさせるか‼︎
刹那。ODAは素早くキモンスターの背後まで移動すると、手刀でキモンスターのうなじを殴打する。
いわゆる『首トン』である。しかしながら、勢いのあまり『首ドーーーン』であった事をここに明記しておこう。
「大丈夫?怪我はないかい?」
〜〜〜〜〜〜〜
(省略)
べっ、別に前話で書いたから書かなくてもいいかな〜なんで安直な考えじゃないんだからね///
〜〜〜〜〜〜〜
暗がりの中ODAは先ほどのキモンスターを
絞首 斬首 銃殺 釜ゆで 溺死 電気 火あぶり 生き埋め 薬殺 石打ち 鋸 はりつけ
のどれで処すべきか決めあぐねていた。
しかし、それよりも大事な事がある。少女が何かを言いたそうにモジモジとしているのだ。この可愛い生物をみすみす見逃すODAではなかった。
「どうしたの?」
ーーーーこれは、このシチュエーションは・・・ハッ⁉︎好感度が爆上がり中の今考えられる事はただ一つ。急いで手を殺菌しなければ‼︎
ODAの背後では何処からか取り出されたキ○イキ○イ及びシャボン○石けん、アルコール消毒液が全身全霊をかけODAの汚手手を綺麗にしている。
「手を・・・繋いでもらっても良いですか?」
キターーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!
この時ロリコン道に血道を上げてきたODAはようやく報われたのだ。
しかしながら、そんな事を目の前のいたいけな少女に知られてしまえばご破算である。
ーーーーここは精一杯紳士的に叶えなければ‼︎
「いいよ」
ロリとの間に難しい言葉なんていらないんや。そこにLOVEさえあれば成立するんや。(by ODA)
差し出したODAの手に少女の小さい手が触れる。
ーーーー嗚呼、エデンはここにあったのか。
〜〜〜〜〜〜〜
「今日はありがとうございました」
ーーーー此方こそ本当に、本当にありがとうございました。
何が有り難かったのか述べるのは蛇足であろう。ここまで来たらもう何も言うまい。もう疲れた。コンソメ先生は疲れたのである。勝手にしてくれ。
「困った時はいつでも呼んでね?きっと力になってあげるからさ」
などと言う押し付けがましいセリフ。だが吊り橋効果&ロリには抜群だぁ
少女が帰宅したのちODAは噛みしめる様に先ほどのやりとりを思い出す。ニヤニヤニヤニヤとしながら。
そしてある程度堪能した後、スマホに表示された地図を見て現在地を確認すると、先ほどのキモンスターを警察に突き出す前に取り敢えず思いついた処刑方法を試すべく、闇へと姿を見くらませていった。
ーーーーこうして俺は一人の少女の住所を合法的に入手する事に成功したのだった。
ロリコンとは(哲学)
今回は本当に筆が進まなかった