支、旅の理由(わけ)
ごめんなさい、そしてありがとうございます。
「特に意味はないよ」
レイ様はいつもそういう。いつも。
それは三年前のこと。ある港町にて。
「レイ様」
「ふぬ?」
「なに?」と言っているのであろうが、口に含んだ林檎のせいでなにを言っているのかわからない。
「ていうか、ここまできて林檎ですか…」
海まできて林檎ですか。よっぽど好きなのか。
「なんでもいいでしょ、そんなの!それだけ?」
いや違う。
「レイ様―――」
「だから、何??」
「―――なぜ、旅を?」
「ほえ?」
「えーーーーー?なんでって・・・・、べつに、特に意味はないよ?」
何か隠してません?
それは五ヶ月前のこと。ある大きな町にて。
「レイ様」
「ん~?」
あの一回ではあきらめきれない。
レイ様は店で買った大量の林檎を抱えていた。
「林檎多くないですか?」
せめて特産品にしろ。食べきるつもりでいるのか。
「そうかな~?」
いやそうでしょ!?
「それだけ?」
いや違う。
「レイ様―――」
「ん??」
「何故、旅を???」
「え…………?」
「えっ、え~~~~~~~~~~~~~~~別に特に意味はないよ~?」
埒が開かない。あと一回。
今日。どこかの道。
「レイ様っ」
今度こそ教えてくれ、旅の理由《わけ》を。
今の私はレイ様より背が高い。顔を寄せ、言う。
「な、ぜ、た、び、を????????????????????」
レイ://////////////////////(&%$#”%&$%%$$%%っ!!!????)
「へっ、えっ!!!!!!???????なにごめんきこえなかっ&#&%&$#%$%&$##……………。てかっ顔ちかっ!それにこの質問何回目ぇ」
「三回目です」
「わかってます~」
「いいかげんおしえてください」
「えええええええええええええええええ…」
「おしえたくないんですか・・・」 ずいっ
レイ://////////////////////////(だから顔近いです~~~)
「教えてくれないと、"キス"しちゃいますよいいんですかっ」
ヤケだっ、自棄っ
「いやですやめてくださいいいいますかさ~~~~~」
「そんなろこつな・・・。…かさ?」
「から」
「あのね」
「はい?」
どうやら話す気になったらしい。
「世界の終わりが見たいの」
は?
「この世界はいつ終わるのか、どうやって終わるのか、みてみたい、この目で」
「だから一回自分で壊してやろうと思って…」
頭大丈夫ですか?
「でもやっぱムリかなーって。だから世界中みて暇つぶしてればそのうちみれるかなーなんて」
じゃあようするに・・・
「暇つぶし…ですか?」
「うん、まあ、そーなるな」
苦労して損した。
ありがとうござい魔師←ぇ