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彼×と猫  作者: 蜜柑
1/5

零、××は叫ぶ

こわめのと普通の。ホラーじゃないのです。




 ――ああ












 ――綺麗












 ――綺麗だなぁ



 綺麗だ。とっても。



「あははははははh」



 綺麗だ。だからこそ壊したくなる。壊してやりたくなる。この素晴らしい世界を。



「――ふぅ」



 それなのに何だろう。この空しさ。満足しているはずなのに。


 足りない?








 まだ。









 あと少し。







 あと少しなんだ。






 ――あと少し。



             ☆★☆★☆★☆★☆★☆



 おはようごじゃいにゃす。私はミナ。え?猫?とぉんでもない。私は見た目こそ猫ですが、れっきとした、ね・・・いえ、ヒトなのです。

 私の主人、レイ様は、ヒトに見えてただのバカ・・・ではなく、猫なのです。

 

 レイ様、自分でわかってるんでしょうか?







 ――馬鹿だってこと。







 どうやら、気が付いていないようで。




 







ありがとうございました。

             蜜柑

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