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僕らのトラウマ学園TRPG リプレイ  作者: 林田草男
五月、中だるみの季節
6/21

夢の中での攻防戦「いでよ!俺のサブマシンガン!」(パチン!)

前回のあらすじ

ともだちの首が飛んだ

占部:「ちょっと俺のともだちぃぃぃぃぃ!!!!!」

黄金医:ブホァwww「あああああああああああ、あ、あ・・・・~☆@!&%?(声にならない声)」

赤星:「きゃあぁぁぁぁ!!」

正義:「うわあぁぁぁぁぁ死んだあぁぁぁぁ!!」

穂野村:「う゛お゛え゛え゛えぇぇぇ」


GM:ブシャリ、という音。それに続いて、ゴトッという、球体に近い形のようなものが、床に落ちる音がし、

・・・・白石君が立っていた場所には、首のない体が、切断面から、青い液体をピュー。ピュー。と吹き出して直立しています。

そして、一拍の間をおいて、バタリ。と地面に倒れこみました。


黄金医:「青い液!?もしかしてあれって白石の血液か!?」


穂野村:ぽぽぽぽ~ん・・・・青いのか・・・。

占部:R18Gグロテスクにならないように色を変えたってことか?

GM:はい、真っ青な血液が教壇や、前のほうの席に飛び散ります。

正義:蛍光色のがブワァーッ!!って?

赤星:まあ某ゲームもピンクだったしね。そんな感じなんでしょ。

GM:(蛍光色なのかなぁ・・・)う~ん。青黒いって感じですかね。


GM:ではそんな光景を見てしまった皆さん、初のSANチェックです!!


黄金医:キタwwwSANチェックwww

占部:順番に振っていこうか。一気に5以上減ったら、「アイディア」振らないといけないからな。この「アイディア」に成功すると、一時的狂気に入っちまう。気を付けろよ。

穂野村:は~い。

GM:まあ、今回は初SANチェックだから、そんなに減らないようにしときます。失敗すると、1D3のSANチェックです。成功だったら減少無しです。

占部:とりあえず1D100振って、現在の自分のSAN値より出目が低ければ成功だ。

黄金医:自分のSAN値より低い目が出ればいいんだね。(コロコロ)失、敗・・・!「ひえぇぇ・・・!」

穂野村:ダ・ダーン♪

占部:俺も振ろう。(コロコロ)

GM:おっと・・・占部君は、白石君と親友でしたね?最初に交友関係で選んだ人がこのような目に合ってしまった場合は、成功率を1/2にして振ってもらいます!

占部:あ、そうなの?でも成功だわ(あっさり)

GM:!?・・・かっこつけた自分が恥ずかしい・・・もっと早く言えばよかった・・・。

占部:ちょ、落ち込むなよ。GM・・・。俺成功したけど、1減らすから。

赤星:あら、いいの?

占部:だって、俺ら仮にも友達だし、これで減らなかったら逆に俺ひどいやつみたいじゃん。

黄金医:まあ、そうだよな。

GM:(確かに・・・!)では!これから、最初に交友関係で選んだ人が死んだ場合は、SANチェックに+1してください。成功しても1減ることは確定です!

赤星:明らかに今作ったわねそのルール。

占部:まあ、いいじゃん。次行こうぜ。

正義:次は私だな。(コロコロ)64。あ、だめだ。失敗。

穂野村:(コロコロ)せいこ~う。26~。

赤星:(コロコロ)53。成功。

GM:では、成功した人は、何とか正気を保ちます。

穂野村:ていうか僕はまだ夢だと思っています。


赤星:www


赤星:「あ~これは夢よ~ただの夢だわ~。」


穂野村:割とガチでただの夢だと思ってますけどw夢オチ期待www


GM:一方失敗した人は・・・


黄金医:「こんな夢があってたまるか!」1D3を振るぜ!(コロコロ)2が出ました。


GM:ではSAN値を2減らしてくださーい。


占部:俺は成功したけど1減ったんだよな。「白石ぃぃぃぃ!!」

正義:「白石いぃぃぃぃ!!」(コロコロ)俺もSAN値が2減った。


GM:教室内がパニックになります。生徒たちが真っ先にドアに向かいますが・・・

黄金医:バンバンバン!開きません。ひゃああ~あ~

GM:そうです。先ほどと同じように、扉は閉まったままです。

穂野村:開かないよねぇ~。ですよね~。

GM:窓を叩いている人もいますね。バンバン!


クラスメイト(GM):「何で!何で窓が割れないのよ!?」


正義:人体模型は今でも動いてるの?止まった?

GM:動いてますね。白石の首をはねた後、ゆっっっくりと、動き出しました。

黄金医:皆が騒いでる間にも人体模型が近づいてくる・・・。

正義:「落ち着け皆!距離を取って固まるんだ!!」


愛川(GM):「や、やだ!来ないでぇぇ!」

正義:「なっ!?」


GM:愛川は一番前の席で、椅子から転がり落ちており、腰が抜けてしまったのか、逃げ遅れてしまったようです。人体模型はそんな愛川に近づき、そして斧を・・・

正義:ちょっと待て!ここは夢の世界だよな?

GM:はい、そうです。

正義:サブマシンガン出せるんじゃないか!?


正義:「いでよ!俺のサブマシンガン!」(パチン!)


穂野村:コ――――ル!

GM:何も出ませんでした。


赤星:「何遊んでいるのよ!」

正義:「そんな馬鹿な!!・・・ええぇ、どうするよ!?コレ!」

愛川(GM):「いやあぁぁぁぁ!!!」

正義:「っ悩んでる暇はない!」GM!人体模型に『キック』だ!!


黄金医:おお!


赤星:「まさか、助けに行くつもり!?正義君!」

占部:「マジか!」


GM:では、『キック』をする前に、『アイディア』を振ってください。

正義:え?『アイディア』?

赤星:『キック』ロールじゃなくて?

占部:なんか前段階とかじゃないの?『アイディア』ロールが必要なんでしょ。

穂野村:あ~。なーるほど。

正義:とにかく振るか。(コロコロ)成功。


GM:では・・・正義さんは、さっき机の上にあったカードを手に持ったままですね?愛川を助けに行こうと拳を握りしめた時に、その感触を感じ、あなたの視線はカードに一瞬移りました。そこに書いてある文字を見て、それがきっかけとなり、あなたは、昔の記憶を思い出してしまいました。


正義:ええ~・・・。

黄金医:愛川キヨをキックしようとしたら?

占部:愛川キヨをキック・・・・は!?

穂野村:愛川キヨを!?お前何てことをしようとしてんだwwww

赤星:人体模型でしょwwwwキックするのはwwww

黄金医:あれ?違うの?『危なーい!』って言って愛川ちゃんにキックとかじゃ・・・

正義:なwwwにwww言ってんだwwwコイツはwwww

穂野村:なに愛川ちゃんを殺そうとしてんの!?

占部:お前人体模型の味方か!?

穂野村:敵だー!コイツ敵だー!!

黄金医:ちょっ。違う違う!(焦)人体模型が襲い掛かろうとしたら、「危なーい!」て言ってこうするんじゃないの!?(体を斜めに動かす)

正義:それはタックルだと思うな!キックじゃなくて!

黄金医:ああそれだ!(笑顔)

赤星:ああそれだ!!(笑顔)、じゃないわよwww

黄金医:で、人体模型蹴ろうとしたら「ㇵッ」ってなったの?

赤星:トラウマを思い出したのね。


GM:正義は、トラウマを断片的に思い出します。


どんどんと上がるスピード。突き放したように、空中に放り出される体。そして、急激に近づいてくる地面・・・


正義:ハアハアハアハアハアハア(過呼吸)

占部:こいつ、スカイダイビングの経験者だ!

一同:www

GM:トラウマのことを思い出したあなたは、『トラウマ』の能力に覚醒しました。というわけで、はい。(カードを手渡す)

正義:お?

占部:俺らはまだ覚醒してないの?

GM:してませんね。

穂野村:まだしてないのー!?

黄金医:今正義君に渡したカードって、ランダム?それとも正義君用?

GM:正義さん用のカードです。皆さんにもそれぞれ用意してあります。

穂野村:Spellカードや!来たキタ!能力カード!!強そう!

黄金医:マジかwww正義君いきなり覚醒したwwwハハハwww(腹を抱える)

GM:そのカードの能力はこちらです。(紙を手渡す)

黄金医:なにその厨二設定www面白れぇこのゲームゥwww

正義:拙者超アガるぅ⤴でござる。

占部:ちょっと今一瞬思ったんですけど。トラウマ思い出してSAN値減らないんですかねぇ。

正義:あ。

一同:wwwww

穂野村:他のプレイヤーのSAN値を下げていくスタイルwww

黄金医:もっと相手のSAN値を下げたい人www

正義:おまっ!自分が『トラウマ』に覚醒してないからって!

占部:そんなこと思い出したら、減っちゃうような気がするなあ~(ゲス顔)

GM:大丈夫ですw下がりませんw。頭の中にフラッシュバックするように、一瞬だけ思い出す感じです。ちょっと眩暈がするかもしれないけど。

占部:ああ~。(落胆)

赤星:なんか残念そうな人がいるんですけどwww

正義:フラッシュバックに奴の影・・・!

占部:影?地面じゃないの?www

正義:シュワッチ!!

占部:・・・ああわかった。ウ●トラマンごっこしててどっかから落ちたパターン。

赤星:間抜けねwww

黄金医:それかスタントマン的なことをしててどっかから落ちたとか?

占部:そんなトラウマがある割には普通にスタントマンのバイトやってるよな。

穂野村:そうだよねぇ。

黄金医:きっと克服したんだよ!

正義:夢に向かって一直線!まあ、ヒーローショーのアルバイトだし、別にそんな危険なことはしないしなぁ。


GM:で?正義さんは『キック』をするんでしたっけ?

正義:いや、待て。さっきタカヒロってやつが、「『この世界では、物理攻撃は低減される・・・』みたいなことを言ってなかったか?

穂野村:あ。

占部:そういえば、そんなこと言ってたな。

正義:なら『キック』だけじゃ不完全かもしれないな・・・『マーシャルアーツ』いくか。

赤星:『キック』+『マーシャルアーツ』で行くのね。


正義:「そこの人体模型!俺のキックをくらえ!!」

黄金医:「キックだって!?あの人体模型にきくのかい!?」

赤星:「いいえ。あれはただのキックじゃないわ。『マーシャルアーツ』が上乗せされた、特別なキックよ」

黄金医:「『マーシャルアーツ』!?一体何なんだいその技は!?」

占部:「俺が解説しよう。『マーシャルアーツ』は、成功すると、物理系の技能のダメージを2倍にする技能だ」

黄金医:「に、2倍に!?そんな技能が!?」

占部:「例えば『キック』の成功率が50『マーシャルアーツ』の成功率が40だとする。(出た目が)50以下だと『キック』が成功するが、さらに40以下だと、『マーシャルアーツ』がダメージに上乗せされるんだ」

黄金医:「なるほど・・・すごい・・・!」

穂野村:「二人ともよくそんなこと知ってるなぁ」

占部:「・・・武道を習っていた時に、教えてもらっていたからな」

赤星:「まあ私は興味本位で調べたことがあるだけだけどね」


正義:よーし、『キック』に『マーシャルアーツ』つけようじゃないか。チェリオ!(コロコロ)F******ck!!

占部:・・・・キックが外れた模様。

正義:こ、こいつ・・・速い!

GM:全然速くないですwww(DEX(敏捷)5)そうですね・・・失敗なら・・・


正義の体は、何かにグン!!と引っ張られたように、人体模型に急速に近づき、勢い余って人体模型と愛川を通り過ぎ、そのまま壁に激突しました。


正義:「は?ヘブッ」(壁に激突)


赤星:今ので普通に体力の半分持ってかれてそうね。

占部:え?これって、正義が慌てて走りすぎたってこと?

GM:そんなものでは済まされないほど、不自然に速かったですね。あなた達の目でも、やっと追えるくらいでした。人体模型は一瞬そちらに気を取られますが、すぐに愛川に向き直ります。


黄金医:「は、速い!速すぎる!これが『マーシャルアーツ』の能力か!?」

穂野村:「わー。すごーい」

赤星:「何やってるの!確かに愛川さんを早く助けなきゃいけないのはわかるけど、いくらなんでも慌てすぎよ!」

占部:「い、いや、いくらなんでも今のはおかしいぞ!それに『マーシャルアーツ』は、スピードを上げる技能じゃない!一体、何が起こったんだ!?」


GM:そんなことを話しているうちに、人体模型は再び愛川に向かってせーのっ、て感じで斧を振りかぶっています。

占部:くっ仕方ない、助けるしかないか。俺も『キック』できるし。


黄金医:「ええ!?占部君も行くの!?」

占部:「考えている暇はないだろ!」


占部:と言って、人体模型に『キック』するぜ!

GM:では、『キック』をする前に、『アイディア』を振ってください。

黄金医:『アイディア』wwww

占部:またかー!!!

穂野村:皆アイディア振らなきゃいけないwww

占部:「アイディア」~(コロコロ)出目60だからせいこ~

黄金医:成功したwwwまた覚醒するぅwwww


GM:ではトラウマのフラッシュバックです。


去っていく背中。後ろから肩に手を置く、背の高い人物。その人物が言う、『大丈夫・・・あなたが心配することは、何もない・・・』


では、カードと能力表をどうぞ。

占部:(カードと、能力が書かれた紙を受け取る)おお、カッコいい。へー、こんななんだ。

黄金医:うわーwww皆どんなの覚醒してんだろwwwめっちゃ気になるwww

占部:ふーん、能力自体は大したことないけど、カードの絵は好きかも。

穂野村:専用のスペルカードだもんね。w

正義:これラミネート加工してさ、販売して売りさばこうかwww

黄金井:買ってくれる人いるの?www

赤星:ふーん。てか今の話聞いてたら、結構ゲームっぽくできそうね。

穂野村:うん、こうやってカードとかも作ってくれるんなら、割と楽しめそう。

GM:皆がやる気になってくれて嬉しいでございます。(感涙)もうそれだけで満足。

占部:ん?なんだこれ?(能力説明を身ながら)SP消費?スキルポイント?みたいなのがあるんだけど。

GM:あ、それは後ほど説明する奴だから、今は置いといてください。あと、能力に覚醒した占部君は、この紙もどうぞ。(もう一つ紙を手渡す)

占部:・・・・なにこれ。(困惑)

GM:まあ、とりあえず、愛川さんを助けてあげませんとね。『キック』するんですよね?

占部:そうだなw人体模型の後ろに回って、攻撃します。しいて言うなら斧を弾き飛ばせるくらいの勢いで!


占部:「離れろ!!」(コロコロ)23。成功!


正義:なんだとっ。おいしいところを持っていきやがって!

占部:ダメージは1D6+dbダメージボーナス。で、おれのSTR(筋力)が13で、SIZが15だから、足して28。(dbはSTR+SIZの合計値から算出し、その数値によって専用の表より、ダメージを上乗せするダイスを決める)28の場合は、ダメージを1D4上乗せできるから、1D6+1D4(db)ダメージ。

これでいいすか?回避とかしないの?

GM:回避は・・・一応あるけど、今回はいいや。黙って受けます。


GM:占部は、素早いフットワークで人体模型の後ろに回り込み、鋭い蹴りを繰り出しました。


占部:まあ、人体模型だし。奇襲みたいな感じなのかな。じゃ、ダメージ振ります。ダメェージ(コロコロ)7。

GM:はい、7ね。7の1/4の単数切り上げで、2ダメージです。

正義:は!?

黄金医:えええぇ。

占部:・・・・ははっw1/4にされたw思わず笑いが出ちまうくらい、しょぼいダメージw


占部:「なっ・・・ビクともしねえぞコイツ!」こんな感じかな。


穂野村:あれか、この世界では物理攻撃が低減するという、謎補正。

黄金医:あ、物理通りにくいってそういうことだったんだ。納得。

GM:ほかの人達は何かしますか?

占部:・・・いや、他の皆は何もできないでしょう、もう。

穂野村:攻撃技能がないから仕方ないwだって人体模型だから、説得とか精神分析とか全く意味ないでしょ。無機物モノだもんどう考えても。


占部:「だれか!何とかしてくれ!」

穂野村:「ぼくは何もしないぜ!!(キリッ)」

占部:「堂々と言うなぁ―――!!!」

正義:「私はまだ壁にめり込んでいる。」

黄金医:「僕頭脳系の仕事専門だから~」

赤星:「女の子に何とかしろって言うの?とんだヘタレね」と言っておくわwww占部君、あなたの犠牲は無駄にしない・・・。

占部:「こ・い・つ・ら(激おこ)」


GM:えー、あなた達がもめている間に、蹴られたことに反応した人体模型が、占部君のほうを向き、斧を振りかぶります。

占部:これで死んだらあいつらのせいwww


GM:人体模型は、あなたに向かって、ゆっくりと、斧を、振り下ろす・・・・その直前。


人体模型の動きがピタリと止まりました。


黄金医:ほえ?

占部:俺のキックパワーか?

穂野村:時間差すぎるwww


GM:何かが、人体模型の動きを阻んでいるようです。人体模型の腕を、何かが掴んでいるのが見えます。



それは・・・巨大な手でした。手首から下がない、2つの巨大な手が、人体模型の頭上に浮かび上がり、右手の手は人体模型の腕を掴み、左手は頭を掴んでいます。

そして、次の瞬間、


ぶちぶちぶちぃっ


・・・人体模型を、真っ二つに引裂きました。



黄金医:こっっわ!!

赤星:なんかまたわけのわからないものが出てきたわよ~。

占部:つーか目の前でこんなのみたら、それ自体がトラウマになりそう。

黄金医:でも一応人体模型だよ?そんな言うほどグロくもなんともないんじゃない?

穂野村:でも人体模型をこういう風に見事に裂く技術はすごいと思う。

占部:まあね。

正義:ハアハアハアハアハア(過呼吸)

穂野村:なんて繊細な精神の持ち主なんだwww


GM:皆さん、「目星」をどうぞ。

赤星:皆「目星」するの?

穂野村:ウ「メボシ」-!!


黄金医→失敗

正義→失敗

占部→失敗

穂野村→成功

赤星→成功


正義:チェリオ!86w失敗。

穂野村:成功しちゃったぜ!7!

占部:ナイス。また誰も成功しないパターンかと思ったw

黄金医:最後の二人が成功してるね。


GM:では成功した人は、愛川キヨが、人体模型の中から飛びてた、青い血液や内臓まみれになって、茫然と座り込んでる。

その愛川の右手に、カードが握られているのが見えます。


そして、空中に浮かんでいる手は、よく見ると、ごつごつした、大人の男性の手のように見えます。左手のほうの手首には、渋い茶色の腕時計が巻いてありますね。



正義:え、え、え?ちょ、待って?愛川キヨが、カードを持ってたんだよね?

GM:そうです。

正義:それって・・・これと同じカード?(先ほど貰ったカードを見せる)

GM:そのカードと同じカードですね。

占部:俺のとも同じか。

穂野村:3人能力が覚醒していることがわかった。

占部:あっやばっ。隠そ隠そw

黄金医:愛川キヨも覚醒したのか!

赤星:一番覚醒しなさそうな子が覚醒したわねwww

GM:ちなみにですね。さっき能力に覚醒した人は、不思議なことがいろいろ起きたと思うんですが、

占部:変な紙貰った。

正義:壁にめり込んだ。

一同wwwww

GM:実はですね、今夜の夢で能力に覚醒した人には、イベント「あ~能力に覚醒したばっかで上手く制御できな~い。自動発動しちゃう~」が発生することが決まっていたのです!

穂野村:な、なんだってぇ~。

正義:それを先に言ってくれよおぉぉぉぉ!!

GM:というわけで、今夜起きた不可解な現象は、すべてあなた達の能力のせいということです。

占部:あれ?もしかして責任転嫁された?

GM:一件落着したところで、続き行きましょうか。


愛川が内臓まみれの血まみれのまま倒れこむように気絶し、それと同時に空中の手も消えていきました。

教室や、クラスメイト達、自分さえも、崩れるように黒く染まってゆき・・・・

目が覚めると、そこは自分の部屋でした。




~朝:自室~

穂野村:「やな夢見たなぁ・・・」

赤星:「ああ、もう朝なのね・・・・」


黄金医:え?夢オチってことはない?実際に死んだのかな?白石君は。

穂野村:・・・知らない。

占部:え?これもう朝なの?

GM:朝です。

黄金医:皆の部屋ってこと?

穂野村:みんなのへやです♪NHK。

正義:NHKwww

占部:白石君のケータイの電話番号とか、俺知ってたりしないかな?

GM:知ってる知ってる。高校生にケータイは必需品ですし。

占部:じゃあ、バッ、てベッドから飛び起きて、ケータイに電話かける。


GM:『トゥルルルル・・・トゥルルルル・・・・』出ません。

一同:・・・・・・

赤星:・・・寝てるんじゃない?


占部:「・・・・・・・むぐぅ・・・」(呻き声)


黄金医:夢であってくれー!


GM:では皆さん、どうしますか?学校に行きます?

赤星:・・・休むわけには、行かないしね。

占部:学校に行って、白石が来てるかどうか確かめる。

黄金医:僕も行く~。

穂野村:珍しく早起きして行かなきゃ。

一同:wwwww

正義:疲れたからもう寝ようって言って休んでもいいかもしれないwww

穂野村:わはははwwwとりあえず、行きますw


黄金医:「これは・・・何かが起こる前兆なのかもしれない・・・」



第一夜

第一回トラウマ戦争終了


正義英雄

占部真

愛川キヨ 能力覚醒



つづく

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