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僕らのトラウマ学園TRPG リプレイ  作者: 林田草男
刺激が欲しい?ならデスゲームをしよう
18/21

殺し合いの勃発、能力の発動「『意気地なしの鋏』」

霧崎(GM):「ごめんね、キーちゃん。僕は君を殺すよ」


一同:ぎゃあぁぁぁぁぁ!!


GM:そして、次の瞬間。霧崎の能力を発動する声が聞こえる。



霧崎(GM):「『意気地なしの鋏カット・レター・シザーズ』」



正義:「待てぇ!!待たんか!!」

穂野村:「ストップ、ストオオオォップ!!ちょっと待ってよ!!」


黄金医:飛び出して来たー!!

赤星:ビックリしたぁ・・・・急展開だわ・・・。

穂野村:ちょっと待ってよぉぉぉ!!ここでまさかの戦闘!?

占部:ここでまさかの・・・・いいポジションにいるな二人とも。俺はあの幼馴染みペアを追いかけたほうが良かったのか・・・?

黄金医:まあ過ぎたことはしょうがないよね。それより二人がこれからどうなるかだよ。

正義:GM、『忍び歩き』からの『キック』に『マーシャルアーツ』をかける!!

赤星:今更『忍び歩き』とか・・・無理でしょ。

GM:そうですね。二人はもう叫んでしまいましたよね?既に階段の前に出てきたことになってますから。

穂野村:あっ。

正義:クソがぁぁぁぁ!!

黄金医:叫んだことによって何かアクションとかないの!?

GM:ではアクションです。二人は階段の前に叫びながら躍り出た時、霧崎が階段の踊り場で愛川の肩を掴んで、鋏を振り上げているのが見えます。そして出てきた二人に気づいて、


霧崎(GM):「ッ!?」


GM:となって正義さんと穂野村君の方を見るよ。

赤星:それで隙ができたんじゃない!?

正義:『投擲』だ!

GM:まだ攻撃するのは待ってくださいw気持ちはわかりますが。

占部:状況によるからな。まず、プレイヤーの行動をGMが認めて、そこから本当に戦闘になるかどうかだから。

GM:そうですね。それにまだ愛川がどのような行動をするのかもあるので。では、続けます。

穂野村・正義:はい!


GM:霧崎が驚いた、その一瞬の隙をついて、愛川が霧崎を「いやっ」と言って突き飛ばすよ。バッと押しのけて、階段から転がり落ちるようにして逃げ出します。

穂野村:そりゃ逃げるわな。

GM:そして二人の横を通り過ぎて、そのまま廊下を転びそうになりながら走っていく。。

挿絵(By みてみん)

黄金医:愛川ちゃんどっか行っちゃった!?

穂野村:や、ヤバ~。ヤバい残っちゃったわ(汗)

正義:霧崎は・・・・?

GM:霧崎はゆっくりと階段を下りて行って、愛川を追おうとするよ。


霧崎(GM):「君たち、そこをどいてよ」

穂野村:「き、霧崎君・・・。どうしたの?一体何が・・・」んあー・・・嫌なところに居合わせちゃったなぁ・・・・。

正義:「どくのはテメェのほうだ。その鋏を離せ!」


黄金医:ひぃぃ・・・。

赤星:これ戦闘になるんじゃない・・・・?


霧崎(GM):「鋏?いいよ」霧崎はそう言って、ぽいっと真上に鋏を投げる。


黄金医:お?カードに戻す?

GM:いいえ、


鋏が真上に達した。そのすぐ後、鋏がくるくるくる・・・と空中で回りながら輝いて落ちる・・・霧崎がそれをガシリ、と掴んだそれは・・・先程とは比べ物にならないくらい、大きな巨大鋏だ。


赤星:うわっ・・・。

黄金医:ジャキ――――ン!!

穂野村:アカ――――ン!!!アウトォ――――!!

占部:臨戦体制に入ったぞ・・・!

正義:殺すか殺されるかの状況に・・・・。

黄金医:キッツぅ・・・!

赤星:いきなりプレイヤーピンチじゃない!

穂野村:ヤバいヤバいヤバいヤバい!


穂野村:「ま、正義君、正義君・・・。マズいってこれ・・・・どうすんの!?」(小声)

正義:「フン。たかが鋏で、ロシア帰りの私に勝てると思っているのかね・・・?」

霧崎(GM):「君たちを殺すつもりはないんだ。でも、悪いけどそこをどかないなら、傷つけちゃうかもしれない」


穂野村:これは・・・これはもう・・・。


正義:「私もお前を殺すつもりはない。やれるもんならやってみろよ」

霧崎(GM):「そう・・・



なら、力づくで通らせてもらうね」


GM:では、今から戦闘に入ります。



戦闘開始

穂野村空馬&正義英雄VS霧崎優人

行動順:穂野村→霧崎→正義


占部:二人とも!戦闘に入るってよ!よろしいか!?

穂野村:クラスメイトを見捨てるわけにはいかないよねぇぇぇ!?

赤星:でも愛川ちゃんを追っかけてもいいんじゃない?

黄金医:そうだよね。


正義:「穂野村、愛川の方は任せた。ここは私に任せろ」


赤星:えぇっ!?

穂野村:正義君!?

黄金医:君はそれでいいのか!?

占部:大丈夫か!?結構強そうなトラウマ能力だぞ!


穂野村:「正義君・・・君はそれでいいの?」

正義:「大丈夫だ・・・穂野村は愛川を追え」


正義:というか戦闘だが・・・ここにいるプレイヤー皆に私の能力がバレるのは避けたい。というわけで、穂野村君以外の人は一旦席を外してくれないか?

赤星:ああ、なるほどね、わかったわ。

占部:でもそれリプレイどうなんの?

一同:あ。

GM:あ、そうですね・・・どうしましょうか。

正義:全部終わってからリプレイにできたらなぁ・・・。

黄金医:えっじゃあ今後このシナリオが完全に終わるまでリプレイ見れないの?

正義:・・・戦闘経過だけ伏せよう。

赤星:基本殺し合いは『トラウマ』の能力同士の戦いだから、そこだけを伏せれば何とかなるかしらね。

GM:それでは能力を使った戦闘だけを伏せてリプレイにするということで。このシナリオの章全てが終わったら、解決編とかに載せることにしましょう。

一同:はーい。


穂野村:「任されちゃしょうがないよね・・・本当に一人で大丈夫?」って一応聞いとく。

正義:「行ってこい。私を信じろ」


黄金医:任されなきゃそこは!友達の頼みだぞ!?

赤星:じゃあ戦闘が終わったら呼びに来てね。

占部:また後でな。ダイスは置いておくから。

穂野村:オッケー。

(黄金医、占部、赤星が退席)




穂野村:「じゃあ正義君、信じたからね!」と言って、ダッ。と、愛川さんを追いかけるよ。


GM:穂野村君は愛川を追いかけるんだね。それでは正義英雄と、霧崎優人の戦闘です。

正義:・・・その前に、言っておきたいことがある。


正義:「霧崎、お前の能力・・・『意気地なしの鋏カット・レター・シザーズ』、つったな。それじゃあお前のトラウマは・・・」

霧崎(GM):「それ以上はもう、黙っててよ」霧崎はそう言うと、鋏を両手で持って体の前で構える。逃げた愛川と穂野村を追うために、まず障害物をどかすことに決めたようです。

正義:「・・・面白い。これが俗にいうヤンデレってやつかい」


穂野村:マジかよ~・・・敵親友かよォ~・・・。これはまた・・・。

GM:正義さんの敏捷は・・・霧崎よりも遅いですね。

正義:まあな。

GM:なら霧崎君からの行動です。

正義:さっきせっかく出来た隙は愛川が逃げるのに使っちゃったからなぁ・・・。

GM:こちらは既に能力を発動しているので、すぐに攻撃することができます。それでは霧崎の攻撃です。霧崎は大きな鋏を振り回して、正義さんを横に吹っ飛ばそうとするよ。

正義:ガハッ!

GM:まだダイス振ってませんから当たってませんw成功したらそうなるけどw


GM:ではダイスロールを行きます!鋏を振り回す!(コロコロ・・・)90!ぐっ、出目悪っ・・・失敗!


正義:「どうしたぁ・・・?そんなもんか・・・?」


穂野村:煽っていくスタイル。

GM:では正義さん、行動をどうぞ。

正義:カポエラとか使えねぇ?脛の部分にビームサーベルがついてるとかない?

GM:・・・・・・・。

正義:ごめん冗談。

穂野村:どう考えても無理でしょw

正義:さて、どうしようか・・・。GM、今この場には私と霧崎の二人だけだよな?

GM:はい、そうですね。穂野村君は愛川を追っかけちゃったので。

正義:・・・三十六計逃げるが勝ち。ってやつだな。というわけで上に逃げる。

GM:階上に逃げるんですか?

正義:私が囮になるというわけだ。しかし・・・身一つだけだと、少しキツイな。イタリアやロシアで色々仕込んできたとはいえ・・・。ここは能力を使うか。

GM:ていうか正義さんの過去って凄いよねwちょっと後で設定教えてw

正義:いや、割とその場その場で適当に考えてるからw


正義:「ちぃと格好つけ過ぎちまったか・・・。だがそれでも!この私が!誰も!お前の手なんかにかけさせやしねぇ!」このセリフだ。(キリッ)


穂野村:格好良く決めていく。

正義:GM、能力を発動するのと、逃げるのは一緒に使えないんだよな?

GM:そうですね。能力発動には、1ターンかけてもらいます。

正義:やっぱり使えないか・・・能力名を詠唱して1ターン、逃げるで1ターン使って合計2ターンかかるわけだな。

穂野村:うん。そうみたいだね。

正義:それなら先に発動をさせておくか・・・。


霧崎(GM):「君には興味ないんだ・・・そこを通らせてよ」

正義:「私もお前に興味はない」


正義はカードを懐から取り出し、能力を発動する!


正義:「だから・・・・逃げさせてもらう!」

霧崎(GM):「・・・それが、君の能力?やっぱり君もここで殺しておいた方がいいのかな・・・?」

正義:「そんな攻撃じゃ、私を捕まえられねぇぜ・・・・もっとも・・・男に追いかけられる趣味なんぞはないけどな!!」


カードが光輝き、薄暗い廊下がその僅かな光に包まれた。


正義:「いくぜ!覚悟しなヤンデレ野郎!」




~正義英雄VS霧崎優人:戦闘結果~


霧崎:鋏を振り回す→90(失敗!)

正義:能力発動→??(成功!)

霧崎:鋏を振り回す→27(成功!)

正義:回避→??(クリティカル!!)


・・・・・中略・・・・・


正義:??(クリティカル!!)

霧崎は階段から転がり落ちた!


正義はこの戦闘で、霧崎に合計5のダメージを与えた!

~戦闘終了!~




穂野村:ヤバい正義さんのイケメンっぷりが半端ないwww完璧に攻撃をよけて、完璧に仕留めにいったねwww

GM:クリティカル2個とかwww

正義:ダイスの女神さまが微笑んでらっしゃるwww


霧崎(GM):「痛いなぁ・・・よくもやってくれたね・・・」階段の下で霧崎が呻き声を上げながら立ち上がる。


正義:にっげろぉぉぉ~!!これだけダメージ与えとけば、こっちしか追ってこないだろ。で、私は上に逃げる。ここは敢えて2階でいいかな。


正義:「じゃあなヘタレ!」

挿絵(By みてみん)

GM:というわけで、戦闘終了です!お疲れ様でした!

穂野村:じゃあ戦闘が終わったから、ぼくは皆を呼んでくるよ!




(~全員がテーブルに戻る~)

黄金医:お疲れ~どうなった?

穂野村:GM、これどこまで言っていい?

GM:あ、自分が説明します。正義さんは、素晴らしい身のこなしで、霧崎に5のダメージを与え、『じゃあなヘタレ!』と言って、2階に逃げました。

正義:ひやひやしたぜ・・・。

穂野村:神がかってたよw

赤星:やるじゃない。

占部:ここでワンチャンス、キャラロストする可能性あったからな。

正義:序盤からキャラロストとかマジ勘弁。

黄金医:正義さんが囮になって霧崎君を引き付けて、穂野村君が逃げた愛川ちゃんを追ったんだね。

GM:さて・・・穂野村君がどうなったのかも気になりますが、先に赤星さんと占部君のパートに行きましょうか。

占部:ああ、福内が上がって来るところからだな。




~3ターン目~


~赤星・占部:3階音楽室~


福内(GM):「おーい、皆~!」と福内が音楽室に入って来ました。


黄金医:入って来たぁ~。


福内(GM):「会えて良かったぜ~」

占部:「福内、ガラス被ったんだろ?大丈夫だったか?」

福内(GM):「ああ、ちょっと痛かったけど思ったより怪我はなかったしな。ていうかよく考えてみたら、チクッとしただけで全然痛くねぇ」


黄金医:そうだよね。物理的なダメージは『トラウマ』を使ったダメージより低いもんね!

赤星:全くないわけではなさそうだけどね。この前は8ダメージが2ダメージにされたし・・・。

占部:1/4ダメージだったな。

正義:前は・・・・ね。

占部:取り敢えず福内は3階に上がっている間に怒りは収まったみたいだし、放っておこう。

一同:www

赤星:私は心実の心配をしているわ。

占部:福内を放っておく前に、一つだけ聞いておこう。


占部:「福内、ここに来る途中で誰かに会ったか?」

福内(GM):「そういえばお前らが窓を割る前に、2階の階段の踊り場に、愛川と霧崎がいるのが窓から見えたぜ」


赤星:チラッと見えたのかしら。

GM:福内君はちょうど音楽室の真下を歩いていて、そこから霧崎と愛川の姿を見て立ち止まった瞬間、上からパリーンと音がして見上げてみたらガラスがドシャドシャ降ってきた。ということです。

穂野村:あれ、誰か階段を下りてきてる~あ、あいつらじゃーん。パリーン。ギャ――って感じですね。

黄金医:かわいそうにwww不幸すぎねwww?

正義:タイミング悪すぎだろwww

占部:まあKYだからいいんだよ。

正義:まあな。

穂野村:まあな。で済ませられるレベルwww

赤星:KYの扱いェ・・・。

占部:しかし・・・どうしようかな。ここを下りたら俺が危ないことになりそうだし。

黄金医:霧崎君は正義さんを追って上に上がって来るはずだもんね。

占部:皆と一緒に固まっとくか。その方が安全だ。後は・・・適当に能力を使っておくか。経験値が上がるかもしれない。

赤星:あ、私も使うわ。あ、でも能力発動したら、能力名聞かれちゃうのかしら。

占部:俺は別に聞かれてもそこまで困らないけどな。俺の能力そんなに重要でもないし。

黄金医:そういう事言うなよ~w

赤星:じゃあボソッと呟いて、能力を発動するわ。

GM:ちなみに能力を発動する時は、体の一部がカードに触れていないといけません。

赤星:オッケー。

占部:使う対象誰がいいかな・・・今ここにいるのは、宇都宮耶麻人、古倉縁、音梨心実、樫沢祐樹、福内空梧、それと赤星楓か。

挿絵(By みてみん)

占部:よし、音梨ちゃん対象にして能力を使おう。

赤星:で、ダイスを振るのよね。

占部:もう成功率振り分けられた値は事前に貰ってるからな。それを見て振ればいいわけだ。(コロコロ・・・)成功。

GM:それでは個人チャットで情報を送っておきます。

占部:了解。

赤星:私も振るわ。でもその前に、占部君が何を呟いたか『聞き耳』してからね。

一同:wwwwww

占部:できるものならやってみな~。

赤星:(コロコロ・・・)どう見ても失敗。じゃあ諦めて能力を使うわ。

GM:どうぞ。

赤星:(コロコロ・・・)こっちは成功。工具箱召喚。ポン。

一同:www

穂野村:ハッ、工具箱が出てきた!

黄金医:なるほど、そういう能力か。

占部:てか、わっかりやすっ。

正義:確かにwww

GM:では、占部君と赤星さんの能力発動時、二人の発音した能力名が聞こえたか、その場にいたNPC全員で『聞き耳』ロールです。

一同:wwwwww

占部:怖ぇぇぇwww全員『聞き耳』するとかwww二人くらい分かりそう・・・。


古倉→失敗

宇都宮→失敗

音梨→失敗

樫沢→失敗

福内→失敗


占部:よっしゃ!守りとおしたぜ!

赤星:能力の経験値は入る?

GM:入りますよー。でも今するとややこしいことになるので、経験値ロールは夢が覚めてからでお願いします。

占部:あ、はーい。

赤星:わかりました。

正義:そういうことね。

GM:では工具箱を出した赤星に対して、音梨がまず反応します。


音梨(GM):「わ・・・楓ちゃん、何それ・・・すごいね・・・」

赤星:「ただの工具道具よ。能力で出したね」

宇都宮(GM):「工具箱か・・・便利そうだな」

福内(GM):「でも戦闘には使えなさそーだな」


正義:いや、スパナで敵を殴るとかあるだろ。

穂野村::そういうヒロインがいたなぁ。最強な主人公がスパナでぶん殴るっていう。

黄金医:撲殺天使かな?

占部:まだ俺より戦えそうだ。

赤星:そうね。

一同:www

黄金医:そんな自分の能力を卑下すんなよ~w

占部:いや・・・俺の能力今のところ「使ったところで・・・」感が半端ないから。暇だから使ってみたけど。

赤星:まあ私も似たような感じだけどね。

GM:では赤星さんの能力を見せてもらったことで、そこにいた皆の赤星さんに対する警戒心が少し薄れました。

穂野村:いいな~。

GM:それでは穂野村君パートに行きましょうか。

黄金医:愛川ちゃん追跡パートだね!

穂野村:行こうか・・・他の人はいいよねまだほのぼした感じでさぁ!

一同:www

GM:プレイヤーの中で一番ほのぼのとしたキャラが、まさかの巻き込まれだもんなぁ・・・www




~2ターン目・・・3ターン目~

~穂野村:1階廊下~(正義さんは現在、霧崎と戦闘中・・・)

GM:穂野村君は1階にいるんだよね?

穂野村:そうだね。


穂野村:「早く、愛川さんを追わないと!」


GM:穂野村君は愛川の後を追おうと廊下の方を見た時、愛川が電気室に駆け込む姿を目撃しました。ちょっと遅れて、その教室からバタンッ、という音も聞こえます。

挿絵(By みてみん)

GM:どうしますか?

穂野村:いや~・・・行くっしょ。見ちゃったし。

GM:では後ろから聞こえる、正義さんと霧崎の攻防を後に、穂野村君は電気室に向かいました。


バン!(ドアを開ける音)


穂野村:「愛川さん!」


GM:穂野村君は電気室に駆け込んでいった・・・しかし、教室には、誰もいなかった。


穂野村:「・・・え?」


黄金医:あるぇ?いない?


GM:教室の中には、机、PCに電力を共有する装置、ロッカー、掃除道具入れ・・・などがあります。


占部:電気室の中に入ったのは間違いないんだよな・・・。きゃー、電気室に入る、少し遅れてバタンッ、で、入ると誰もいない・・・。

穂野村:で、教室の中にあるのは、机、PCに電力を共有する装置・・・ロッカー、掃除道具入れ・・・!

占部:愛川がいるのはロッカーか掃除道具入れの中だ!

穂野村:絶対そうだね!・・・で、どうしよう。

赤星:どうするの?開けたらそこから愛川さんの能力で、巨大な腕が・・・みたいなこともあり得るかもしれないわよ?

穂野村:あぁ~怖いわ~・・・。ていうか、ぼく「愛川さん!」って叫んで教室に入ったけど、それについて何か反応とか返ってこない?

GM:あ、確かにそうですね。じゃあ穂野村君は、教室のどこかから声が聞こえる・・・・。掃除道具入れの中からだ。


愛川(GM):「だ、誰!?」

穂野村:「穂野村だよ!穂野村空馬!愛川さん、怪我はない?」

愛川(GM):「ほ、穂野村君・・・?優君は・・・?」

穂野村:「今、正義君と戦っ・・・」


黄金医:戦っ・・・www

占部:ここは正義が霧崎を止めてるって言っとこうw

穂野村:そうだねw『戦ってる』っていう言い方はやめよう(汗)


穂野村:「正義君が今霧崎君を止めてるんだ!だから大丈夫だよ!」

愛川(GM):「そうなの・・・?」


穂野村:怪我してるんだったら『応急手当』があるし、出てきてもらいたいんだけど・・・。

占部:でもこれ愛川が闇落ちしちゃうパターンじゃね?

黄金医:やめろぉ!僕の愛川ちゃんが・・・!

赤星:あんたのじゃないでしょwww確かに一番好感度は高いけどw


愛川(GM):「なんで・・・なんでこんな事になっちゃったの・・・?」


GM:『うっ・・・うっ・・・ふ・・・』愛川の泣き声が、掃除道具入れの中から聞こえる・・・。


穂野村:だよね~・・・何でこんな事になっちゃったんだか・・・。

占部:これ愛川ちゃん新たなトラウマできちゃったな。幼馴染みに殺されかける。

正義:トラウマすぎるwww

黄金医:でも何で霧崎君は愛川ちゃんを襲ったんだろう?これ以上危険な目に合わないように早めに愛川ちゃんをリタイアさせたかったとか?

赤星:いえ・・・多分、霧崎の目的は、愛川さんのトラウマを・・・。

穂野村:とにかく、愛川さんを安全な場所に避難させないと!


穂野村:「愛川さん、出てきてもらってもいい?」と、掃除道具入れに近づいて声をかけます。

愛川(GM):「うん・・・」カチャリ、と掃除道具入れの扉が開き、暗闇に光る愛川の目がチラリと見えた。


GM:その時、あなたは、ある音を聞く。


穂野村:な、何だよ・・・。


GM:教室の外から、その音と・・・声は聞こえてくる・・・。


穂野村:うん・・・・何ぞや。もうこれ以上怖いのは勘弁してよ・・・。


GM:こつり、こつり・・・という足音と・・・何か鼻歌のような・・・どこかで聞いたことがあるような曲・・・その音が、廊下の壁に反響して、あなたのいる教室に近づいてくる・・・。




コツリ・・・コツリ・・・コツリ・・・

『チョッキンなー・・・チョッキンなー・・・、キーちゃんのくーびをチョッキンなー・・・』




一同:うわあああああああああああああああああああああああ!!!!


霧崎優人 能力発動、正義英雄と戦闘

正義英雄 戦闘後、2階へ逃走

占部真  音梨心実に対して能力発動

赤星楓  能力発動、工具箱召喚

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