彼女にいつも守ってもらう彼氏って、皆から見てどうなんですかね?
”彼女にいつも守ってもらう彼氏って、皆から見てどうなんですかね?“
僕の彼女、”柔道黒帯でめちゃめちゃ強いんです。“
僕なんか簡単にコテンパンにやられてしまうぐらい最強に強い。
だから彼女と喧嘩にならないように何時も彼女を煽てていたけど、
たまにどうしても僕にも引けないモノもあって、彼女に負ける
と分かっていても喧嘩を売ってしまい、口喧嘩なら僕の方が強い
んですけど、喧嘩になると絶対に彼女に勝てる訳もなくいつも
痛い目に遭ってしまう。
どうしたらこんな彼女に僕が勝てますかねって相談を彼女のお母さん
に相談したら?
彼女の意外な弱点をお母さんから聞く事が出来たんですよ。
『”また明音に喧嘩で負けたの? 島君。“』
『・・・ああ、はい。』
『一度ぐらい男なら明音と喧嘩して勝ちたいわよね!』
『そうなんですよ、お母さん!』
『”まだあなたのお母さんじゃないけど、あの子の弱点を一つだけ
教えてあげるわ! あの子には絶対に内緒よ。“』
『勿論です、お母さん!』
『だからワタシは、まだあなたのお母さんじゃないって。』
『僕、頑張ってみます!』
『まあ~やれるだけやってみなさい!』
『はい!』
僕は彼女のお母さんに彼女の弱点を聞き、早速家に帰って彼女に
喧嘩を売ってみた!
『あのさ、前からずっと言おう言おうと想ってたけど、僕の事!
絶対に舐めてるよな!』
『はぁ!? 何言ってんの?』
『今すぐ僕に土下座して謝ってくんない?』
『アンタさー誰に言ってんのか分かってる?』
『そんな怖い顔しても知ってんだからな、幼稚園の時好きな男の子に
バレンタインのチョコあげようとしてチョコをその男の子の前で
落として大泣きしたらしいじゃん!』
『えぇ!? なになに? 誰から聞いたの? また私のお母さんに
会いに行って聞いた訳?』
『”僕のお母さんでもあるけどね。“』
『いやいや? まだ結婚してないでしょ! 怖いんですけど。』
『怖くないって、僕は絶対に明音と喧嘩して一度でいいから勝ちたいんだよ!』
『もうーそれが男らしくないよね。』
『えぇ!?』
『別にいいじゃん! 男でも喧嘩弱くても胸張ってりゃいいのよ!』
『・・・明音、』
『”私が晴太を一生守ってあげる!“』
『それって? 逆プロポーズとかなの?』
『ばーかー! うるさい! もう黙れ!』
『そんな照れるなよ~』
『だから、照れてないって!』
『”でも僕と明音は本当に何でも気が合うんだよな~こんな喧嘩しても
直ぐに仲直りしてさ、僕にとって明音は安心できる場所だよ。“』
『・・・晴太、』
『だからこれからもいっぱい喧嘩して仲直りして長く付き合って行こうな。』
『・・・うん。』
・・・でもこの日は、結局口喧嘩にもならなかった。
それでも僕は彼女が居るから幸せなんだ。
いつも彼女に守られてるけど、いつか僕が彼女を守れるように
なるのが僕の夢だ!
顔を合わせればいつも喧嘩ばかりだけど、これからも僕の事
よろしくお願いします。
”喧嘩が強い彼女は僕の自慢の彼女なんだからね。“
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




