表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方水鏡華  作者: NOVE
STAGE 0:START THE GAME
6/13

第5話 能力を把握しよう

短編系です。次回も同じような感じです。


「能力を把握したい。」


幻想郷に来てから3日目。魔理沙の来訪イベントを終え、キョウは自身に身についた能力のことについて考える。


「そうね。ここ(幻想郷)で生きていくためにはまずそれをするのが1番いいわ。自分が何を出来るか、どのくらいが限界なのか。それを知るに越したことはないわよ。」


そう話すのは、博麗 霊夢。キョウを人喰い妖怪から助け、神社に匿ってくれたチート巫女である。


「限界ならもう分かってる。一度に出せる鏡の枚数は3枚。時間経過で回復する。クールタイムがどんくらいかは計らねぇと分からんが。」

「じゃあ、それから計りましょう。」

「もうやってる。」

「?」

「さっき魔理沙を助けた時に鏡3枚出しただろ?あん時からずっと頭ん中で秒数数えてんの。」

「はぁ?そんなんやってもどっかでズレるわよ。」

「ズレない。秒読みには自信があるんでね。ストップウォッチで1分頭ん中数えて押した時の記録60.001だったし。」

「『すとっぷうぉっち』ってのは分からないけど、貴方も随分化け物だってことは分かったわ。」

「俺はお前らに比べたらかなり人間してると思うが.....……!」

「どうしたの?」

「能力が復活した。どうやら3枚同時に復活するっぽい。クールタイムは30分か。長ぇな。」

「まぁ妥当じゃないかしら?能力が強くなる可能性だってあるし、話を聞いた限りそのままでもかなり破格の性能をしているしね。」

「...あれ?もう1枚出せた。」

「言ったそばから...。やっぱり外来人って皆そうなのかしら。」

「皆?」

「前にも外来人を保護したことがあるのよ。そいつの能力もかなりぶっ壊れだった覚えがあるわ。その外来人は幻想郷にはもう居ないけど。」

「居ない?死んだのか?」

「いいえ。帰ったのよ。」

「外の世界にか?」

「ええ。証拠隠滅の為に記憶と能力を消して。」

「んな事出来んのかよ...」

「私じゃなくて知り合いの妖怪ができるのよ。」

「なるほど……って何だよそれ!!そんなことできるバケモンが幻想郷に居んのかよ!」

「居るわ。だから言ったでしょう。『気を抜くと死ぬ』って。」

「マジか...」


そんな会話をしていると、


「霊夢〜。そろそろ---」

「ああ分かったわよ!!ほら!」

「お、これこれ。やっぱ持つべきは気のいい友人だよな!」


魔理沙が霊夢に和菓子をねだっていた。


「お金払ってよね。」

「嫌だぜ。」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()のはどこの誰かしら?」

「ちぇっ。仕方ないのぜ。ほら。」

「分かればいいのよ。」


お金を受け取った霊夢は上機嫌そうにそう言った。

その時、キョウは霊夢に前から気になっていたことを質問した。


「っつーか、名前が『鏡』だから能力も鏡ってか?短絡的過ぎねぇ?」

「バカね。古来から『名前』には力が宿るって言われているのよ。」

「ああ、そういう感じね。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「能力の詳細が分かった。

・光と魔に関するものを反射できる、物量を伴う鏡を最大4枚(今後増える可能性大。)出せる。

・クールタイムは30分(今後減る可能性あり。)

・鏡は半径10m圏内なら自由に操作可能。(今後範囲が広まる可能性あり。)

・鏡は大きさを上限面積25㎡、下限面積25cm²として自由に変えられる(今後上限、下限共に広まる可能性あり。)

っと、今はこんな感じだな。」

「随分と早かったわね。」

「まぁ試すことは決めてたからな。」

「キョウ〜。八卦炉はいつ直してくれるんだ〜?」

「もうちょっと待ってくれ。今行く。」

「よっしゃ!!」


魔理沙はガッツポーズをすると、


「キョウは魔法使いの才能もある。適正を見てやるぜ。」


と言った。


「ありがたいが、どうやって見るんだ?」

「それ用の魔法を使う。こっちに来てくれ。」

「了解。」


キョウは短く答え、境内に向かった。

能力の説明回です。次回は魔法講座・八卦炉修理。

面白いと思って下さったら、お気に入り登録・ブックマーク登録お願いします。作者が狂うように喜びます。また、これからも『東方水鏡華』をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ